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「Dead Island: Riptide」をレビュー。頼りになるプレイヤーキャラクターや多種多様なゾンビの登場で,さらに魅力を増したゾンビリゾートへようこそ
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印刷2013/08/09 00:00

レビュー

一難去ってまた一難。5人の主人公はゾンビが跋扈する島から脱出できるのか

Dead Island: Riptide

Text by 稲元徹也

画像集#041のサムネイル/「Dead Island: Riptide」をレビュー。頼りになるプレイヤーキャラクターや多種多様なゾンビの登場で,さらに魅力を増したゾンビリゾートへようこそ
 スパイク・チュンソフトより,2013年7月11日に発売された「Dead Island: Riptide」PlayStation 3 / Xbox 360)のレビューをお届けしよう。
 本作は,南海の孤島「バノイ」で発生したゾンビのアウトブレイク(集団感染)を描いた2011年10月発売の「Dead Island」PlayStation 3 / Xbox 360)の続編にあたるタイトルだ。前作で命からがら生き延びた4人に新たな1人を加えた5人の主人公が,新たな島で再びサバイバルを経験することとなる。

 なお,本稿はXbox 360版をプレイしてのもので,操作系の表記や画像などはそちらに準じたものとしている。PS3版とXbox 360版では,基本的なゲーム内容自体には違いはない。

画像集#040のサムネイル/「Dead Island: Riptide」をレビュー。頼りになるプレイヤーキャラクターや多種多様なゾンビの登場で,さらに魅力を増したゾンビリゾートへようこそ


物語は前作のエンディングから始まり,意外な方向へと進んでいく


 本作は,前作のダイジェストシーンとエンディングから物語がスタートする。原住民の少女とともにヘリコプターで脱出した4人の主人公たちは空母へと着艦するが,そこで本作のタイトルにもある荒波(Riptide)をともなう嵐に飲まれ,新たな舞台となる島「パラナイ」へと流れ着く。そしてパラナイでも,ゾンビアウトブレイクが発生していたのだ……。

回収されたのもつかの間,空母の中は汚染され,軍隊にも感染者が現れていた。そして海上に見えた巨大な何かの正体とは……
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 実を言うと筆者は前作をプレイしておらず,どの程度まで知識が必要なものか少しばかり心配していたのだが,前作の大まかな流れはオープニングで語られ,ゲーム本編のストーリーも今を生き残ることが重要,という内容なので,今回初めてDead Islandに触るという人でも問題なく楽しめるはずだ。
 ただし,キャラクターの特性やスキルシステム,武器の性質など,前作から継承された要素も多く,さらに序盤のチュートリアルがテキストのみなので,前作のプレイ経験がとくにシステム面で優位に働くかもしれない。ちなみにこの日本版Dead Island: Riptideには,前作からのキャラクター引き継ぎ要素はない。

バノイ島での出来事はプロローグとして語られる。ストーリーはつながっているが,このシーン以外で前作の出来事が語られることはあまりない
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脱出の目的地となるヘンダーソンの町は,島の対岸にある。主人公はここへとたどり着く手段を探すことになるのだ
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格闘のスペシャリスト,ジョンが新キャラクターとして登場


 プレイヤーキャラクターは5人から選択可能だ。動きが素早く刃物の扱いが得意なシアン・メイ,鈍器の扱いに長けたサム・B,武器の投擲を得意とするローガン・カーター,射撃のスペシャリストのプルナ・ジャクソンの4人は,前作から引き続き登場する主人公。そして5人目の新主人公は,オーストラリア軍の兵士ジョン・モーガンだ。彼は格闘術に長け,とくにツメやナックルなどの武器によるパンチを主体とした格闘攻撃が得意で,習得するスキルの一部などもそれに準じたものとなっている。


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高度な訓練を積んだ香港警察の犯罪捜査官であるシアン・メイ
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サム・Bは冗談のつもりで作った曲が大ヒットした経験を持つ一発屋のラッパー
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プロのアメリカンフットボール選手だっただけに投擲が得意なローガン・カーター
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警察官を退職後,観光客のボディガードとして働いていたプルナ・ジャクソン

