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[TGS2022]MSIが次世代CPU「Ryzen 7000」対応マザーや搭載システムをいち早く披露
まずは,Ryzen 7000搭載PCのデモ機だが,MSI製のPCケース「MPG SEKIRA 100R」に収められていた。残念ながら,側面パネルを開けて中を見ることはかなわなかったが,内部には,同社製マザーボード「MPG X670E CARBON WIFI」が組み込まれており,ヤマダデンキの「G-GEAR」ブランドの液冷CPUクーラーが載っている。よって,CPUクーラー自体を見ることはできない。
また,展示機はディスプレイがつながっておらず,Windows上でCPUの名称やデバイスマネージャーを確認することはできなかった。
MPG X670E CARBON WIFIは,PCI Express(以下,PCIe) 5.0対応のx16サイズスロットを3基搭載しており,PCIe 5.0 x16対応の拡張カードなら1枚,x8の拡張カードなら2枚をCPU直結の拡張スロットに装着可能だ。ただし,NVIDIAのSLIには対応しておらず,RadeonシリーズのマルチGPU構成しか対応していないそうだ。また,残るもう1つのx16スロットは,チップセットにつながるPCIe 4.0対応のx4レーンスロットになっている。
そのほかに,M.2スロットを4基備えており,そのうち2基がCPU直結のPCIe 5.0 x4接続となっているそうだ。
MSIブースにはもう1台,Ryzen 7000搭載システムが壁に掛けられていた。マザーボードは,MSI製マザーボードの最上位モデルとなる「GODLIKE」の名を冠する「MEG X670E GODLIKE」で,これに同社製液冷クーラー「MEG CORELIQUID S360」と,「Radeon RX 6950 XT」搭載のグラフィックスカード「Radeon RX 6950 XT GAMING X TRIO 16G」を,ライザーケーブルでつないでいる。
そのほかにも,CPUは取り付けられていなかったが,E-ATX仕様のRyzen 7000対応マザーボード「MEG X670E ACE」も展示されていた。
価格はどれも未公開だが,ハイエンドの製品ばかりなので,相応に高価になるだろう。Ryzen 7000とMSI製マザーボードの購入を検討している人は,多めの予算を用意しておいたほうがいいかもしれない。
MSIブースにはほかにも,Wi-Fi 6E対応のゲーマー向け無線LANルーター「RadiX AXE6600」(型番:GRAXE66)が展示されていた。国内での発売時期や価格は未定であるが,無線機器としての認可が完了すれば,遠からず登場すると思われる。
MSIによると,RadiX AXE6600は内部に巨大なヒートシンクとヒートパイプを組み合わせた冷却機構を搭載しているそうで,放熱量の大きなWi-Fi 6E対応チップセットでも効率的に冷却できるという。
ただ,会場で聞いたところ,本製品は国内で多くのISPが提供している「v6プラス」系のサービスはサポートしていないそうなので,v6プラス系のサービスを利用している,あるいは利用を検討している人には適さないだろう。
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