イベント
[TGS 2011]「Dragon's Dogma」で2種類の“ボス戦”を体験。力押しより戦術が重要,敵の弱点を突いて優位に攻めろ
Dragon's Dogmaは,オープンワールドタイプのファンタジーRPGで,タイトルともなっているドラゴンをはじめとした,数多くの伝統的なファンタジー上のモンスターが登場する。それらのモンスターを相手にアクション性たっぷりの戦闘を繰り広げていくゲームだ。
TGSの展示ではPS3版,Xbox 360版ともに体験プレイが可能となっていた。今回はPlayStation 3版を遊んでみたので,その模様をレポートしてみたい。
ダンジョンクエストは,基本操作を学びながらダンジョンを進んでいくという,チュートリアル的な内容だ。“ダンジョン”というだけあって,狭い洞窟内を3人のポーン(味方NPC)とともに奥へ奥へと進んでいくことになる。
プレイヤーが操作できるのは「ファイター」のキャラクターで,片手剣と盾を駆使して戦う。ただ剣を振って戦うだけでなく,上方向に斬り上げる「天蓋切り」や,敵を怯ませる「シールドインパクト」といった多彩なスキルも使えるので,道中でいろいろ試しておくといいだろう。
ダンジョン内で出現する敵は,ゴブリンの群れと空から襲い掛かってくるハーピーだ。ハーピーには攻撃を当てにくいものの,どちらもそれほど強いモンスターではないので,サクサク進んでいける。
しかし,このクエストのボスであるキメラは,一筋縄ではいかない。キメラは,獅子と山羊,蛇の頭を持つモンスターで(このキメラは,獅子の身体が主体で背中に山羊の頭,尻尾が蛇といった構成),それぞれの部位が異なる攻撃を繰り出してくる。とくに厄介なのは山羊の部分だ。眠りの魔法を放ってくるため,油断していると眠らされてガリガリ体力を削られてしまう。
ただ,幸いにもキメラはそれぞれの部位を個別に倒すことが可能なので,山羊の部分に集中攻撃を加えて撃破したあとは,かなり戦いやすくなった。山羊の頭は少し高い位置にあるため,ファイターでは若干相手をしにくいものの,天蓋切りを使うとうまく攻撃できる印象だ。
また,持ち物には最初から回復アイテムが用意されており,それを使うことで粘り強く戦える。もし回復アイテムが尽きてしまっても,ポーンの1人から回復魔法を受けられるので,そちらもしっかり活用すれば,キメラの撃破はそこまで難しくないはずだ。
もう一方のフィールドクエストでは,広大な草原でグリフィンと戦える。こちらも3人のポーンと一緒に戦うことになるのだが,プレイヤーキャラクターはファイターではなく,弓とダガーで戦う「ストライダー」となっていた。グリフィンは空を飛び回って襲い掛かってくるのだが,ストライダーなら弓を使った遠距離攻撃が可能なので,ダメージを与えられる機会は多い。
また,このクエストは,ポーンの力を借りることでかなり優位に戦えるので,うまく連携できればより楽しく遊べるだろう。まず,ポーンの1人(おそらくファイター)はたまにしゃがんで待機するのだが,その状態のポーンに近づくと,グリフィン目掛けてプレイヤーキャラクターを投げ飛ばしてくれる。すると,グリフィンの足などにつかまって動きを制限することが可能になり,ポーン達がグリフィンを攻撃しやすくなるのである。
さらに,メイジ系のポーンに援護を要請すると,武器に炎属性を付与するBuffをかけてくれる。グリフィンに炎攻撃を行った場合,翼が燃えて地上に墜落し,一定時間空を飛べなくなるので,非常に楽に戦えるようになるのだ。グリフィン討伐を狙うのであれば,この炎属性のBuffは有効活用すべきである。
とくにグリフィン戦では,燃え上がる翼を見て「なるほど,確かにこれなら飛べなくなるな」などと,妙に納得してしまった。大型モンスターに対して「何が弱点なのか」をあれこれ考えるのはかなり楽しそうだ。本作の発売予定は2012年となっているが,早く製品版で,もっといろいろなモンスターを相手にしてみたいものである。
- 関連タイトル:
Dragon's Dogma
- 関連タイトル:
Dragon’s Dogma
- この記事のURL:
キーワード
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED