伝説（？）の腐れ神と同居。Android向け育成シミュレーション「┌（┌ ＾o＾）┐＜ホモォいじり」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第140回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　「ホモォ」，それはネットから生まれた。男性の登場人物同士が愛し合う「ボーイズラブ」（BL）作品をこよなく愛し，BLグッズを心の栄養とする女性「腐女子」をキャラクター化したものである。「ホモォ……」と鳴きながら4本脚で動き回る姿を描いたイラストやアスキーアートに見覚えがある人も多いだろう。今回は，そんなホモォを育成するAndroid向けゲーム「┌（┌ ＾o＾）┐＜ホモォいじり」を紹介しよう。いろいろと突き抜けた作品だ。

これが別名「腐れ神」ことホモォの艶姿。鳴き声は意外とかわいい

「┌（┌ ＾o＾）┐＜ホモォいじり」ダウンロードサイト

　ゲームの内容は単純だ。画面下の「世話」ボタンから選べる「えさ」「ふろ」を実行して，画面上にある「萌え」と「世間体」という2つのゲージを上げていく。
　ホモォはBLによる「萌え」が生きがいなので，「えさ」であるBL系グッズを与えないでいると，瀕死の状態になってしまう。また，長時間風呂に入らずにいても「世間体」が無くなって，社会的に死んでしまう。瀕死の姿は見るに耐えないので，ちゃんとお世話しよう。

ゲーム開始時，必ず見ることになる瀕死の姿。早急にえさとふろを与えよう

えさを与えたときのリアクションが案外かわいい

　世話をすると経験値が入り，経験値が一定値に達するごとにレベルが上がる。レベルアップすると育成資金「諭吉」がもらえるので，メニューの「ショップ」から「えさ」となるBL系アイテムを購入しよう。高いえさほど得られる経験値が多いが，あまり贅沢するとレベルアップまでに所持金が尽きるので，所持金と要相談だ。なお，「ふろ」の実行に諭吉は必要ない。

えさアイテムの中でも，特に期間限定のアイテムは見逃せない。アイテムの説明文やイラストへのツッコミは無粋だ

　一定のレベルに達したり，期間限定のえさアイテムを与えたりと，特定の条件を満たすとホモォは進化し，より神々しい（と思われる）姿になる。その愛らしい姿を拝みつつ，進化のたびに得られる称号を集めていこう。TwitterやFacebookとの連携もメニューの「設定」から可能なので，友人と成長ぶりを報告し合うといい。これもホモォブリーダーのたしなみである。

称号一覧画面で見られる説明文は，思わず力が抜けるアレな感じ

設定画面の「育てなおす。」を選ぶと，集めた称号などもすべてリセットされるので注意

　「萌え」と「世間体」のゲージが最大のときは「えさ」や「ふろ」を与えることはできない。まめにホモォの様子をチェックして，ゲージが減っていたら可能な限り高価なえさを与える，というのがスピード育成のコツだ。
　とはいえ，必死になって育てていると，「なんでそんなに生き急ぐの」「この生物になんでそんな必死に時間を割かにゃならんの」といった，優しいような，むなしいような気持ちになることも事実。ゆるく長く，熟成させるがごとくじっくりと育成を楽しむのがいいだろう。

「萌え」最大時の，赤くなってあらぶるホモォの姿は必見。また，画面をタッチする（し続ける）と，ホモォは心臓に悪い顔でこっちを見て鳴いてくれる。これもある意味癒し

　アイテムや進化のバリエーションに，思わず心の中でツッコミを入れてしまうこと請け合いの本作。笑いと癒しの補給源として，世間の冷たい風で心荒んだ人にオススメしたい。なお，実際の腐女子は決してホモォのような究極生物ではないので，その辺だけは勘違いしないでいただけると，我々が怒られずに済むのでありがたい。

著者紹介：トリスター＆カイゼルちくわ
　ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング＆ガンシューティング好きだが，家に帰ればパソコンのFPS（ファーストパーソンシューティング）も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

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