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[Gamescom]「The Elder Scrolls V: Skyrim」のプレスカンファレンスが開催。自由度の高いキャラクターメイキングと,新たな冒険の舞台が登場
世界中のRPGファンが熱い視線を送るSkyrimだが,2011年4月に行われたBethesdaのプライベートイベント,BFG 2011,6月にロサンゼルスで行われたE3 2011,そしてつい先日の8月上旬にテキサスで行われたQuakeCon 2011と,大きなイベントがあるたびに新しい情報が公開されてきた。果たして,このドイツではどのようなことが明らかになったのだろうか。
「The Elder Scrolls V: Skyrim」公式サイト
今回紹介されたのはキャラクターメイキングと,鉱山をテーマにした新たな冒険の舞台だ。すでにご存じの人も多いと思うが,Skyrimで選べるのは,Argonian,Breton,Dark Elf,High Elf,Imperial,Khajiit,Nord,Orc,Redguard,そしてWood Elfの10種類で,前作「The Elder Scrolls IV: Oblivion」と一緒だ。
「どれがいい?」というHines氏の質問に,メディアの一人がArgonianを挙げ,トカゲのようなキャラクターが画面に登場した。Raceが決まれば,Body,Head,Face,Eyes,Brow,Mouth,そしてHairの各項目を設定していくことになるのだが,例えばWarpaint(戦化粧)の色までスライドバーで選べるという凝りようで,キャラメイク好きの人ならそれだけで半日は遊べてしまいそうだ。
そして名前を決め,シンプルで使いやすくなったメニュー画面からインベントリを開き,武器や防具,マジックなど,さまざまな要素を決定して,キャラクターが完成した。ちなみに,こうした武器や防具,マジックなどは,フェイバリットセットとして保存することができ,それを使えばいちいち設定する必要がないという。
もっとも,デモはほとんどが一人称視点で進んでいったので,苦労してキャラメイクしてもあまりしげしげと見る機会はないかもしれない。もちろん前作同様,三人称視点に切り替えることも可能だ。
舞台となるのは,Skyrim地方の山の中。道の端には雪が積もり,これまでのデモとはちょっと異なる雰囲気だ。画面上部のコンパスには,鉱山(Mine)を示すアイコンが表示されており,そこが目的になる。ちなみに,Argonianはポーションや毒を作る化学者であることが種族的特徴なので,道ばたの草や虫を,摘んだり取ったりすることができる。つまり,ほかの種族では表示されないメニューが,草や虫に近づいたときに出てくるわけだ。このように,10種類の種族はそれぞれの特徴を持っているとHines氏は語った。
コンパスの指す方向に進むと,やがて鉱山に行き着いた。入り口を守っていたBandit(盗賊)が襲ってきたので返り討ちにし,そいつが落とした武器を左手にバインドした。
Skyrimでは,敵が落とした武器をワンボタンで左手に持てるとのことで,これまでのようにインベントリ画面を開く必要がなく,ちょっとしたことだが,操作が楽になっているようだ。
というわけで,鉱山の奥に足を踏み入れるHines氏。トンネルの中はちょっと暗いので,左手の武器をトーチに持ち替える。もちろんこれも,いちいちインベントリを開くことなく,簡単に行える……と思っていたら,さっそく盗賊どもが襲ってきたので応戦だ。画面の中央のアイコンで,自分のキャラクターのスニーク状態が判別できるのだが,やけにあっさりと見つかってしまう印象が強く,ステルスをメインにゲームを進めるには,それなりのスキルが必要なのかもしれない。
トーチは武器としても使え,盗賊に火をつけて倒すシーンも見られた。
意外なほど,ひっきりなしに盗賊が襲ってくるので,遠くの敵は弓で撃退する。坑道は,奥に行くほど広く,複雑な構造になっており,ちょっとしたダンジョンという風情だ。途中,盗賊が使っていたのか,金属を熱する炉や鍛冶屋の道具,回転式の砥石(つまりグラインダー)などが置いてあった。防具はこの炉で熱して叩くことで,また武器は砥石にかけることでさらに強力になるのだ。主人公がハンマーを振るったり,背を丸めて剣を研ぐ様子はちょっと微笑ましい。これ以外にも,いろいろな用途に使える道具が,さまざまに用意されているという。
それぞれの鍵には難度が設定されており,Hardになると,かなりの解錠レベルが要求されるのだ。
神殿の中にいたのは,黒ずくめのNecromancer達で,バリアを使ってこちらの攻撃をかわす,やっかいな連中だ。それほど数は多くないので,正攻法で戦って,なんとか勝利を収めた。最後に宝箱からさまざまなアイテムを獲得し,地上に続くトンネルを通って,ふたたび陽の光の下へ帰ってきたのだ。
Necromancerがあそこで何をやっていたのか,あの建物はなんのために造られたのかなど,いくつかの疑問を残しつつ,デモは終了した。新しいエリアとはいえ,ほとんどが坑道の内部ということで,ちょっと地味。ドラゴンも出てこないので,そのへんは少し物足りなかったが,操作性が改善されて,ゲームがテンポ良く進むという印象を強く受けた。また,キャラクターメイキングの豊富さを含めて,相変わらず自由度の非常に高いゲームであることも確認できた。
残念ながら,このデモに関係した新しいスクリーンショットは公開されておらず,このページに掲載したのはBFG 2011とE3で公開されたものになる。「ドラゴンいるじゃん」と思っちゃった人はごめんなさい。文章だけでは分かりづらいところもあると思うが,ぜひご了承を。
メインストーリーはあるものの,どう戦うのか,どの勢力に属するのか,といったことはすべてプレイヤーの裁量に任されており,プレイした人,それぞれの物語が楽しめるはずだ。欧米での発売日である2011年11月11日が近づくにつれ,さらに多くの秘密が明らかになっていくことだろう。
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(C) 2012 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. The Elder Scrolls, Skyrim, Bethesda, Bethesda Game Studios, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. All other trademarks or trade names are the property of their respective owners. All Rights Reserved.
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