新しい主人公のジョンはオーストラリア国防軍の兵士で,4人と空母内で出会うという設定。ツメによる格闘攻撃がスタイリッシュだが,少し慣れが必要なので,スキルを覚えるまではほかの武器を使ってもいい
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 筆者は今回このジョンを使ってプレイしてみた。格闘攻撃はほかの武器を使った攻撃よりリーチが短く,最初はやや上級者向けかなという印象を受けたが,敵を攻撃すると一定の確率で体力が回復したり,[LB]ボタンでくり出すリーチの長いキック攻撃(全キャラ共通)を強化できたりと,格闘がらみのスキルがかなり強く,決して初心者お断りというキャラクターでもないように思えた。

 という感じで,キャラクターごとに違う味付けがされてはいるのだが,それぞれが得意とする系統の武器以外を装備することも可能で,同じ武器を使い続けると武器のスキルレベル(前述のスキルとは別物)が上がっていくという要素もある。どのキャラクターを選んだとしても,基本的なゲームバランスはあまり変わらないと考えていいだろう。見た目でキャラクターを決めても楽しくプレイできるはずだ。


ゾンビがあふれるオープンワールドを,主観視点のRPGスタイルで進んでいく


 本作はFPSのような主観視点で展開していくが,銃器を使って撃ちまくるシーンは少なく,近接武器を使った戦いを中心にして進んでいく
 またプレイヤーキャラクターにはレベルが存在し,敵を倒したりクエストをこなして得た経験値によって強くなっていくという,RPGの要素も盛り込まれている。この2つの要素は,前作から継承された本作の大きな特徴だ。

 舞台となるパラナイ島はオープンワールドとなっていて,プレイヤーはここを比較的自由に行き来でき,至る所に現れる感染者(以下,ゾンビと呼称)たちと戦いながら,クエストと呼ばれる依頼をこなしてゲームを進めていくこととなる。

新たな島へとたどり着くメンバー。生き残っている人たちとともに,感染者を退けながら脱出する手段を見つけ出すために奔走する
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マップは広大で,歩いていくのは大変だ。車やボートなどの乗り物や,特定の拠点を移動できる「マップ移動」の機能を駆使しよう
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 RPGという体裁をとっているためか,島にいるゾンビたちは倒してもしばらくすると復活するので,経験値やお金が不足して困るようなことにはならない。次々と現れる大量の敵をガツガツと倒していく気持ちよさはカクベツだ。
 ただ,目的地を目指して必死に敵を倒して進み,ボロボロになりながらクエスト条件をなんとか達成して戻ろうとすると敵が復活している,といったこともあるので,そこは注意してもらいたい。

 そういった油断ならない場所なので,一般的なオープンワールド系ゲームにある,のんびり世界を歩き回るという感覚はあまり味わえないかもしれない。とはいうものの,かつては南国のリゾートだったという島はかなり細部まで作られていて,要所にクエストを依頼してくる人がいたり,アイテムやお金が転がっていたりする。探索する楽しさは十分にあるといっていいだろう。

かつて賑わいを見せていたであろうリゾート地は荒廃し,住人や旅行者のお金や武器,アイテムなどが残されている
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 そんな島を舞台に活躍する主人公たちの成長は,スキルによって行われる。レベルが上がるともらえるスキルポイントを消費して「フュリー」「コンバット」「サバイバル」という3つのスキルツリーにある各種スキルを開放し,さまざまな能力を身に付けていくのだ。
 スキルは,キャラクター独自のものと共通のものがあり,どれをセットするかはプレイヤーの自由。これにより,同じキャラクターを選んだ場合でも,プレイヤーによってはかなり違った強さを持つキャラクターへと成長することになるというわけだ。

ゲームスタート時には,自動配分されるスキルセットを適用するか,自分でポイントを配分するかを選べる。レベルアップ時に入手できるスキルポイントはいつ割り振ってもいい
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武器の交換や改造,スタミナなどが戦闘に大きく影響する


