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発売日が6月27日に決まった「討鬼伝」のイベント,「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」の模様をレポート
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印刷2013/04/01 12:04

イベント

発売日が6月27日に決まった「討鬼伝」のイベント,「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」の模様をレポート

「討鬼伝」プロデューサーの小笠原健一氏(写真左)と、同ゼネラルプロデューサーの鯉沼久史氏(写真右)
画像集#001のサムネイル/発売日が6月27日に決まった「討鬼伝」のイベント,「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」の模様をレポート
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 コーエーテクモゲームスは2013年3月30日,東京都内で「討鬼伝」PlayStation Vita/PSP)のイベント「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」を開催した。本作でプレイヤーは「モノノフ」という組織に所属するルーキーとなって,鬼達との戦いに挑む。
 今回のイベントでは,「こちら」の記事でお伝えしたように,討鬼伝の発売日が6月27日に決定したことや,ソフトとオリジナルデザインのPS Vita本体(Wi-Fiモデル)をセットにした「PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄」が数量限定モデルとしてリリースされること,PS Vita向けの体験版が4月2日に配信されることなどが発表された。本稿では,討鬼伝の開発スタッフのプレゼンテーションが行われた第壱部「披露」と,実際にゲームを試遊できた第弐部「討伐」の模様をレポートしていこう。

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会場内に展示されていた「PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄」の実機サンプル
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 第壱部「披露」は,本作のゼネラルプロデューサー 鯉沼久史氏の挨拶で幕を開けた。鯉沼氏は討鬼伝について「ω-Forceが久しぶりに手がける完全新作タイトルです」と話し,さらに「ω-Forceは“新しいジャンル”にチャレンジするチームで『無双』シリーズというヒット作を生み出しましたが,新作を作りたいという思いがあり,今回ハンティングアクションを選択しました」と開発の経緯を紹介する。

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会場では新たなプロモーションムービーが上映された
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 鯉沼氏に続いて登壇した本作のプロデューサー 小笠原賢一氏からは作品の魅力が語られた。「モノノフたちよ,鬼を討て」というストレートなキャッチコピーが掲げられた討鬼伝だが,小笠原氏は「ハンティングアクションのど真ん中を狙った作品です。巨大な鬼を相手に戦う緊迫感,鬼を追い詰めていく高揚感,敵を倒す達成感,といった要素を充実させることをコンセプトに制作しています」と話す。

 セールスポイントについて小笠原氏は,自らのアクションで鬼の体の部位を破壊する爽快感を味わえる点,6系統の武器(太刀・弓・手甲・双刀・槍・鎖鎌)による異なる操作感,英雄の魂を己の力にして多彩な技を使えるようにする「ミタマ」というシステムのほか,「和」と「歴史」に彩られたオリジナルの世界観を挙げていた。ミタマについて補足すると,現時点では「攻」「防」「癒」「隠」という4つの戦闘スタイルが明らかにされている。攻は攻撃が得意,防は守りに秀でるといった特徴があり,それぞれに用意された“タマフリ”(技)を使って戦闘を補助したり,味方を助けたりといったプレイが可能だ。さらに,戦闘を繰り返すとミタマは成長して使用できる技が増え,育成要素を楽しめる。なお,体験版には源 頼光,土方歳三,清少納言,濃姫の4名がミタマとして登場するが,小笠原氏によると「製品版では200名を超える」そうだ。

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 また,本作のキモともいえる鬼とのバトルも紹介されたので紹介しよう。シングルプレイはプレイヤーとNPC3名の4人パーティで,マルチプレイの場合はプレイヤー4人で楽しめるが,特徴的なのは「鬼に攻撃を当てただけでは,ダメージを与えられない」という点。鬼を退治するには部位破壊が必須となり,通常攻撃を当て続けるか,武器ゲージが満タンの時に使える「鬼千切」という必殺技で手や足などを破壊し,“マガツヒ”状態にしなければならない。マガツヒ状態から一定時間が経過すると部位が復活してしまうが,「鬼祓い」というアクションでパーツを浄化すれば再生を防げる。なお,鬼のどの部分が壊せるかは,モノノフが持つ「鬼ノ目」という能力で目視確認できる。

