PC版「Mass Effect 3」は，Electronic Artsのオンラインサービス「Origin」必須。また，「Steam」では発売されず

　BioWareのコミュニティマネージャであるChris Preasley氏が，公式フォーラムに書き込んだところによれば，Electronic Artsが発売を予定しているアクションRPG「Mass Effect 3」のPC版では，同社のオンラインサービスである「Origin」が必須であり，またValveのデジタル配信サービス「Steam」では販売されないという。

BioWare公式フォーラム

　その理由としてPreasley氏は，Steamのシステムが同社の希望に添えるものではないとしており，具体的な名前は挙がっていないものの，Steam以外のいくつかの配信サービスでは購入できるとのこと。PC版の「Dragon Age 2」「Battlefield 3」，そして「Star Wars: The Old Republic」なども同様にSteamでの販売は行われておらず，EAのPCタイトルは今後，Steamから距離を置くようだ。


　シングルプレイモードしか遊ばないという人でもOriginは必須になるが，Preasley氏によれば，Mass Effect 3の場合，一度アクティベート（認証）できれば，それ以降ネットにつなぐ必要はなく，その点もSteamとの違いとして強調されている。もちろん，発表されているCo-opなど，マルチプレイモードではOriginへの常時接続が必要だ。

　Mass Effect 3は，銀河の存亡を描いた壮大なスペースオペラとして根強いファンを持つ人気シリーズの最新作で，今回がその最終章となる。北米では前作，前々作およびDLCがSteamで販売されてきたことから，三部作をSteamで揃えたいという欧米のゲーマーもいるだろう（日本からは購入できない）。Originならではのサービスに期待しよう。