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Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場
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印刷2023/01/04 02:00

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Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 米国時間2023年1月3日,Acerは,ゲーマー向け製品ブランド「Predator」および「Nitro」の2023年モデルを発表した。いずれも発表されたばかりのノートPC向け第13世代Coreプロセッサや,NVIDIAのノートPC向けGeForce RTX 40シリーズなどを搭載するのが特徴だ。


Predator


 ゲーマー向けのハイスペックモデルとなるPredatorブランドからは,「Predator Helios 16」と「Predator Helios 18」の2モデルが登場した。
 いずれの製品も,ノートPC向け第13世代「Core HX」プロセッサのCore i9あるいはCore i7を搭載する。搭載GPUは,最大で「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」(TGP 165W)というハイスペックなものだ。メインメモリはDDR5-4800を最大32GB,ストレージはPCI Express(以下,PCIe) 4.0対応のM.2 SSDをRAID 0構成で搭載可能としている。

Predator Helios 16。キーボードはキー単位でカラーLEDイルミネーションを設定できる
画像集 No.002のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 16インチモデルのPredator Helios 16は,解像度2560×1600ドットでアスペクト比16:10の液晶ディスプレイを搭載する。最大輝度は1000nitで,デジタルシネマ向け色空間規格「DCI-P3」のカバー率100%という広い色域をカバーするのも特徴だ。液晶パネルは3種類のバリエーションがあり,リフレッシュレート165Hz,リフレッシュレート240Hz,バックライトにMiniLEDを用いた250Hzを用意している。

 18インチモデルのPredator Helios 18は,解像度2560×1600ドットでアスペクト比16:10,リフレッシュレート165Hzまたは240Hz,MiniLED採用の250Hzパネルと,解像度1920×1200ドットでアスペクト比16:10,リフレッシュレート165Hzの4モデルをラインナップする。
 キーボードを一新したのもポイントで,約1.8mmのキーストロークやmini LEDのバックライトを搭載しており,キーごとに発光パターンや発光色をカスタマイズ可能だ。

Predator Helios 18。本体後部にもカラーLEDイルミネーションを備えている
画像集 No.003のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場
画像集 No.004のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 16インチモデルのPredator Helios 16は,北米で3月に出荷開始の予定。最小構成価格は1699.99ドル(約22万6000円)から。18インチモデルのPredator Helios 18は,北米で4月に出荷予定で,最小構成の価格は1599ドル(約21万3000円)からの見通しだ。


Nitro


 Predatorよりはやや低価格のブランド「Nitro」からは,16インチモデルの「Nitro 16」と,17.3インチモデルの「Nitro 17」が登場する。
 共通する仕様としては,どちらもノートPC向けの第13世代Core HXプロセッサを搭載するモデルを用意している点が挙げられよう。メインメモリは,DDR5-4800を最大32GBとなる。ストレージは,PCIe 4.0対応SSDを最大2TB搭載する。
 どちらも本体に2基のファンを内蔵しており,上部から吸気して,左右と背面から排気する冷却構造となっている。CPUとヒートシンクが接する部分には,液体金属によるサーマルグリスを用いているのもポイントとのことだ。

 Nitro 16はアスペクト比を16:10にして従来製品比で5%画面サイズを拡大した解像度1920×1200ドット,または解像度2560×1600ドットの液晶パネルを搭載する製品だ。リフレッシュレートはいずれも165Hzである。NVIDIAの「Advanced Optimus Technology」に対応しており,CPU内蔵の統合型グラフィックス機能と,単体GPUを動的に切り替えられるのも特徴だ。

Nitro16。キーボードのLEDイルミネーションは4ゾーンに分かれている
画像集 No.005のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 Nitro 17は,17.3インチサイズの液晶ディスプレイを搭載しつつ,重量3kgを切るゲームノートPCだ。搭載する液晶ディスプレイは,解像度1920×1080ドットでリフレッシュレート144Hz,あるいは165Hzか,解像度2560×1440ドットでリフレッシュレート165Hzの3種類をラインナップする。
 125×81.6mmの大きなタッチパッドを搭載することも特徴だ。

Nitro17。インタフェースは左右側面と背面に振り分けられている
画像集 No.006のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 Nitro 16とNitro 17は,北米では5月に出荷の見通しで,最小構成は1199.99ドル(約16万円)からとなっている。


ゲーマー向けディスプレイ


 Predatorブランドからは,2種類のゲーマー向けディスプレイが発表された。
 「Predator X45」は,45インチサイズで解像度3440×1440ドット,アスペクト比は21:9の有機ELディスプレイだ。ウルトラワイドのゲーマー向けディスプレイは,現在34インチクラスが主流だが,Predator X45は45インチと大型で,画面の曲率が800R(=半径800mmの円を描くカーブ)という強めのカーブをかけた曲面ディスプレイになっているのが特徴だ。高い曲率による没入感の高さに期待できそうである。

45インチの大画面とアスペクト比21:9で曲率800Rの有機ELパネルにより,没入感が高そうなPredator X45
画像集 No.007のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

 輝度は1000nitで,DCI-P3のカバー率98.5%と色域も広い。映像入力インタフェースは,HDMI 2.0入力×2とDisplayPort 1.4入力×1という構成だ。PC切換器(KVM)機能も備えており,Predator X45に接続した2台のPCで,キーボードやマウスを共用できる。
 北米では,2023年第2四半期に約1699ドル(約22万6000円)で出荷の予定だ。

 「Predator X27U」は,27インチサイズで解像度2560×1440ドットの平面ディスプレイである。輝度は1000nitで,DCI-P3カバー率98.5%,HDR10に対応する。最大リフレッシュレートは240Hzで,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」にも対応するという。PC切換器機能も備える。
 Predator X27Uは,北米では2023年第2四半期に約1099ドル(約14万6000円)で販売開始の予定だ。

27インチ,1440pのスタンダードモデルPredator X27U
画像集 No.008のサムネイル画像 / Acer,第13世代Core HX搭載のゲーマー向けノートPCを発表。45型ウルトラワイドの有機ELディスプレイも登場

Acer公式Webサイト

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