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自由な工作がとことん楽しめる! Android向けパズルゲーム「Apparatus」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第386回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スマートフォンゲームには,短い時間で楽しめたり,少し遊べば満足できたりするものが多く,PCやコンシューマ作品に比べると,プレイヤーが次のタイトルに切り替えるサイクルが早い。しかし,中には,スマートフォンで長く遊べる1本を探している,という人もいるはず。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,パズルを解いたときの爽快感や,物作りの楽しさなどが味わえ,ついつい遊びたくなるパズルゲーム「Apparatus」を紹介しよう。
「Apparatus」ダウンロードページ
「Apparatus LITE」ダウンロードページ
本作には,青いボールをゴールへと運ぶパズルモードと,ステージを自由に作成できるsandboxモードという2種類の遊び方が用意されている。
パズルモードの各ステージには,固定されたオブジェクトとゴールが配置されており,プレイヤーは,木材,バッテリー,モーターなど,さまざまな材料を使って,重力を計算に入れつつ,ボールがゴールへたどりつけるように,道や仕掛けを作ることになる。
なお,この道や仕掛けを作っている間は,時間が進まず,重力も働かないので,与えられた材料を使って,自由な工作が楽しめる。
そして,任意のタイミングで時間と重力の停止を解除すると,プレイヤーが作った仕掛けや,青いボールが動き出す。あとはボールがゴールにたどり着けるか,静観するのみ。ただし,一部の材料は,スイッチの切り替えが行えるなど,時間が進み始めてからも操作できるものがある。
このとき,ちゃんと固定されていなかった木材などは落下してしまうので,準備段階でしっかりと木材同士をハンマーで打って連結したり,レンチでほかのパーツに固定したりしておこう。
後半ステージになると,さまざまな方法でステージをクリアできるようになるのが本作の魅力。そして,実はこのパズルモード,いろいろな材料の組み立て方を学ぶチュートリアルのようなもので,実際に時間をかけて楽しめるのは,ステージを自由に作成できるsandboxモードだ。
sandboxモードでは,好きなパーツを組み合わせて自分だけのステージを作成でき,それを,本作のコミュニティにアップロードできる。このコミュニティは,ほとんどの人が青いボールを運ぶという目的を放置し,自由に材料を組み合わせ,どんなものが作れるかを競い合うという,自由工作の場となっている。
さっそく,他のプレイヤーがアップロードしたオリジナルステージをいくつか見てみたのだが,そのクオリティの高さに驚かされた。
さまざまなオリジナルステージの中でも,電源のON/OFFや出力調整ができる赤いバッテリーと,回転するモーター,そして木材のオブジェクトをうまく組み合わせ,まるでラジコンを動かしているかのような感覚を楽しめるステージは印象的だった。
コミュニティでは,こうしたユニークなステージがいくつもアップロードされており,プレイするだけでなく,コメントを残すこともできる。本作に慣れてきたら,オリジナルステージを作り,いろいろな人に見てもらうのもいいかもしれない。
ほかの人が作ったステージを遊ぶだけでも,かなり長く遊べる本作。発想力次第では,何でも作れるこの自由な遊び場で,ぜひ超大作を組み上げてみてはどうだろうか。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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