［TGS 2010］グラフィックアレンジ有効版「電脳戦機バーチャロンフォース」直撮りプレイムービーを掲載。って，ツインスティックEX最後の再販決定!?

　東京ゲームショウ2010のセガブースに展示されていた，Xbox 360版「電脳戦機バーチャロン フォース」（以下，VO4）。18日は一時入場規制がかかるほどの注目を集めていたが，ここでは17日に撮影した試遊ムービーをお届けしたい。
　一般に公開されるのは今回が初となるVO4だが，16日の記事でお伝えしているように，機体のシルエットで影が落ちるなど，グラフィックス周りの拡張が施されたXbox 360版独自要素「グラフィックスアレンジ機能」が有効になっているなど，見どころが多いのである。

　なお，会場では基本的にアーケードモードで展示されている本作だが，ムービーでは特別にお願いして，ミッションモードの様子を収録させてもらった。新たな機体が支給される場面や，AI育成画面など，Xbox 360版としての初出しシーンも少なからず登場するので，発売を心待ちにしているバーチャロンファンは，もう会場でプレイしてきたという人も含め，ぜひチェックしてほしいと思う。

村山 亨氏（セガ AM研究開発本部 第二AM研究開発部 アシスタントマネージャー）

　なお，（会場の音でほとんど聞き取れないが）ムービー内でていねいに説明してくれているのは，セガAM研究開発本部 第二AM研究開発部 アシスタントマネージャーの村山 亨氏。そんな氏にいくつか質問をぶつけたので，その模様も以下のとおり掲載しておきたい。

4Gamer：
　さっそくなのですが「ランクマッチ」ではマッチングがランダムで行われると聞きました。となると相方も選べないわけですが，なぜ，このような形式を選ばれたのでしょうか。

村山 亨氏（以下，村山氏）：
　実は「完全にランダムにするかどうか」は，まだ決まってないんです。Xbox LIVEに「トゥルースキル」という機能があって，これを使ったマッチングも視野に入れて検討しています。

4Gamer：
　ああ，マッチング自体は自動だけれども，実力が近い者同士が当たりやすくなると。

村山氏：
　そうです。でも上級者同士が固まってしまうというのも，あまりよいことではないので，ここはギリギリまで検討したいと思っています。

4Gamer：
　機体を集めるのは，ミッションモードで行うとのことですが，これはアーケード版にあるミッションの延長と考えてよいのでしょうか。

村山氏：
　基本的にはそう考えてよいと思います。ただ，アーケード版のものはどれも難しすぎたので，お手軽なものがだいぶ増えています。アーケード版のミッションは，一番最後に出てくる感じですね。ダブルヤガランデとか（笑）。

4Gamer：
　ちなみに，初心者が一からVO4を始めた場合，機体を全部集めようと思ったら，時間はどれくらいかかるのでしょうか？

村山氏：
　うーん，EXオプションを使えば，そう難しくはないです。ただ機体の“引き”にはランダム性があるので一概にはいえませんね。
　できるだけかぶらないようにする処理は入れてあるので，何百時間とはかからないと思いますよ。

4Gamer：
　なるほど。ところで先ほどから，このポップ（右の写真）が気になっているんですが……。

村山氏：
　「ツインスティックEX」の再販ですね。キャンセル分になるので数は少ないですが，これが最後のチャンスです。ウッカリしていた人は，ぜひ購入を検討してみてください。

4Gamer：
　では最後に，本作を目当てにTGS 2010に来るという人に，メッセージをお願いします。

村山氏：
　グラフィックアレンジ機能を，その目で確認できるチャンスですので，ぜひ実際に体験して判断してもらいたいと思います。ツインスティックも実機に触れられますので，ぜひお越しください。
　ちなみにセガブースのほか，マイクロソフトさんのブースにも4台設置してありますので（笑）。セガブースが混んでる場合は，そちらもよろしくお願いします。

4Gamer：
　ありがとうございました。


　12月22日の発売に向け，いよいよカウントダウンが始まったといっていい本作。村山氏が述べていたように，購入を迷っている人は，ぜひこの機会に本作を体験してみよう。きっとXbox 360ごと，いや本体とツインスティックEXごと購入したくなること間違いなしだ。

マイクロソフトブースにはツインスティックのほか，パッドの試遊台も用意されている。パッド派の人は，マイクロソフトブースも覗いてみよう

電脳戦機バーチャロン フォース 公式サイト

※お詫びと訂正
　初出時，セガ村山 亨氏のお名前を誤って掲載しておりました。お詫びして訂正いたします。