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[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も
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印刷2010/09/17 00:48

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[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も

水口哲也氏
画像集#001のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も
 東京ゲームショウ2010の初日(9月16日),Ubisoft Entertainmentブースで,同社がキューエンタテインメントと開発中のリズムゲーム「Child of Eden」PS3 / Xbox360)の,水口哲也氏によるデモンストレーションプレイが行われた。
 今年6月のE3 2010にて初披露された際には“E3 2010の最注目作”として,さまざまな海外メディアから賞を受けた本作。世界中が期待を寄せる日本発タイトルが,東京ゲームショウであらためて本邦初公開されたので,その模様をお伝えしよう。

 Child of Edenは,Xbox 360のKinectやPlayStation 3のPlayStation Moveといった,モーションコントローラーを用いてプレイできるリズムゲームだ。リズムにのって画面内のターゲットを次々と撃っていくというシューティングゲームの要素を合わせ持ち,撃ち落とした効果音がBGMと同調していくという,水口氏の過去作「Rez」を彷彿とさせるゲームシステムとなっている。今回のデモの内容自体はE3 2010で披露されたものと同じだが,水口氏のコメントから操作方法などが明らかになった。

■E3 2010での「Child of Eden」デモプレイ



 デモンストレーションプレイで披露していたKinectでの基本操作は非常に簡単で,画面にかざした手でターゲットを狙い,手を握ってロックオン,手を開くと攻撃できるといった具合だ。また,両手を叩くと攻撃の種類が変わり,レーザーなどが使えるようになるとのこと。ステージを進んでいくと,音楽のBPMが上昇して,ビート音もどんどん強く激しいものになっていく。これがゲーム自体の盛り上がりと連動し,シューティングゲームを遊びながら音楽を演奏しているかのような感覚が味わえる。

画像集#004のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も 画像集#005のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も
画像集#002のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も 画像集#003のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も

 ちなみに水口氏によると,本作の制作にあたって,Ubisoft Entertainmentとキューエンタテインメントが手を組んだのは,ちょうど2年前の東京ゲームショウ2008の時だという。Ubisoft Entertainmentのパリ本社のプロデューサーが「Rez」のファンであり,また,キューエンタテインメントのデビュー作「ルミネス」の海外展開をUbisoft Entertainmentが手がけたことなどがきっかけとなり,「新しいゲームを,新しいプラットフォームで一緒に作りましょう」という話が持ち上がったのだそうだ。Ubisoft Entertainmentといえば日本国内では“洋ゲー”のパブリッシャというイメージが強いが,日本発のタイトルである本作を送り出すにあたり,Ubisoft Entertainmentの日本法人も非常に期待しているのだという。

画像集#006のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も

 また,水口氏の作品の大きなポイントといえば,ゲーム中の音楽である。本作の楽曲については,水口氏のプロデュースする音楽ユニット「元気ロケッツ」が全曲を担当。今回のデモンストレーションでも,プレイの終盤に元気ロケッツのボーカルLumiが,地球をバックに歌う姿が登場した。水口氏によると元気ロケッツの活動と「Child of Eden」は,いずれも映像と音楽のシンクロによる「シナスタジア」(共感覚)を大きなコンセプトにしているのだそうだ。これまでの元気ロケッツの活動の集大成にもあたるため,「このゲームのために元気ロケッツを作ってきたとも言える」と力強く述べていた。

 発売時期は残念ながら未定なのだそうだが,今回のデモンストレーションの内容からは,ゲームの完成度の高さがうかがえた。また,トークの最後には「いろいろなプラットフォームで,いろいろな遊び方をしてもらいたいと思います。KinectやMove,それにパッドでの操作もできますが,ほかにもいろいろなものがまだ……」と,さらなる仕掛けを匂わす水口氏のコメントも飛び出した。
 世界中から期待されている「Child of Eden」。今後の続報を楽しみにしたい。

画像集#007のサムネイル/[TGS 2010]E3で数々の賞を受けた水口哲也氏の新作タイトル「Child of Eden」がTGSで本邦初公開。水口氏による実演も

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