 襲いかかってくるゾンビたちとは,島で拾ったさまざまな武器を使って戦っていくことになる。鈍器,刃物,格闘武器などの近接戦用武器と,銃器や投てき武器などの飛び道具だ。前述のとおり戦いの主体となるのは近接戦用の武器なのだが,これらには攻撃力などともに耐久力が設定されているのがポイントだ。同じ武器を使い続ければ耐久力が落ち,攻撃力も低くなるので,お金を払って修理をするか武器の交換が必要となる。

近接戦闘がメインとなるだけに,ゾンビに組み付かれてしまうことも多い。組み付かれると簡単なQTEが発生し,LTとRTをタイミングよく押せないと,ダメージを受けてしまう
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 筆者は序盤からしばらくは,いくつかの使いやすい武器を修理しながら大事に使っていたのだが,この修理代がバカにならず,コストパフォーマンスが悪いということが,プレイを続けるうちに分かってきた。持てる武器の数も限られているので,とくに序盤のうちは使い込んだ武器をもったいないなどと思わずに,現地調達でどんどん使い捨てていくというのが基本のように感じられた。

 ゲームを中盤程度まで進め,レア度が高い強めの武器が手に入ったら,島の各所にある「作業台」を活用しよう。ここでは,武器の修理やアップグレード,改造などができるようになっている。中でも改造は,拾った素材を使うことで武器に毒や電撃など特殊効果を持たせることがきるようになる,非常に効果的な手段だ。中盤までゲームを進めれば,自分に合った武器や戦い方も見えてくるはずなので,どういった強化をするのかで迷うことも少ないだろう。

作業台では武器のアップグレードや改造が可能。改造には設計図および素材となる武器やアイテムが必要となる
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武器に有刺鉄線を巻き付けて強くしたり,火炎や電撃などの付加効果を与えることも可能だ
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 武器の扱いでもう一つ面白かった要素が,オプションで武器の操作を「アナログ」にすることで,デフォルト設定では[RT]でくり出す攻撃を[LT]で構えたのち,右スティックで自由に振れるという仕様だ。
 これにより,敵がいる位置によって攻撃する方向を変えたり,特定の部位を狙ったりと,攻撃の幅が大きく広がる。操作自体は複雑になるので,ゲームに慣れて戦いが単調に思えてきたら,アナログに切り替えてみるといいかもしれない。

ゾンビと戦うときは,頭や足などの弱点を積極的に狙っていくことで優位に立てる。画面中央のカーソルで狙おう
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 戦闘時,武器と同様に重要な要素がスタミナだ。攻撃やダッシュといった特定のアクションをすると,画面のスタミナゲージがリアルタイムに減っていき,0になると一定時間行動不能になったり,攻撃を受けたときにノックダウンさせられたりする。ゲージは,スタミナが減るアクションをとらなければ何らかの行動中でも回復するので,戦闘時は常にヒット&アウェイを意識する必要があるのだ。好きなだけ武器を振り回せるわけではないので,少々もどかしいと感じるかもしれない。

画面の青いゲージがスタミナゲージだ。ちなみに敵にもスタミナがあり,頭上に表示されている。互いのスタミナを意識できるようになると,より奥深い戦いを楽しめるようになる
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銃での攻撃はスタミナを消費しないが,当然ながら弾薬が必要になる。爆発するドラム缶などを撃って敵を巻き込んだり,地雷を除去したりといった使い方もある
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 その代わりに,かどうかは分からないが,主人公たちは「フュリー」という特殊攻撃も持っている。敵を倒すと増える「レイジ」がいっぱいになると任意に発動でき,一定時間鬼神のような力を発揮して敵を圧倒できるのだ。
 スタミナや武器の耐久力などを意識した駆け引きと,圧倒的な攻撃力が発揮できるフュリーの存在で,単調になりがちなゾンビとの戦闘にメリハリが生まれているのである。

フュリー発動時は画面がモノクロになる。武器のモーションが速くなり,ザコのゾンビなら何体いても簡単に蹴散らせる。ここぞというときに使いたい
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 またこれは余談だが,戦闘で少々困った点が1つ。手に持っている武器は(通常設定の場合)[LT]を押して構え,[RT]を押すと投げつけることができて,筆者のプレイ中は敵との乱戦時に思わず武器を投げてしまうことが頻発した。
 見てすぐ分かる大きな武器ならば,戦闘後に回収すればいいのだが,格闘武器のナックルなどは見た目が小さく,どこに投げたかわからずに紛失してしまうことが数回。仕様とはいえ,これには少々参ってしまった。


