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ディズニー/ピクサー映画の世界に飛び込める! 「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」体験レポート
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印刷2012/02/24 15:03

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ディズニー/ピクサー映画の世界に飛び込める! 「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」体験レポート

画像集#018のサムネイル/ディズニー/ピクサー映画の世界に飛び込める! 「Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー」体験レポート
 日本マイクロソフトは,2012年3月22日の発売が予定されているXbox 360のKinect専用アドベンチャー「Kinect ラッシュ:ディズニー/ピクサー アドベンチャー」メディア向け体験会を,日本マイクロソフト本社で開催した。10社以上のメディアが集まったこの体験会。それぞれのメディアごとに試遊台が用意され,会議室3部屋ほどを使って行われるという,なかなか大きな規模のものだ。

 2011年12月に発売された「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」ではKinectでカリフォルニアのディズニーランド・パークをモチーフとした世界を体験できたが,今作ではディズニー/ピクサーのアニ作品の冒険の世界を楽しめる。題材となっているのはピクサーのCGアニメーション「カーズ」「トイ・ストーリー」「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」,そして「カールじいさんの空飛ぶ家」の5作品。今回のプレイアブル版ではそのうち,カールじいさんの空飛ぶ家以外の4作品を題材としたステージを実際に体験できた。なお,今回は開発中の英語版でプレイしているので,画面は英語表示となっている。

 ディズニー/ピクサー作品の世界観を楽しめる本作だが,プレイヤーは各作品の主人公になるのではなく,主人公達の仲間となってプレイすることになる。例えばトイ・ストーリーではおもちゃのロボット,カーズならばレーシングカー――といった具合に,作品の世界観にあったオリジナルのプレイヤーキャラクターになるわけだ。ストーリーについても,原作がそのまま使われるわけではなく,本作独自のものが用意されている。

「Kinect ラッシュ:ディズニー/ピクサー アドベンチャー」公式サイト


 さらに本作には,プレイヤーがより感情移入しやすくするための「スキャン」と呼ばれる機能が搭載されている。これは,ゲーム開始前にKinectセンサーでプレイヤーの外見を読み込ませることで,プレイヤーの服の色や顔立ちをゲーム内のキャラクターに反映させるというものだ。また,スキャン機能を用いずにプリセットのキャラクターを使うこともできる。

 ちなみに各ステージの開始前にはストーリーデモがあるのだが,これらを見る限り,本作の設定はディズニー/ピクサー作品のファンの子ども達が“ごっこ遊び”をしているというものらしい。たとえば,Mr.インクレディブルのステージであれば,まず最初に画面の少年が「僕はダッシュ役をやるね」などと話しかけてくるのだ。ここでステージの内容と目的が簡単に説明され,そのままシームレスにゲームが開始される。
 それでは,各作品ごとにステージの内容を紹介していこう。

■トイ・ストーリー「ほいく園のぼうけん」
 舞台となるのは,映画「トイ・ストーリー3」で登場した“サニーサイド保育園”。持ち主のボニーとはぐれてしまったハリネズミのおもちゃ“ミスター・プリックルパンツ”を,プレイヤーとウッディが保育園の外へと連れ出すのが目的だ。

 操作方法は,両腕を前後に振って移動,上半身を左右にひねって方向転換だ。また,腕を振るのに合わせて足踏みをすればダッシュが,飛び上がればジャンプができる。
 また,トイ・ストーリーのプレイヤーキャラクター固有の能力として,右腕を前に突き出すとレーザーポインターが出現するというものが用意されている。このレーザーポインターをフィールドに点在する標的に向けると,ミサイルが発射されるのだ。
 保育園の庭を脱出するためには,柵やさまざまな障害物を乗り越えていかなくてはならない。乾電池で機械を動かして足場にしたり,鉢植えの上を駆けていったり,空中に張られたヒモを伝って滑ったりと,おもちゃ視点ならではの仕掛けが楽しめるようになっている。

(C)Disney/Pixar
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■Mr.インクレディブル「きちからにげろ!」
 インクレディブル家の長男,ダッシュが登場。プレイヤーはスーパーヒーローとなって,ダッシュと共に悪の基地に忍び込む。基本操作はトイ・ストーリーと同様だが,素早い動作を要求される場面が多く,こちらのほうが若干難度が高いように感じられた。
 また,急な坂道などは,両腕で地面を掻くようなアクションをすることで,より速く滑り降りることもできる。

 本作にはゲームオーバーという概念がなく,画面外に落ちてしまった場合でも直前のポイントに戻されるだけ。そのため,小さな子供でも難なくプレイはできるだろう。ただし,ステージ内のあちこちに隠れたコインを集めるには,高い足場を登ったり,隠しルートを見つける必要もあるので,ゲームに慣れた大人でも十分に楽しめるはず。

(C)Disney/Pixar
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■レミーのおいしいレストラン「下水道を進め!」
 プレイヤーキャラクターはネズミとなって,パリに未曾有の大嵐が迫る中,レミーの兄エミール,父ジャンゴとともに,非常食を積んだボートで下水道から避難することになる。ちなみに,Kinectセンサーでスキャンしたプレイヤーの服の色は,ネズミが首に巻いているチーフの色に反映さていれる。

 操作方法は上記の2ステージと同様で,ゲームは,ジャンゴの乗ったボートを見守りつつ,水中を泳いだり配管に登ることで進んでいく。ステージ内の高低差が激しく,登ったり降りたりといった場面が多い印象だ。

(C)Disney/Pixar
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■カーズ「ばくだんを追え!」
 「カーズ2」の冒頭に登場する,“ワールドグランプリ in トーキョー”のコースが舞台となり,爆弾を身体に取り付けられたフランチェスコ・ベルヌーイを追いかけることが目的だ。
 プレイヤーキャラクターが自動車であるため,操作方法も紹介済みの3ステージとは大きく異なり,両腕を突き出し空中でハンドルを握るようなポーズが基本姿勢で,腕を左右に回すことがハンドリングになる。また,プレイヤーが前傾姿勢になるとブーストが発動し,逆に身体を後ろ側に反らすとブレーキがかかる。さらに片足立ちをすれば,片輪走行も可能で,特定の位置で両腕を引いてから前へ突き出すとミサイル発射。このミサイルで障害物を壊し,コースをショートカットすることも可能だ。

 操作は直感的で,単純に走るだけなら難しくはない。ただし,コインの獲得やタイムの短縮を目指すなら,ジャンプ台で飛び上がった瞬間に両腕を左右に伸ばして滑空したり,行き止まりに見える場所にミサイルを撃ち込み,壊して進んだりと,さまざまなテクニックが要求されることになるだろう。うまくいくまで,何度でも挑戦したくなるはずだ。

(C)Disney/Pixar
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 今回はごく一部のステージしかプレイすることができなかったが,どれにも原作映画のイメージに忠実なマップが用意されており,まさに「ディズニー/ピクサー作品の世界へ遊びに行く」というコンセプトそのままのプレイが存分に楽しめた。Kinectを使ったプレイも新しく,家族そろって楽しめるタイトルになっている。

※掲載したゲーム画面は,開発中のものです
  • 関連タイトル:

    Kinect ラッシュ:ディズニー/ピクサー アドベンチャー

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