「地獄の軍団」，ほかのプレイヤーのゴブリンを奪える「マルチプレイ」とクリア後のお楽しみ「冥界ステージ」を紹介。各要素のムービーも4GamerにUp

　スクウェア・エニックスは，2011年12月17日のPlayStation Vitaのローンチに合わせて発売する“軍団アクション”「地獄の軍団」の最新情報を，本日（12月12日）公開した。今回の主なトピックスは「マルチプレイ」と「冥界ステージ」の2つとなっている。


　マルチプレイでは最大4人での協力プレイが楽しめる。といってもただの共闘ではないのが本作の面白いところだ。シングルプレイでは最大100匹のゴブリンを軍団として率いていけるが，マルチプレイで連れて行けるゴブリンは1人当たり最大50匹となる。にも関わらず，1人が保有できるゴブリンの総数は200匹に設定されている。


　シングルプレイ同様に，気絶したゴブリンにプレイヤーキャラクターが近づけば回収できるのだが，近づくキャラクターは誰でも構わない。つまり，ほかのプレイヤーのゴブリンが気絶しているところに近づけば，そのゴブリンを横取りし，自分の軍団に組み込みこめるのである。

　スクウェア・エニックスの公式魔王いわく「貴様らの数少ない友達とも一緒にプレイ可能」とのことだが，その数少ない友達までも失いかねない，ある意味で地獄らしいシステムになっているのだ。


　それではマルチプレイする意味があまりないのでは，と思われるかもしれないが，そこは魔王といえども慈悲の心があるのか，ちゃんとお得な要素も用意されている。

　まず，ゴブリンの受け渡しはいつでも可能である。これは要するに，極端にゴブリンの数が少ないほかのプレイヤーに，自分のゴブリンを分け与えられることを意味する。さらに，陣形を組んだプレイヤー同士が接触すると，お互いのゴブリンの数を平均化できるようになっているのもポイントだ。


　そしてマルチプレイにおける最大の魅力は，うまく協力すればシングルプレイよりも格段に効率よく，オーバーキルボーナスを稼げるということ。クリアタイムも短縮されて評価ランクが上がりやすくなり，評価ランクが高ければレアな素材も入手しやすくなる。結果として，シングルプレイだけをプレイするよりも，レアな武器防具を手に入れやすくなるのである。友達と一緒にプレイする際はあまりいじわるしないように！



　もう1つのトピックスである冥界ステージは，いわゆるクリア後のお楽しみ要素だ。ここには非常に高難度なステージが数多く存在しているらしい。なるほど地獄の先は冥界だったのか……と思わなくもないが，ここでは，いわゆるボスにあたる魔神の変異体が登場するという特徴もある。


　どれも冥界ステージを訪れるまでに一度は倒しているであろう魔神達だが，それらとは能力はもちろん，攻撃バリエーションも異なっているので油断は禁物だ。特殊な攻撃なども仕掛けてくるとのことなので，必ずゴブリンの装備を強化してから挑みたい。


　ともあれ，このように非常に凶悪そうな冥界ステージだが，それだけに手に入る素材はレアなものが多いという。準備さえ怠らなければ，きっとそれなりの恩恵を受けられるはずなので，プレイの際にはぜひチャレンジしてみよう。

「地獄の軍団」公式サイト