個性あふれるゾンビたちは,さらに種類が増えた


 敵となるゾンビたちだが,彼らにはいくつかの種類が存在している。オーソドックスな「ウォーカー」や,素早くギャーギャーと声がうるさい「インフェクテッド」,攻撃力が高く,決してダウンしない「サグ」,自爆して主人公を巻き込む「スーサイダー」など,前作から引き続き存在する敵のほか,水面に浮かんだ死体のふりをしている「ドラウナー」,自らの肉片をちぎってぶつけてくる「グレネーダー」,絶叫でプレイヤーをスタンさせる「スクリーマー」,強靱な腕を持つ「レスラー」など,新たなゾンビが数多く登場している。それぞれの特徴や弱点(ポーズメニューの「CASEBOOK」で確認可能),あるいは部位の破壊などを意識すれば有利に戦えるだろう。

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最もスタンダードな「ウォーカー」は,こちらが近づくとまっすぐ襲いかかってくる。武器を持った者などが存在しているので要注意
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ダウンしない「サグ」は,序盤ではかなり手こずるであろう相手。動きが遅いので,相手の攻撃の隙をつく戦い方がベストだろう

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不気味な「スーサイダー」は,プレイヤーに接近すると自爆する。爆風に巻き込まれないよう,遠くから銃器で倒すのだ

 本能のみで行動する彼らは,こちらが彼らの攻撃圏内に入ると有無をいわさず襲いかかってくるため,隠れたりこっそり近づいたりするのは無駄な努力である。とくに集団で攻めてこられたときは,1人では対処するのは難しいので,ハシゴやドアなどを使ってゾンビが侵入できない場所で体勢を立て直したり,敵を吹っ飛ばして高所から落としたりといった戦略も有効となるだろう。

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段差や坂道を利用することで,敵を踏みつける攻撃を繰り出せる。プレイヤーキャラクターの戦闘のバリエーションはかなり多く,戦術の幅も広い
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マップの要所にはゾンビたちの巣があり,奥にはアイテムや武器が隠されている。経験値やお金を稼ぐ絶好の場所だ


アラも多いが,じっくり遊び込んでしまう魅力がある1本


 敵との距離感が掴みづらかったり,倒れたときに復活するポイントがおかしな場所だったり,任意にセーブができなかったりと,アラもいくつか見られ,プレイ中にイライラしてしまうこともあったが,それを差し引いたとしても,本作は十分に楽しめる内容でもあった。
 ゾンビの大群に太刀打ちできずに何度もやられながら,プレイ経験やキャラクターの成長,強力な武器の入手などにより,次第に対抗できるようになっていくという,じっくりと遊ぶべきゲーム性を持っている。それでも油断すれば簡単にやられてしまうぐらいの手応えがある難度なので,プレイにはそれなりの覚悟が必要かもしれない。もしあまりにも難しいと感じた場合は,オンライン協力プレイに救いを求めるという手もあるだろう。

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死んでしまうと手持ちのお金が減り,所定の場所まで戻されてしまう。復活するまでのカウントダウンが屈辱だ

 広大なマップ上には,建物が密集して迷路のようになった水際の村や,ボートで移動できる湿地帯が続くジャングルなど,冒険心をくすぐられるシチュエーションがいくつも用意されており,本編を忘れていろいろと探し回ってしまうこと間違いなし。筆者もずいぶん歩き回った結果,マップは広く開拓されているのに,ゲーム本編があまり進んでいないという状況に終始見舞われていた次第だ。

特定の人物に話しかけるとクエストが発生。ストーリーを進めるための「メインクエスト」と,経験値や報酬が手に入る「サブクエスト」がある
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 あまり急がずじっくり挑める余裕のあるプレイヤーは,前作をやっている・いないに関わらず,ぜひ体験してみてほしい。暑い夏を涼しく乗り切るのにはカクベツな1本となるはずだ。

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