噂の“Steam Box”の姿がついに明らかに。ValveとXi3がSteamのBig Pictureモードに最適化した小型PCを共同開発

　Valveが開発を進めているという噂のハードウェア「Steam Box」（仮称）だが，このたび「SteamのBig Pictureモードに最適化したハードウェア」をValveとXi3が共同で開発することが発表された。ラスベガスで現地時間の2013年1月8日に開幕するイベント，2013 International CESにおいて，ValveおよびXi3のブースに展示される予定になっている。

Xi3の製品である「Modular Computer 5 Series」。新たなハードウェアがこのような形になるのかは，現時点で明らかになっていない

　ハードウェアに関する詳しい情報や発売時期，価格などは明らかになっていないが，Steamの使用を前提にデザインされており，Big Pictureモードに最適化することで，家庭の大型テレビに接続してゲームをプレイできる。ハードウェアそのものは非常にコンパクトで，発表されたリリースによるとグレープフルーツほどの大きさ（grapefruit-size）になるようだ。

　Xi3は2010年にユタ州のソルトレイクシティで設立されたPCメーカーで，小型PCの製造/販売を行っているが，新たなハードウェアは同社の「Modular Computer 7 Series」（X7A）をベースにしているとの報道もある。同社の製品については，公式サイトや掲載したムービーを参照してほしい。


　本日（2013年1月8日）掲載した記事でもお伝えしているように，NVIDIAがポータブルゲーム機「Project SHIELD」を発表し，またAndroidを搭載した安価なコンシューマ機「OUYA」も出番を待つなど，2013年，ゲームをプレイできるハードウェアは驚くほどの広がりを見せそうな雰囲気になってきた。続報が発表され次第，お伝えしたい。