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緊急回避動作
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鬼ノ目
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鬼千切
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鬼祓い

 さらに,ネットワーク要素の新情報として,PS VitaとPSPのクロスプラットフォームで最大4人でアドホックプレイが可能なことが明らかにされた。PS Vita版についてはインフラストラクチャモードへの対応により,オンラインで仲間を探せるという。そのほかに,新たなクエストや装備品などがダウンロードコンテンツとして配信される予定だ。

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 さて,ここからは討鬼伝の体験版を実際に遊べた第弐部「討伐」についてレポートしたい。

 ニューゲームを選択して,まずキャラクターの作成を行うことになる。変更可能な項目は名前,性別,キャラクターの色,ボイスの4つ。小笠原氏によると,製品版では顔や髪型の変更など,プレイヤーが手を加えられる部分が増えるとのこと。

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 体験版で選択できる任務は7つで,その内容は特定の敵を規定数倒す,大型の鬼を討伐するといったものが用意されている。さっそく任務を受諾して戦いに向かうのもいいが,チュートリアルで太刀・弓・手甲・鎖鎌という4つの武器の使い勝手を確認できるので,どの武器を使うか迷ったら試ししてみるといいだろう。
 筆者は今回,攻撃範囲やスピードのバランスが取れた太刀を使用してゲームをプレイしてみた。基本的な操作方法は,左アナログスティックで移動,□ボタンと△ボタンが通常攻撃,×ボタンでダッシュ,×ボタンと左アナログスティックを組み合わせると緊急回避動作,○ボタンで武器ごとに用意された特殊な技を発動させられるといった具合。普段からアクションゲームを楽しんでいる人ならば,問題なく馴染めそうだ。

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 使用する武器も決まり,いよいよ任務にチャレンジ。相手は蜘蛛型の鬼・ミフチだ。口から糸を吐きプレイヤーキャラクターの動きを止めたり,鋭い前足で切りつけてきたりと,なかなか侮れない相手といえる。バトルがスタートしたら,さっそく鬼ノ目を使ってみると,ミフチの足を破壊できることが分かったので,緊急回避動作を駆使して接近し太刀で斬りまくる。タマフリで攻撃力を強化して順調に部位破壊を進めることができ,あと一歩のところまで追い詰めたのだが,ここでマルチプレイをするため,一旦勝負はお預けという形に。

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 マルチプレイでは,4人のプレイヤーでゴウエンマの討伐に挑んでみた。ゴウエンマは小笠原氏が「体験版の中に登場する鬼の中では屈指の強さを誇る」と話す強敵。炎を吐いたり,尻尾を振り回したりと多彩な攻撃を繰り出してくるが,そのどれもが強烈で,筆者のパーティはあっという間に全滅に追い込まれてしまった。なお,マルチプレイでは,戦闘不能になった仲間に鬼祓いを使うと復活させられるのだが,その間は無防備になってしまうという欠点がある。ほかのプレイヤーに敵を引きつけてもらうなど,何らかの対策が必要なのは間違いないだろう。

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 実際に体験版をプレイしてみて,気持よく遊べるアクションゲームだと感じた。手軽な操作で繰り出せるコンボもいいが,とくに気に入ったのは部位破壊を決めたときの爽快感。敵を仕留めるというハンティングの醍醐味を味わえるだろう。今回は太刀を使ってのプレイとなったが,ほかにも用意された武器やミタマの能力を使ってみたいし,鬼達との決着もつけたい。
 体験版のセーブデータを製品版に引き継ぐことはできないが,いち早くゲームの雰囲気を確認できるので,興味のある人はダウンロードして遊んでみよう。

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