［TGS 2013］「とびだせ どうぶつの森」が日本ゲーム大賞2013の年間作品部門“大賞”を獲得。ゲームデザイナーズ大賞や経済産業大臣賞も発表

　コンピュータエンターテインメント協会（CESA）は本日（2013年9月19日），東京ゲームショウで行なわれた日本ゲーム大賞2013の授賞式において，「年間作品部門」「ゲームデザイナーズ大賞」「経済産業大臣賞」の受賞作を発表した。

　年間を代表するにふさわしい作品を選ぶ年間作品部門の大賞に輝いたのは，2012年11月に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「とびだせ どうぶつの森」。同作は，年間作品部門の大賞とベストセールス賞のダブル受賞となっている。自分のペースに合わせて自由気ままに楽しめるゲームシステム，豊富なやりこみ要素，通信機能を介したプレイヤー同士の交流の楽しさなどが，世代を問わず多くのユーザーから支持されての受賞となった。
　なお同部門の特別賞は，ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル＆ドラゴンズ」（iOS / Android）が受賞している。
　また，クリエイターが作り手の視点から革新的な作品を選出する「ゲームデザイナーズ大賞」を，2012年12月に発売されたPlayStation 3用ソフト「The Unfinished Swan」が，経済産業大臣賞を「パズル＆ドラゴンズ開発チーム」が，それぞれ受賞した。

「日本ゲーム大賞2013」公式サイト

日本ゲーム大賞

「年間作品部門」大賞
『とびだせ どうぶつの森』
（任天堂株式会社）

各賞には話題の作品が選出！「パズル＆ドラゴンズ」が特別賞受賞！

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（略称：CESA、会長：鵜之澤 伸、所在地：東京都港区）は、日本ゲーム大賞（Japan Game Awards）の「年間作品部門」の授賞式を本日、東京ゲームショウ2013 イベントステージ（会場：幕張メッセ ホール 8）で開催し、各賞の発表と表彰を執り行いました。
年間を代表するにふさわしい各候補作品の中から、「とびだせ どうぶつの森」（任天堂株式会社）が本年度の大賞に選ばれました。
今年で17回目の開催となる「日本ゲーム大賞 2013年間作品部門」は、2012年4月1日から2013年3月31日までの期間に日本国内でリリースされた1,300作品以上(※1)の作品を対象とし、本年4月8日から7月19日までの「一般投票」と、「日本ゲーム大賞選考委員会」の審査により「大賞」、「優秀賞」、「ベストセールス賞」、「グローバル賞」、そして「特別賞」の選出をしました。各賞の受賞作品は以下の通りです。
(※1) 家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム機、パソコン、携帯電話等プラットフォームの種類は問いません。


【日本ゲーム大賞 2013年間作品部門 受賞作品一覧】 タイトル名：カナ 50音順

受賞	タイトル	プラットフォーム	社名
大賞	とびだせ どうぶつの森	3DS	任天堂株式会社
優秀賞	スーパーダンガンロンパ２　さよなら絶望学園	PSP	株式会社スパイク・チュンソフト
	SOUL SACRIFICE（ソウル・サクリファイス）	PS Vita	株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
	とびだせ どうぶつの森	3DS	任天堂株式会社
	ドラゴンクエストX　目覚めし五つの種族　オンライン	Wii / Wii U / PC	株式会社スクウェア・エニックス
	New スーパーマリオブラザーズ U	Wii U	任天堂株式会社
	バイオハザード6	PS3 / XB360 / PC	株式会社カプコン
	ファンタシースターオンライン2	PS Vita / PC	株式会社セガ
	ファンタジーライフ	3DS	株式会社レベルファイブ
	ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー	3DS	株式会社スクウェア・エニックス
	ポケットモンスターブラック２・ホワイト２	DS	株式会社ポケモン
	ルイージマンション２	3DS	任天堂株式会社
ベストセールス賞	とびだせ どうぶつの森	3DS	任天堂株式会社
グローバル賞	コール オブ デューティ ブラックオプスII	PS3 / XB360 / Wii U / PC	Activision / Treyarch
特別賞	パズル＆ドラゴンズ	iOS / Android OS / Kindle Fire	ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社

