独特のプレイ感覚にハマる。iOS向けパズル「少女と騎士とじゃんけんぽん:ダンジョンブロック」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第202回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介するのは，iOS向けパズルゲーム「少女と騎士とじゃんけんぽん:ダンジョンブロック」だ。
　悪魔へのいけにえとして捧げられた少女を救うため，悪魔が住む火山へと向かった勇敢な騎士。死闘の末，騎士は悪魔を溶岩に落とし少女を救出するが，彼は突然現れた恐怖の影に飲み込まれてしまった。
　1人残された少女は，自分を助けてくれた騎士を救うため，勇気を振り絞ってダンジョンへと向かう。

本作の価格は85円（税込）

「少女と騎士とじゃんけんぽん:ダンジョンブロック」ダウンロードページ（App Store）

　本作は，「じゃんけん」のルールを利用してブロックを消すというシステムが特徴だ。まず起点となるブロックをタップして選択し，そこから「選択したブロックにじゃんけんで負ける」ブロックへと指をスライドさせ消していく。例えば最初に「パー」のブロックを選んだなら，そこから上下左右のいずれかにある「グー」のブロックを選べば，パーとグー2つのブロックが消える，といった感じだ。選んだブロックは，画面から指を離したときに一斉に消える。こうして複数個のブロックをつなげることで「コンボ」が発生するので，可能な限りブロックをつなげていこう。

　また，同じブロックが縦または横に4個連続して並ぶと自動的に消えるほか，同じブロックが集まって正方形や長方形の形になると1つの「大きなブロック」に変化。大きなブロックは，ほかのブロックと関係なくタップするだけ消すことができる。どちらもブロックが消えるとステータスやスキルアップに使えるゲーム内通貨「ゴールド」がもらえるので，チャンスがあれば積極的に狙っていこう。

ブロックを消すと，そのスペースを埋めるように上から新たなブロックが降ってくる

　本作でプレイできるモードは「ダンジョン」「スピード」「サバイバル」「バトル」の4種類。
　メインとなる「ダンジョン」モードは，冒頭で触れた「少女が騎士を助けにいく」というストーリーを追いながら，魔物とじゃんけんパズルで対決していくというものだ。
　ダンジョンには各フロアに1匹ずつ敵がおり，この敵とパズルで勝負することになる。敵はHPが設定されており，ブロックを消すことでダメージを与えられる仕組みだ。これを繰り返して敵を撃退すれば，さらに下の階層へと進んでいける。

ダンジョンは全200ステージの大ボリューム。途中に強力なボスも待ち構えている

　敵とのバトルで重要なのは「素早い操作」と「コンボ」だ。バトルではHPのゲージがなくなった方が負けとなるのだが，プレイヤーが勝った場合でもHPバーは一定量しか回復しないので，無駄なダメージはできるだけ避けたい。勝利濃厚な状態でも，素早く操作して敵を撃破することが重要になるのだ。

　そして攻略のキモとなるコンボ。プレイヤーは，バトル中のコンボ数に応じて，特殊効果を持つ「スキル」を発動できる。例えば，コンボを7つつなげば画面上に爆弾が出現。これはタップで周囲のブロックが消えるほか，敵に大ダメージを与えることができるのだ。
　どのコンボ数でどんなスキルが発動するかは，メニューの「SKILL」から確認可能。ゴールドを使えばスキルの強化もできるようになっている。

敵を倒して経験値が溜まると，プレイヤーのレベルが上昇しステータスアップ。レベルはゲームオーバーになっても引き継がれるので，倒せない強敵が出たらダンジョンの初めから再挑戦するのもいい。ゴールドでステータスの強化も可能だ

　ダンジョン以外のモードも簡単に説明しておこう。「スピード」は「グー」「チョキ」「パー」の大きなブロックを作って消すまでの時間を競うモード。「サバイバル」は，大きなブロックを制限時間内に指定数作成する。「バトル」は，Wi-FiやBluetoothを使ってほかのプレイヤーと競うモード。ゴールドを使えば，Game Centerでほかのプレイヤーと対戦することも可能だ。


　じゃんけんというシンプルな遊びをベースに作られたゲームだが，その奥深さはかなりのもの。頭の中で「まずグーがあるここからスタートして，このチョキでパーに勝つ！」と，画面を見ながら経路を考えるのがなかなか新鮮で，そこにバトル要素があるものだから，見事にハマってしまった。
　少女のレベルと同時に，プレイヤーのレベルもあがっていくこの感覚はかなりの快感だ。85円というリーズナブルな価格のうえ，遊べるモードもたくさんあるので，ぜひ本作を味わってみてほしい。

著者紹介：トリスター＆オクムラワタル
平成生まれのゲーム野郎。ファミコンとともに幼年期を過ごし，ゲームによって育てられた存在。ジャンルを問わずゲームを愛しており，FPSから恋愛シミューレーションまでなんでもいじる。ちなみに説明書は読まない派である。

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