「World of Warcraft」最新拡張パック「Mist of Pandaria」がライブに。勝者はアライアンスかホードか，はたまた「パンダレン」か

　Blizzard Entertainment人気MMORPG「World of Warcraft」の拡張パック第4弾「World of Warcraft: Mist of Pandaria」が，ライブ状態に移行した。北米とヨーロッパ，中南米地域，オーストラリア圏で同時にライブ状態に移行しているほか，韓国，台湾，香港，マカオで9月27日，中国本土でも10月2日と，シリーズでは珍しく早い段階で多くの地域でプレイ可能になる予定だ。

　Mist of Pandariaのバックストーリーは，1万年以上にわたって濃霧に閉ざされ人を寄せ付けなかった「Pandaria」大陸が突如出現するというもの。スターティングゾーンであるJade Forestを始めとした複数のゾーンに，新たなクリーチャー達の跋扈するアジアチックなエリアが追加される。
　また，このPandariaでは，パンダ風の「パンダレン」が主要種族としてプレイアブルになる。それに合わせる形でMonkクラスも追加されるという，「カンフーパンダ」な（？）拡張となっている。


　ゲームシステムを見てみると，レベルキャップはLv90にまで5段階引き上げられ，これまで存在したタレントツリーは，15レベル上がることにアンロックされる階層式に生まれ変わっている。さらに，ダンジョンの攻略時間を競うという「Challenge」や，プレイヤー同士のペットを戦わせるという「Pet Battle System」も追加され，遊びの幅もグンと広がっているようだ。

　本拡張パックは，パッケージ版やデジタルダウンロード版を39.99ドルで購入可能。79.99ドルの「Collector's Edition」には，アートブックやメイキングビデオ，特製マウスパッドやオリジナルペットの入手コードなどが同梱されている。
　「World of Warcraft」はリリースからリリースから8年が経過し，2012年8月現在の公式発表で910万アカウントが作られている。すでにピークを超えた感のあるMMORPGではあるが，このMist of Pandariaで活気づくことは間違いないだろう。

「World of Warcraft: Mists of Pandaria」公式サイト