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AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化
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印刷2016/11/08 18:47

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AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化

 北米時間2016年11月7日,AMDは,Polarisマクロアーキテクチャベースのコンテンツ制作用途向けグラフィックスカードであるRadeon Pro WXシリーズの出荷開始を発表した。ラインナップは上位から順に,「Radeon Pro WX 7100」「Radeon Pro WX 5100」「Radeon Pro WX 4100」となっており,メーカー想定売価は順に799ドル,499ドル,399ドル(いずれも税別)である。

Radeon Pro WX 7100(左)とRadeon Pro WX 5100(右)
画像集 No.002のサムネイル画像 / AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化 画像集 No.003のサムネイル画像 / AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化

 これらは2016年7月に発表済みの製品で,第4世代の「Graphics Core Next」(以下,GCN)アーキテクチャを用いて,14nm FinFETプロセスで製造される新GPUを搭載している。ただ,最上位のRadeon Pro WX 7100だけは,発表時点と比べてスペックが若干変更となった。
 具体的には,演算ユニットである「Compute Unit」(以下,CU)数が,当初発表にあった32基から36基,シェーダプロセッサである「Stream Processor」(以下,SP)は2048基から2304基へと増量されており,これにともない,単精度浮動小数点演算性能は約5TFLOPSから約5.7TFLOPSへと向上している。GDDR5メモリを採用し,グラフィックスメモリ容量は8GBという点に変更はない。

2016年7月時点におけるRadeon Pro WX 7100のスペック(上)と,今回発表されたRadeon Pro WX 7100のスペック(下)。CUが1割強ほど増えている
画像集 No.004のサムネイル画像 / AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化
画像集 No.005のサムネイル画像 / AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化

 一方,Radeon Pro WX 5100は,CU数が28基でSP数は1792基。グラフィックスメモリとして容量8GBのGDDR5メモリを搭載し,単精度浮動小数点演算性能は約3.9TFLOPSに達する。
 下位モデルであるRadeon Pro WX 4100は,CU数が16基でSP数は1024基。グラフィックスメモリとして容量4GBのGDDR5メモリを搭載しており,単精度浮動小数点演算性能は約2.46TFLOPSになるとのことだ。

[SIGGRAPH]AMD,コンテンツ制作向けの青いグラフィックスカード「Radeon Pro」立ち上げ。容量1TBのSSDフレームバッファを持つ特別版「SSG」を予告

AMDのRadeon Pro WXシリーズ製品情報ページ(英語)

  • 関連タイトル:

    Radeon Pro,Radeon Instinct

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