「レッド・デッド・リデンプション：アンデッド・ナイトメア」の最新情報および画像公開。ゾンビの大群から町を守るには，何をどうすればいいのか

　Take-Two Interactive Japanは本日（2011年2月3日），発売を予定しているアクションゲーム「レッド・デッド・リデンプション：アンデッド・ナイトメア」（PlayStation 3/Xbox 360。以下，アンデッド・ナイトメア）の最新情報および画像を公開した。
　2011年2月10日に発売される予定のアンデッド・ナイトメアは，西部の町にゾンビという意表を突いたカップリングで話題のタイトル。もともとは，2010年に発売され，世界的なメガヒット作となった，「Red Dead Redemption」（PlayStation 3/Xbox 360）の大規模ダウンロードコンテンツだったが，発売予定のパッケージ版では，本編ディスクを持っていなくてもプレイが可能だ。そんなパッケージ版の価格は3990円（税込）が予定されている。
　また，同じく2月10日には配信版もリリースされる予定だが，こちらは本編ディスクが必要なので，ちょっと注意が必要だ。配信版の価格はPlayStation 3版が3800円で，Xbox 360版が2500マイクロソフトポイントとなっている。

「レッド・デッド・リデンプション：アンデッド・ナイトメア」公式サイト

生存者に弾薬をわたせば，厄介なゾンビ達を根絶やしにするために彼らの支援を得られるだろう

　さて，上にも書いたように，アンデッド・ナイトメアは，主人公ジョン・マーストンの住む町の周辺で，死者が甦るという奇怪な疫病が蔓延する。甦った死者はもう，お約束と言っていいほど飢えており，人々を襲い始めるのだ。たまに満腹で，食欲のないゾンビとか見たい気がするが，そんなのはいないのである。
　プレイヤー，つまりマーストンのやるべきことは，生存者達を助け，多くの町や軍事拠点，そして集落などでゾンビを撃退することだ。

　ゾンビの大群に対抗するにはまず，疫病にやられていない生存者を探し出し，町のあちこちにある弾薬箱から必要な弾薬を集めて生存者に与えたり，屋根の上からゾンビを狙撃するなどして，生存者とゾンビとの戦いに協力することが必要になる。

「町の安全度」を高めるには，生存者に弾薬を提供し，ゾンビ退治を続けるしかない

　町や軍事拠点の感染度合は，「町の安全度」ゲージに表示された円の数で示される。ゾンビ達を一掃し，町の人に必要な弾薬を提供していくにつれて，どんどん円が塗りつぶされ，すべての円が塗りつぶされれば，町にいる残りのゾンビが地図上に示されるのだ。文章で書くとちょっと面倒そうだが，実際にやってみればすぐに分かるはずだ。
　で，町に残るすべてのゾンビを始末すれば，当面その町は「安全」と見なされ，そこでセーブすることが可能になったり，ほかの町への「クイック移動」が可能になったりする。
　もっとも，注意すべきは，この安全は恒久的なものではなく，再びゾンビの大群に襲われるのは避けられないこと。ああ見えて，ゾンビはなかなか粘り強いのだ。しかも，危険にさらされている町を長時間放置すると，生存者が一人，また一人と減っていき，最後には悲しいことになってしまうという。というわけで，マーストンは東奔西走，八面六臂の活躍を要求されることになる。大忙しだ。


　死者が甦り生者を襲うという，まさに聖書の黙示録を思わせる終末的状況のアンデッド・ナイトメアだが，それにふさわしい伝説上の怪物も登場する。これは，最後の審判の先駆けとして登場する黙示録の4騎士がまたがる4頭の馬で，それぞれ「死」「飢餓」「悪疫」，そして「戦」という不吉な名前が付けられている。
　とはいえ，ゲーム的にはこれらの馬を飼い慣らして乗りこなせば，いろいろと便利だ。それぞれの馬の特徴は以下のとおり。

　　死
すぐ後ろに地獄を引き連れている「死」の作りだす軌跡には、アンデッドの頭蓋骨を貫く破壊力があり、この馬に轢かれたゾンビの頭部は瞬時に爆裂する

　　飢餓
どこに行っても昆虫の群れを引き寄せる。「飢餓」の細く、影のような体つきと深紅の目は、無限の体力を体現する

　　悪疫
疫病や病気の先駆けであるこの馬は、むき出しの傷と、おびただしい出血から確認しやすいだろう。「疫病」は、痛みにとてつもなく強い

　　戦
大地から平和を取り除く力を与えられた赤い炎の馬、「戦争」は、自らの通る道にいるものすべてに火をつけ、生きているものやゾンビの区別なく、燃え尽きた灰と化す

　美しい西部の開拓地が一夜にして地獄の様相を見せるアンデッド・ナイトメア。旅を終えて家族の元に戻ったマーストンだったが，家族や友人を守るため，再び立ち上がる……というのがシングルプレイの物語だが，このほか，アンデッド・ナイトメアには驚くほど多彩なマルチプレイモードも収録されている。
　Red Dead Redemptionにあったマルチプレイモードは当然として，迫り来るゾンビの大群に仲間と一緒に立ち向かう協力モード「ゾンビ超過」をはじめ，日本でも配信された「アウトロー・トゥ・ジ・エンド 協力ミッションパック」も収録されているというゴージャスぶりだ。


　さらに新モードである「拠点攻防戦」や，放浪モードに追加された「土地占有」なども面白そうだし，本編の伝説的なキャラクターや，前作「レッド・デッド・リボルバー」のキャラクターに扮してマルチプレイに参加できるというフィーチャーも見逃せないだろう。ポーカーやブラフ，騎馬レースなどシングルプレイでできた遊びがマルチプレイでも楽しめるというから，マルチプレイだけでもずいぶん長くプレイできそうだ。
　というわけで，以下に新たなマルチプレイ協力ミッション，ゾンビ超過の概要を紹介しよう。

　　■新マルチプレイ協力ミッション 「ゾンビ超過」
「アンデッド・ナイトメア」には、危険かつ血生臭い、新たなマルチプレイ協力ミッション「ゾンビ超過」が収録されている。プレイヤーは仲間と結束し、地上に蘇り、開拓地の至るところで生者の肉を食らおうと、波状攻撃を仕掛けてくるゾンビの大群を撃退しなくてはならない。
止むことがない奴らの攻撃に、あなたと仲間達は、果たしてどれだけの間、耐えることができるだろうか……？

　　■執拗なまでの波状攻撃
このモードでは、あなたを含め2〜4人で結成されたチームで、尽きることのないゾンビの群れの波状攻撃をひたすら耐え、生き残ることが目的となる。
一度の波状攻撃が終れば、次には、さらに強力な攻撃力と防御力を備えたゾンビの更なる大群が襲ってくるだろう

　　■生き残りをかけて共に戦え
武器や弾薬、タイムドロップが定期的に出現し、生き残るためのチャンスが広がる。しかし、弾薬庫を開けるには時間がかかるため、チームを助けようとリスクを取るプレイヤーは、無防備になる。
各波状攻撃の終わりに、一人でも生き残ったメンバーがいれば、チームの全員が蘇生される。またプレイ中に、倒れたチームメイトを蘇生することも可能だ。プレイヤーが全員死亡するか、制限時間が切れるとゲームは終了する