東京ゲームショウ2012の2日目となる2012年9月21日,カプコンは,自社ブースにて,2013年1月17日に発売予定のアクションゲーム「DmC Devil May Cry」(PlayStation 3 / Xbox 360)のステージイベントを開催した。
このイベントでは,本作のプロデューサー江城元秀氏とディレクター伊津野 英昭氏が登壇し,国内初となる実機デモや新武器の紹介などを行ったので,その模様をレポートする。また,本作のプレイレポートも掲載するので,合わせてチェックしてほしい。
DmC Devil May Cryのプロデューサーを務める江城元秀氏(写真左)と,同ディレクターの伊津野 英昭氏(写真右)
DmC Devil May Cryの世界観をフルCGで再現したムービーも公開された。この映像は,映画「バイオハザードV リトリビューション」の本編が始まる前に上映される,劇場限定のもの
DmC Devil May Cryのイメージソングはロックバンド「ONE OK ROCK」が制作することが発表された
シルバーアクセサリブランド「ビザール」とのコラボレーションも明かされている
ほかにも,東芝のREGZAブランドとのコラボレーションなどの新情報が紹介された
最後に伊津野氏は「やっとほぼ完成というところまで来ました。自信をもってお見せできるクオリティになっていますので,ぜひプレイしていただきたいです」とコメント。江城氏は「DmC Devil May Cryは,カプコンがしっかりとNinja Theoryにコンセプトを伝え,彼らと一緒に作りあげてきたタイトルです。スタイリッシュアクションの新しい形となっていますので,ぜひ1度プレイしていただけたら嬉しいです」と述べ,ステージイベントを締めくくった。
モード切り替えが新たなプレイ感覚につながる。DmC Devil May Cryのプレイフィールをお届け
さて,東京ゲームショウ2012のカプコンブースには,DmC Devil May Cryの試遊台も出展されている。ほぼ完成版のバージョンがプレイ可能となっており,筆者もPlayStation 3版をプレイできたので,そのインプレッションをレポートする。
試遊を開始すると,まず「監視する街」「刃を抜いて眠れ」の項目からどちらかを選択することになる。前者がチュートリアルを兼ねたステージをプレイできるモードで,後者がボス戦を楽しめるモードだ。DmC Devil May Cry初プレイの筆者は,迷うことなく監視する街を選んだが,東京ゲームショウ2012で試してみるという人は好みで選ぶといいだろう。
実際に本作をプレイしてみた感想だが,操作性に関しては,Devil May Cryシリーズを過去にプレイしたことがあれば,問題なく入り込めるといった印象だ。というよりも,アクションゲーム全般に慣れ親しんでいる人ならば,すぐに馴染めるのではないだろうか。
やはりDmC Devil May Cryで気になるのは,エンジェルモードとデーモンモードを切り替えながら行う戦闘だろう。
筆者の体験プレイでは,エンジェルモードのときに鎌のような武器,デーモンモードのときにどでかい斧のような武器をそれぞれ装備していた。前者は,振りかぶる速度が非常に速く,敵の反撃を許さないかのようなスピード感があり,後者は攻撃速度が遅い代わりに威力が高く,盾を持った敵でも,盾ごとフッとばすようなパワーを持っている。