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[TGS 2011]PlayStation Vita用レースゲーム「WipEout 2048」をジャイロセンサー/キー操作の両方でプレイしてきた
WipEoutシリーズは,初代PlayStationの時代から続く歴史あるレースゲームだ。今回の特徴はズバリ,PS Vitaならではの「タッチスクリーン」と「ジャイロセンサー」を利用した,ダイレクトな操作感覚にある。
コース上には黄色,緑色といったパネルが設置されていて,そこを通過すると,さまざまなアイテムを入手できる。黄色ならミサイルやプラズマといった攻撃アイテム,緑色なら敵の攻撃を防ぐシールド,一定時間AIに操作を任せるオートパイロットといった補助アイテムを得られるといった具合だ。アイテムはいずれか1つのみを所持でき,もし不要なものを拾ってしまったら,捨てることも可能。
黄色や緑色以外には青色のパネルがあり,ここを通過すると一定距離をダッシュする。一時的に急加速できるので,ライバルを突き放したり,距離を詰めたりする際に有効な手段といえそうだ。
今回はジャイロセンサーによるプレイと,従来のボタンによるプレイ,2種類の操作方法を試せたので,それぞれプレイフィールをお届けしよう。なおデモでは,どちらの操作方法を選んでも操縦できるマシンは同じで,コースを3周し,その順位を競うこととなる。
ちなみにプレイアブルデモは1人でのプレイとなるが,製品版ではインフラストラクチャーモードで最大8人での対戦が可能になるようだ。
ジャイロセンサーを使う場合,機体のコントロールは本体を傾けて行う。つまりPS Vitaを右に傾けると,機体も右に曲がるという仕組みだ。
また,タッチパネルも操作に取り入れられている。背面のタッチパッドがアクセルとなり,これをタッチすると前進。一方,正面のタッチスクリーンはアイテムを使用するときに使う。画面左端にアイテムのアイコンが表示されているので,それにタッチすればOKだ。
筆者の場合は,真っすぐ走ることもままならず,壁にぶつかりまくるという,ひどいプレイとなった。レースの結果は当然ながら最下位で,恥ずかしい記録を残してしまった。
続いては従来のボタン操作について。こちらは左スティックで機体のコントロール,×ボタンでアクセル,LRキーで左右エアブレーキ,□ボタンでアイテムの使用,○ボタンでアイテムを捨てるといった操作になる。普段からレースゲームに慣れ親しんでいるという人なら,すんなり馴染めそうな印象だ。筆者としても,操作しやすいのは断然こっちだった。
武器に関しては,敵が射程圏内にいる場合は自動的にロックオンされるので,そのとき攻撃を行えばいい。ただし,相手もこちらの攻撃に対抗手段を取ってくることがあり,そう簡単に撃墜することはできない。
WipEout 2048の場合は,PS Vitaというハードの特性を生かし,それがゲームにしっかり盛り込まれている印象を受けた。残念ながら発売日はまだ未定なものの,SFテイストのレースが好きな人はぜひTGS会場でプレイしてみてほしい。
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WipEout 2048
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