※PS3: PlayStation 3 / PSP: PSP（PlayStation Portable） / PS Vita: PlayStation Vita / DS: ニンテンドーDS 及び DS Lite、DSi、DSi LL / 3DS: ニンテンドー3DS 及び 3DS LL / XB360: Xbox 360 / PC: Windows

【大賞作品について】
「とびだせ どうぶつの森」は、おなじみのゆったりとした生活を堪能しつつ、プレイヤーは村長として村づくりをしたり、新しくできた商店街に遊びに行ったり、家具や洋服、お家の外観など、自分の個性を演出できる作品です。自分のペースに合わせて自由気ままに楽しめるゲームシステムと豊富なやりこみ要素、さらに、通信機能を介した他のプレイヤーとの交流の楽しさに、世代を問わず、多くのユーザーから支持が寄せられため、今年の年間作品部門の大賞に選ばれました。

【優秀賞は話題の作品が独占！「とびだせ どうぶつの森」はベストセールス賞のダブル受賞！】
今年の優秀賞は、「ドラゴンクエスト」や「バイオハザード」、「ポケットモンスター」などの人気シリーズが選ばれたほか、「SOUL SACRIFICE(ソウル サクリファイス)」や「ファンタジーライフ」などの新作タイトルも優秀賞を受賞しました。
また、対象期間中、国内で最も売れた作品に贈られるベストセールス賞は、「どびだせ どうぶつの森」が年間作品部門の大賞と合わせてのダブル受賞の快挙となりました。同作品は、2012年11月8日のソフト発売以来、今年3月末までの国内販売本数は380万本、6月末時点での世界累計販売本数は540万本にも及ぶ勢いとなっています。

【世界中で大ヒット中の「コール オブ デューティ ブラックオプス II」がグローバル賞を獲得】
グローバル賞を受賞した「コール オブ デューティ ブラックオプス II」は、戦場の圧倒的な臨場感を再現したリアリティ溢れるグラフィックとサウンド、さらに秀逸なストーリー展開が人気の『コール オブ デューティ』シリーズの最新作です。
今作では、2025年と 1980年代の二つの時代を描き、シリーズ初となるストーリー分岐を導入、最大18人で楽しめるマルチプレイヤーモードや多彩な戦闘形式を採用するなど、新要素を多数取り入れています。同作品は、海外市場においてユーザーからの圧倒的な支持を集めた点が評価され、今回のグローバル賞に選ばれました。

【「パズル＆ドラゴンズ」が特別賞を受賞】
選考委員の推薦により選ばれる特別賞には「パズル＆ドラゴンズ」が選出されました。同作品は、育てたモンスターでチームを作り、パズルでバトルし、ダンジョンを攻略していく、新感覚のパズルRPG。スマートフォン対応ゲームとして社会的なムーブメントをおこし、“パズドラ”の愛称で日本を席巻中。スマートフォンをゲームプラットフォームとして確立し、ゲームユーザー層を拡大した点が、評価されての受賞となりました。

当協会では、全受賞作品を紹介するポスターを制作し、本年11月頃から日本ゲーム大賞公式サイトでダウンロード配布を行う予定です。
今後も日本ゲーム大賞を通じて、より多くの方々に、コンピュータエンターテインメントのもつ楽しさ、素晴らしさを伝え、日本のゲーム産業の発展に寄与することを目指してまいります。

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「ゲームデザイナーズ大賞2013」
『The Unfinished Swan』

開発元：Giant Sparrow
日本国内での発売･販売元：株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（略称：CESA、会長：鵜之澤 伸、所在地：東京都港区）では、「ゲームデザイナーズ大賞」の今年度の受賞作品を「The Unfinished Swan」（開発元：Giant Sparrow /日本国内での発売・販売元：株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント/プラットフォーム：PlayStation 3オンライン配信専用タイトル）に決定しました。

