［TGS 2011］「ヴァイスシュヴァルツ ポータブル」のステージ「矢作紗友里・南條愛乃の 白黒学園放送部」in東京ゲームショウ2011をレポート

　東京ゲームショウ2011（TGS 2011）の一般公開日初日となった2011年9月17日に，バンダイナムコゲームスブースにて，PSP用ソフト「ヴァイスシュヴァルツ ポータブル」のステージイベントが開かれた。

　今回のステージは，同作の魅力を紹介していくWebラジオ「矢作紗友里・南條愛乃の 白黒学園放送部」のTGS 2011出張版。パーソナリティである矢作紗友里さんと南條愛乃さんに加えて，「探偵オペラ ミルキィホームズ」から三森すずこさんと徳井青空さんも登壇したイベントの模様を，お伝えしていこう。

「ヴァイスシュヴァルツ ポータブル」公式サイト

　バンダイナムコゲームスのステージ周辺を埋め尽くす観覧希望者が集まった本ステージ。開幕直後に登場した矢作さんと南條さんが「どこまでが見てくれている人が分からない！」と話すくらいにたくさんの人だかりができていた。
　前列にはWebラジオの視聴者が多かったようで，「ラジオ聞いてくれている人〜？」という二人からの質問に元気良く答えている様子が見られた。

　二人が一通りの挨拶を終えると，さっさくゲストの三森さんと徳井さんが登場。挨拶のあとに「皆さんは何時から並んでいたんだろう」という疑問が話題になると，会場から「7時！」「5時！」という回答が飛んだ。登壇者達は「5時って私達寝てたよ！」と，ファンの熱心さに大分驚いていたようだ。

　フレンドリーなトークでステージを温めたあとは，ファンお待ちかねの「ヴァイスシュヴァルツ ポータブル」の話題となる。

　あとから加わったゲストの二人はヴァイスシュヴァルツについて，「自分もカードのヴァイスシュヴァルツをプレイしているからゲーム化が楽しみ」（徳井さん）とか，「私もヴァイスシュヴァルツはやるんですが……。いまだに後ろからアドバイスをもらいながらでないとうまくできないんです」（三森さん）と思い思いに話した。


　実は，三森さんはしよ子のボイスも担当している。しよ子は「かーどげーむ，しよっ！」という決め台詞が特徴の，ヴァイスシュヴァルツのCMに登場したキャラクター。元々は名前すらなかったが，ファンからの声で名称が決まり，さらにヴァイスシュヴァルツ ポータブルでチュートリアルに登場するなど，現在躍進中のキャラなのだ。

　ただ，矢作さんは「ゲームのチュートリアルでしよ子に会って，『かーどげーむ，しよっ！』って言われたんですけど，飛ばし（スキップ）ちゃいました☆」と語尾を上げなら話した。これに会場は沸いたが，三森さんはちょっと寂しそうだった。

　ゲームのプロモーションムービーの上映を挟んだ後は，本作のプロデューサーである伊藤翔平氏が中心になって，ゲームのポイントが紹介されていく。

　ヴァイスシュヴァルツ ポータブルでは当然カードゲームが楽しめるが，それだけでなく恋愛アドベンチャーとしての要素もある。ゲーム内では矢作さんと南條さんが演じるキャラクターがヒロインとなるようで，「カードで恋を勝ち取る」のも本作の醍醐味になるとのこと。


　伊藤氏は他作品とのコラボレーションにも触れた。「テイルズ オブ ジ アビス」や「GOD EATER」さらに「ワンダーモモ」「ミスタードリラー」「ドルアーガの塔」といった懐かしの作品をモチーフにしたカードが，ヴァイスシュヴァルツ ポータブルには登場するという。

　また，ゲームの一つの見どころとして，クライマックスカードを配置したときのアニメーション演出を挙げる。ここではゲストにちなんで「ミルキィホームズ結成」のアニメ演出が初公開された。他作品のアニメ演出も描き下ろしばかりで，ファンならかなり楽しめるとのこと。ちなみに「AngelBeats!」のアニメ演出では，何かが大層揺れるらしい。


　以上のようなゲームの紹介を終えると，エンディングテーマをアーティストの愛美さんが歌うことが発表された。そしてサプライズで愛美さんが登場し，エンディングテーマ「このまま，ずっと」を初披露。愛美さんはこの楽曲について，「恋愛パートのあとに聞いたら思わず涙できるような曲」と話した。

　続けてゲストの三森さんと徳井さんも，ミルキィホームズの中のキャラクターソング「グッデイ・エブリデイ」と「DADADA☆はっく」をそれぞれ披露して，会場を盛り上げる。

　最後に矢作さんと南條さんがもう一度登壇し「ラジオ質問や感想も待っています。ゲームで私達の演じるキャラクターがどうなるのかも，ぜひ確かめてください」と話して，本イベントは幕を閉じた。