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[gamescom]「BEYOND: Two Souls」は二人プレイが可能で,スマホやタブレットをコントローラ代わりにできる。David Cage氏のプレゼンレポート
本作は,エイデンと呼ばれる霊のような存在に守られた主人公,ジョディ・ホームズの人生を体験するゲームだ。エイデンは目には見えない存在ではあるものの,現実世界に干渉する能力を持っている。プレイヤーはジョディとエイデンを切り替えながらストーリーを進めていくわけだが,実はそれぞれを別のプレイヤーが担当できるというわけだ。
今回紹介されたのは,扉を開けられずに困っていたジョディ(プレイヤー1)が,扉の向こうにエイデンを送り込むシーンだ。プレイヤー1が[△]ボタンを押すと,操作がエイデンに切り替わるのだが,これをプレイヤー2がコントロールすることになる。
いわゆる二人同時プレイではないが,お互いがゲームに干渉することで,より一体感が増しそうだ。Cage氏は「二人でゲームを遊んでいると,一人が指示を出すだけになり,もう一人は操り人形のようになってしまうことが多いが,そういったことを回避できるだろう」と話していた。
そして,もう一つのトピックは,本作をスマートフォンやタブレット端末でプレイできることだろう。iOSあるいはAndroid用の専用アプリをスマートフォンやタブレットにインストールすることで,PS3のコントローラの代わりとして使えるのだ。
スマートフォンやタブレットの画面に指をあて,ジョディあるいはエイデンを進ませたい方向にドラッグすれば,そのとおりに動く。ジョディとエイデンの切り替えは,画面の左上にある△マークをタップするだけである。
ゲームを遊びなれない人にとっては,実際に使うボタンが少なかったとしても,ボタンがたくさんついたコントローラを手にすること自体をストレスに感じるのだとCage氏。スマートフォンやタブレットであれば,日常的に手にすることが多いデバイスなので,そういったストレスから解放されることになるというわけである。
スマートフォンやタブレットは,どちらのコントローラの代わりにもなり,2台のスマートフォンやタブレットでプレイすることも可能だ。PS3のコントローラを1台しか持っていない人でも,気軽に二人プレイが楽しめる。
今回のプレゼンテーションでCage氏が強調していたのは,とにかくいろいろな人に本作を楽しんでもらいということ。通常のアドベンチャーゲームでは正しい選択をしないと同じ場面をやり直すことになったり,行き詰まってゲームオーバーになったりする。だが本作は,たとえ間違った選択をしたとしても,それはそれとしてストーリーが進行する。同じ場面をやり直すといった“苦痛”を味わう必要はないのだそうだ。
Cage氏は,BEYOND: Two Soulsを作った目的は,「人々を驚かすこと」と語っていたが,今回説明された二人プレイとスマートフォンおよびタブレットのコントローラ化だけでも十分に驚かされた。もちろんCage氏が言う「驚き」とは,ゲームを遊んだ人が感じるものを指しているので,今回発表されたものとは別に用意されているはずだ。そう考えると,ますます発売が楽しみになった。
なお,日本での発売日は,2013年10月17日の予定だ。
「BEYOND: Two Souls」公式サイト
- 関連タイトル:
BEYOND: Two Souls
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(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
- BEYOND : Two Souls (初回生産限定版) (初回封入特典 追加シーン・オリジナルサウンドトラックなど豪華ダウンロードコンテンツ 同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2013/10/17
- 価格:¥1,485円(Amazon) / 1669円(Yahoo)