2018年10月27日と28日,東京・有楽町のヒューリックホール東京において,
「ファンタシースターオンライン2」(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation Vita /
Nintendo Switch 以下,PSO2)では初となるバーチャルライブ
「ファンタジック3Dライブ 2018」が開催された。今回,10月27日の第1公演(15:30開演)を取材する機会があったのでレポートをお届けしよう。
 物販コーナー。先行販売のミニアルバム「Phantasic QM mini album for PHANTASIC 3D LIVE 2018」が人気だった |
 眠音ゆめさんからの祝花の横には,ロジオからの祝花も。これは不意打ちだった |
恒例のガチャコーナー
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10月27日 第1公演 セットリスト
Cosmic twinkle star/クーナ
Our Fighting/クーナ
終わりなき物語/クーナ
輝きへの約束/マトイ
オモイマトイ/マトイ
We're ARKS!(Quna ver.)/クーナ
Good Job! My friend!/クーナ
Cheerful smiling/Phantasic QM
Hello(Matoi ver.)/マトイ
光の果て/クーナ
<アンコール>
永遠のencore/クーナ
レアドロ☆KOI☆こい! ワンモア!(Phantasic QM ver.)/Phantasic QM
最終調整のため,やや押し気味となった今回のライブ。投影する関係で細かいトラブルが多いそうだ。初音ミクのバーチャルライブと似た仕様になっており,ハーフミラーに対してプロジェクターで投影するものになる。
したがって,観客のケミカルライトが写り込むことになるが,そのあたりは気にするまでもなく,ちゃんと
クーナ(CV:喜多村英梨)と
マトイ(CV:佐藤聡美)が
“そこ”にいた。
ハーフミラーにケミカルライトが写り込んでいるのも演出的で良かった
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ライブのスタイルは「各自が好きにしていい」というものだったため,ケミカルライトを振る人もいれば,正しい姿勢で静聴している人もいるといった感じ。ゲーム内のライブ風景っぽい,と言えば伝わるだろうか。ともあれ,じっとしている人がいるだけで,なかなかの既視感がある。
ライブで披露された新曲は
「Good Job! My friend!」「Cheerful smiling」「Hello(Matoi ver.)」「レアドロ☆KOI☆こい! ワンモア!(Phantasic QM ver.)」という4曲。クーナとマトイによるユニット
「Phantasic QM」としての活動は,今回のライブが初となる。いずれはゲーム内でもライブを披露してくれるだろう。なお,
「Cosmic twinkle star」の振り付けは新作だった。
「Good Job! My friend!」。元気のいいPOPだ
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「Cheerful smiling」の披露前にはコスチュームチェンジも。わりと一瞬で
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「Cheerful smiling」。ふいにEP1の頃を思い出して,「マトイは元気になったなぁ」と思うばかり
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ロビーアクション 473「Voパフォーマンス8」(女性モーション)を披露するシーンも
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こちらはゲーム内のロビーアクション。参考までに
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MCでは,マトイがアイドル業を行なうことになった理由が語られた。彼女が「事務仕事より現場がいい」とカスラに相談したところ,現場は現場でも結構意味合いの異なるアイドルの現場に異動となったという。ちなみに,クーナさんのカスラの扱いは平常運転だった。
MC中の細かい仕草は,ぜひ実際に見てほしい
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さて,今回のライブ方式について「どうやっているのか?」と気になっていたのだが,取材席から確認することができた。人間がステージ上にいるわけではないため,キャラクターとステージ演出が独立しているというシンプルな構造だ。モデルは新規作成したもので,現行のPSO2とは異なる。
取材席からの広角カット。オペレーション区域にキャラクター,ステージサイド,ステージ上部のディスプレイが並んでいる
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キャラクターモニター。明らかに既存のモデルとは異なる
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また,写真を見ると分かるとおり,表情もゲームとは異なる仕様だ。DirectX 11ベースと思われるモデルには,指にもちゃんとボーンが通っていた。ライブ専用のモデルなのだろうが,そろそろDirectX 9からの移行を視野に入れているのだろうか。インタビューの機会があれば,詳しく聞いてみたいところだ。
表情もライブ専用。天使か
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マトイのMCでは「まだ慣れていない」といった発言があり,それが彼女のパフォーマンスにも反映されていたようだ。Phantasic QMとしてのステージでは,微妙にクーナより動きが遅れるシーンがいくつか見られた。つまり,まだ振り付けに不安があるというわけだが,そんなことはどうでもよく,
マトイはカワイイ。
マトイがちょっとマトイが遅れている感じとクーナの安定感が伝わってくる
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アンコールの2曲目としてライブを締めくくったのは,アークスにはおなじみの「レアドロ☆KOI☆こい! ワンモア!(Phantasic QM ver.)」。終盤にもかかわらず,さらに運動量を高めていたアークス達の印象が強く残った。
クーナの動きを見ているマトイ。どうしよう,カワイイ
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今回のライブでは,Phantasic QMのミニアルバム
「Phantasic QM mini album for PHANTASIC 3D LIVE 2018」の先行販売が行なわれていたが(一般販売は11月7日〜),マトイの棒読みの宣伝が最高だったため,ライブ終了後に確保してしまった次第だ。なお,ライブの模様はニコニコ動画で有料視聴が可能なので,予定が合わなかった人は「
こちら」で楽しんでほしい。
「マトイが尊い……」と思っている間に購入していた
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PSO2シリーズプロデューサーの酒井智史氏に遭遇。「自分のキャラクターも今回のライブのように見られないものか」と伝えたところ,「VRでやるのはいいかもしれない」とのこと。ワンチャンあるか?
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