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WotC,「M:tG」公式サイトで「人種差別を想起させる描写についての声明」を発表。特定カードの画像が削除,認定イベントでの使用が禁止に
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印刷2020/06/12 16:49

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WotC,「M:tG」公式サイトで「人種差別を想起させる描写についての声明」を発表。特定カードの画像が削除,認定イベントでの使用が禁止に

 Wizards of the Coast(以下,WotC)は2020年6月11日付けで,「人種差別を想起させる描写についての声明」と題した記事を,「マジック:ザ・ギャザリング」(以下,M:tG)の日本公式サイトに掲載した(リンク。これは日本語訳で,米国時間6月10日に掲載された原文は「こちら」)。

 WotCは当該記事で,1994年に印刷されたカード「Invoke Prejudice」について,Gatherer(公式カードデータベース)におけるカード画像の削除を行うこと,そのmultiverse IDを変更することを明らかにしている。「このカードには人種差別を想起させる描写が含まれており、さらに数年前に割り当てられたmultiverse IDは不運にもそれを助長させるもの」だったというのが,その理由である。WotCは,「ここ数週間に起きた出来事」(人種差別に反対する抗議活動などを指すと思われる),そして「有色人種を支援するためにできること」についてのさまざまな意見を受け,これまでに取り組んできたことと,取り組んでこなかったことを見つめ直したとしている。

 記事では,「人種差別を想起させる描写や文化に対する侮辱的な描写のカード」に関してはデータベースから画像を削除するとして,Invoke Prejudiceを含む7枚のカードがピックアップされている。これらのカード画像は「人種差別を想起させる描写や文言が含まれるカードにつきまして、私たちのデータベースからカード画像を削除いたしました。どのような形であれ人種差別的要素は受け入れがたく、私たちのゲームはもちろん、いかなる場所においても存在が許されるものではありません。」という声明文に置き換わり,いずれも認定イベントにおいて使用禁止になるという。

「マジック:ザ・ギャザリング」日本公式サイトの「人種差別を想起させる描写についての声明」ページ

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