審査員長の桜井 政博氏（有限会社ソラ代表）は、同作品の受賞理由について、以下の通り述べています：

「ゲームを始めれば、まったくなにも見えない白い画面。
ゲームに不可欠である視覚を、操作で可視化するというアイデア。
そこで織りなすビジュアルやストーリー展開の手法も含め、他にはない特徴を持つ作品ということで選考されました。」

「ゲームデザイナーズ大賞」は、クリエイターが作り手の視点から、高い独創性を持ち、且つ、ゲームの歴史にその名を刻むべき革新的な作品を選出、称える賞として、2010年から日本ゲーム大賞に新設し、今年で第4回目になります。選考は、審査員長の桜井氏を含め、日本を代表するトップクリエイター総勢10名の審査を経て、決定されます。
クリエイターの視点で見るゲームの魅力を「ゲームデザイナーズ大賞」を通じて、日本ゲーム大賞から、発信していく予定です。今後も是非ご期待ください。

「ゲームデザイナーズ大賞2013」審査員 ※50音順/敬称省略

審査員名	代表作	所属・肩書き
飯田 和敏	ディシプリン＊帝国の誕生 / 巨人のドシン	ゲームクリエイター(フリー）
イシイジロウ	タイムトラベラーズ/ 428 〜封鎖された渋谷で〜 / ３年Ｂ組金八先生　伝説の教壇に立て！	（株）レベルファイブ
上田 文人	ＩＣＯ / ワンダと巨像	『人喰いの大鷲トリコ』クリエイティブディレクター
小川 陽二郎	きみのためなら死ねる / ソニックと秘密のリング / クロヒョウ シリーズ	（株）セガ
神谷 英樹	The Wonderful 101 / ベヨネッタ	プラチナゲームズ（株）
桜井 政博	大乱闘スマッシュブラザーズ シリーズ / 星のカービィ	（有）ソラ
高橋 龍太郎	トモダチコレクション シリーズ / ニンテンドー3DS　本体内蔵ソフト	任天堂（株）
巧 舟	逆転裁判 / ゴースト トリック	（株）カプコン
藤澤 仁	ドラゴンクエストIX 星空の守り人/ ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族	（株）スクウェア・エニックス
三上 真司	ゴッドハンド / バイオハザード	Tango Gameworks

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【経済産業大臣賞 【経済産業大臣賞 決定 】

パズル＆ドラゴンズ開発チーム
（ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社）

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（略称：CESA、会長：鵜之澤 伸、所在地：東京都港区）では、「日本ゲーム大賞 2013 経済産業大臣賞」の発表授賞式を本日、東京ゲームショウ2013のイベントステージ（会場：幕張メッセ、ホール 8）にて執り行い、菅原 一秀 経済産業副大臣より「パズル＆ドラゴンズ開発チーム」へ賞状が授与されました。

経済産業副大臣 菅原一秀氏

【受賞理由】
スマートフォン対応ゲームとして、社会的なムーブメントをおこし、日本を席巻。スマートフォンをゲームプラットフォームとして確立し、ゲームユーザー層を拡大、当産業の発展に貢献された点があげられます。
「経済産業大臣賞」は、近年に制作・発表された作品の実績から日本の家庭用ゲーム産業の成長・発展に寄与し、多大なる貢献をされた人物や団体を称える唯一の賞として、経済産業省後援のもと、2008年に設立されました。選考は、日本ゲーム大賞選考委員による厳選なる審査を行い、決定します。

【経済産業大臣賞 歴代受賞者】
第1回目（2008年） ： 宮本 茂氏 （任天堂株式会社）
第2回目（2009年） ： モンスターハンター 開発チーム （株式会社カプコン）
第3回目（2010年） ： 堀井 雄二氏 （ゲームデザイナー）
第4回目（2011年） ： 石原 恒和氏 （株式会社ポケモン 代表取締役社長）
第5回目（2012年） ： ニンテンドー3DS 開発チーム （任天堂株式会社）