［TGS 2012］「PSO2」ステージレポート。ゲームメディアスタッフも出演したイベントでは，10月半ば以降のアップデート内容を収録したムービーも公開

　セガは東京ゲームショウ2012の3日目となる9月22日，オンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」（PC / PlayStation Vita。以下，PSO2）のステージイベントを自社ブースで開催した。ここでは，本作のプロデューサー 酒井智史氏とディレクター 木村裕也氏が登場。さらにゲストとしてゲーム媒体スタッフも登場して，酒井氏らと共にトークセッションを行った。

左から，ディレクターの木村裕也氏，プロデューサーの酒井智史氏

左から，4Gamer，電撃PlayStation，ファミ通Connect! On

　本イベントの司会を務めたのは，放送作家・脚本家の伊福部 崇氏。イベントの冒頭では酒井氏と木村氏によるオープニングトークが行われ，その後，ゲストのゲーム媒体のスタッフを交えて，PSO2に関する本格的なトークセッションが開始された。
　ここではまず，「PS Vita版はメモリーカードの容量をどれぐらい使うのか」という質問が酒井氏と木村氏に投げられた。酒井氏は「PC版の半分くらいの容量になる予定」と回答。ただし後々のアップデートのことを考慮して，メモリーカードはできるだけ容量の大きいものを用意しておいたほうがいいと話していた。
　続いては「PC版の要素がどこまでスマートフォン版に反映されるのか」という話題。これについて木村氏は，PC版のプレイヤーが「こういう要素があったら嬉しい」という要望をできる限り叶えたいと答えた。加えて，スマートフォン版も，PC版同様にどんどんアップデートし，その都度，さまざまな機能を足していくとのことだ。


　続いては，PS Vita版の通信機能に関して「3G回線でのプレイは可能か」との質問が飛び出す。酒井氏は「検証している段階では結構いけるかも」とコメント。とはいえ，あくまで検証段階なので，3G回線でPSO2のデータをダウンロードすることはオススメできないと付け加えていた。
　開発の段階では「思ったより動くね」というレベルでプレイできたらしいのだが，3G回線は環境によって安定度が異なるので，まだまだスムーズなプレイを約束できるレベルではないらしい。

PS Vita版スクリーンショット

　続いては，PC版PSO2に関するトークへ。本作では「大型アップデート第1弾：前編 新たなる力」が9月12日に実施されており（関連記事），この9月26日にも同アップデートの“第2回”（関連記事）が実施されるが，ゲストからは早くも「さらなるクラスの追加や新カテゴリの武器はどうなるのか」という質問が飛びだした。木村氏は「すでに構想は始めている」とコメント。多くは語られなかったが，ファンは期待してもよさそうだ。また「上級クラスのようなものは登場するのか」という質問に対しては，「クラスは並列な形で増やしていく」と回答。酒井氏いわく，上級クラスを登場させるよりは，サブクラスを駆使して「自分の中での上級クラスを作ってほしい」とのことだ。
　ちなみに酒井氏は「僕はガンガンいく派なので」と前置きして，「ハンター」と「ファイター」の組み合わせをオススメの組み合わせとして挙げており，プレイヤーの工夫次第でどんどん可能性が広がっていくので，ぜひいろいろと試してほしいと話していた。


　トークも終盤に差し掛かかったところで，酒井氏から，10月半ば以降のアップデート内容を収録したムービーが公開された。ムービーにはハロウィンを思わせるカボチャ頭の人物や，新ボス「ファルス・ヒューナル」の存在など，気になるシーンが満載だった。


　こうして，大盛況のうちにステージイベントは幕を閉じた。すでにアップデート計画がいくつも発表され，さらにPS Vita版も控えているPSO2。まだまだこの盛り上がりは続きそうだ。

「ファンタシースターオンライン2」公式サイト

東京ゲームショウ2012 セガ公式サイト