［TGS 2017］4Gamerブースのリングで美少女（化）選手が激突。今年も「リングドリーム」コラボ試合が行われ，第3回リンドリ主催興行の12月16日開催が発表に

　今年もプロレスの時期がやってきた。ご存じの読者もいるだろうが，4Gamerではここ数年，東京ゲームショウ会場にブースを構え，昨年からはちゃんとしたリングを設営したうえで，DDTプロレスグループ提供によるプロレスの試合をお送りしている。しかも全日程で。
　およそゲームメディアらしからぬ気もするが，「試合」の英語訳は「GAME」。つまり，そういうことだ。


　なかでも東京ゲームショウ2017の2日目（2017年9月22日）には，サクセスのブラウザゲーム「リングドリーム 女子プロレス大戦」にて，美少女キャラクターとして描かれている選手が一堂に会する特別試合が行われた。サクセスの松田秀夫氏も登壇（リングイン）しているので，これは胸を張ってゲームのイベントと言っていいだろう。
　「プロレスラーを美少女化？　え，何，どゆこと？」という人は，とりあえずそういうコラボ企画だと思ってくれれば大丈夫。

サクセス 松田秀夫氏（右），DDTプロレス アシスタントプロデューサー 今林久弥氏（左）。松田氏は現在，リンドリのプロデューサーを止め，“特命係長”に就任しているとのこと。主な業務は「いろんなところで上がっている火を消す」ことだそうです。え，何，どゆこと？

つい先頃，DDTプロレスがサイバーエージェントのグループ会社となったことが報じられたが，さっそく松田氏がそのニュースに触れると，今林氏は「僕達の絆は何も変わらないですよ！」

　そんなゲーマー注目の対戦カードは「KUDO＆高尾蒼馬＆ヨシヒコ vs. 石井慧介＆大石真翔＆チェリー」。昨年の記事でも書いた気がするが，おそらく体重が1キロに満たないと思われるヨシヒコ選手の“人間離れ”した独特のムーブが焦点となる6人タッグマッチだ。

昨年のTGSで美少女化の権利を獲得したチェリー選手（実際に女子選手なのに）は，セーラー服風コスチュームで登場。出場選手の最年長であることを散々いじられるも，男子選手を相手に大健闘を見せた

「チーム・ドリーム・フューチャーズ」の盟友だった石井選手と高尾選手のマッチアップ。打点の高いドロップキックをはじめ，激しい肉弾戦を繰り広げた

大石選手とヨシヒコ選手は技巧派らしく，熾烈な読み合いから返し技の応酬を展開。玄人好みのレスリングに，ブースに詰めかけたゲーム業界人（ビジネスデイ）が沸いた

DDTを象徴するストライカー，KUDO選手。なぜかチェリー選手にことのほか厳しく当たり，「年増」コールを煽る。ヨシヒコ選手との合体技も容赦ない

普通の人間であれば苦悶の表情を浮かべるであろう関節技にも，ヨシヒコ選手のポーカーフェイスは一切崩れない。柔軟な肉体が唯一無二の武器だ

石井選手の野球チョップに対して，KUDO選手はカズダンスからのキックで反撃。この日のKUDO選手は新鮮なムーブを披露していた

ヨシヒコ選手の空中殺法が大石選手にクリーンヒット。人間離れした身軽さもヨシヒコ選手の特徴だ

コーナー串刺し攻撃からの雪崩式合体パワーボムを叩き込み，大石選手がえげつない角度でみちのくドライバーへ。グロッキー状態のヨシヒコ選手にトドメを刺したかに見えたが……

ヨシヒコ選手は奇跡的に息を吹き返す！　チェリー選手と石井選手を場外に追いやり，残る大石選手に得意技，輪廻転生（人工衛星式ウラカン・ラナ）を決めて，3カウントを奪った

　しかも，試合終了後には「リンドリ」の最新情報が発表されている。
　まずはチェリー選手とほか2名の選手が，年内にリンドリのゲーム内に登場するとのこと。なお，気になる2名の選手は10月22日に予定されているDDTプロレス後楽園ホール大会で明らかになるようだ。


　さらに第3回となるリングドリーム主催DDTプロレス興行が，東京・練馬区の「としまえん」で開催されることが発表。開催日時は12月16日14：30〜17：00の予定で，としまえんの入園料のみでプロレスも楽しめるとのことだ。

「愛」は「逢い」よりいでて3 公式サイト

　ちなみに，松田氏によると「お菓子を投げてくる妖精」も登場するということだが，何が何だかさっぱり分かりません……。
　とにかく，詳細は公式サイトで確認してほしい。これからのリンドリ，DDTプロレスに期待しかない！

「リングドリーム 女子プロレス大戦」公式サイト