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【PR】ブラウザゲームを軽んじないでいただきたい。美しい箱庭と「動態行軍」などの特殊システムを併せ持ち,腰を据えて遊べる「Last Conquer 〜三国争覇〜」の魅力とは?
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印刷2010/06/26 12:00

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【PR】ブラウザゲームを軽んじないでいただきたい。美しい箱庭と「動態行軍」などの特殊システムを併せ持ち,腰を据えて遊べる「Last Conquer 〜三国争覇〜」の魅力とは?

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 突然だが,ブラザゲームの最大のウリは“お手軽さ”だ。そのハードルの低さから昨今の日本ではまさに群雄割拠といえる状態のブラザゲームシーンだが,この状況をみて「フッ,ゲームの“作り”自体がお手軽になっていやしないかい?」という印象を持つ人も多いのではないだろうか?
 ただ,そう決めつけてしまう前に,Aeria Gamesが日本独占配信権を獲得して6月4日より正式サービスを開始している「Last Conquer 〜三国争覇〜」に触れてみてほしい。

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6月4日にスタートほやほや(?)の「Last Conquer 〜三国争覇〜」。現在「友達紹介プログラム(α版)」など,友達を招待して特典を入手できるキャンペーンなどを実施中だ
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「Last Conquer 〜三国争覇〜」公式サイト


 本作は三国時代の中国を舞台に,大陸の覇者を目指すシミュレーションゲームである。前述のとおりゲームはブラウザベースで制作されており,Flashが動作する環境とちょっとした時間があれば誰でもプレイできる。

 ……わけだが,正直“誰でも”といわれてもちょっと困るのがブラウザゲームというジャンルである。
 読者にはシミュレーションゲームのシの字も知らない人もいれば,「三国志」や「戦国」を冠したゲームを山ほどプレイした人もいるはず。
 お手軽かどうかはプレイヤーが決めることで,ゲームがどのように作られているかはまったく別問題だよねという話である。

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 結論からいうと,本作はお手軽に“も”遊べるゲームといえる。基本的には,複雑に依存関係のあるパラメータを有し,経験者でもガチで遊び込める戦略シミュレーションだ。
 とはいえ,もちろんブラウザゲームならではの低いハードル,つまり「誰でも要素」を併せ持っているわけで,そのへんがややこしい。
 自分でも書いててよく分からなくなってきたが,じゃあこれを読んでるアナタはその“誰でも”に入るのか? とりあえず全3回の連載記事をじっくり読んで確認していただきたい。

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たくさんある特徴を,歯ぎしりしながらあえて三つに絞ってみる


 本作を紹介しにくいのは,細かく独立した個々のシステムがちょっとづつ特徴を持っているためだ。戦闘モードの“障害物判定”による陣形選択の複雑さや,ユニークな武将育成システムなど,全部紹介するには細か過ぎる。
 しかも,実はそれら細かいシステムが本作の魅力をグイッとベースアップしているわけだが,筆者の体力的な問題もあるし,そのあたりは連載中に適宜説明していこう。
 そこで,ここでは大きく三つに分けて,本作の特徴をお伝えする。

<シミュレーションゲームの“歯ごたえ”を実現するパラメータ>
 シミュレーションゲームの大事なポイントは何だろうか。グラフィックス? 難易度のバランス? システム? 構成要素はたくさんあるが,ここで筆者はあえて前髪をファサッとかき上げつつこう言い切りたい「違うね。パラメータだね」と。
 本作は簡単にいうとプレイヤーの「やらなきゃいけないこと」(≒やれること)が多いのだ。もちろんそれは,すべてパラメータの多さによって実現している。
 たとえ手軽に遊ぶにしても,ゲーム世界自体は複雑なパラメータで形作られているべきなのである。たぶん。

「太学院」では,内政/城防/部隊/戦法/兵士の分野で50以上(最大20段階)の技術開発が可能。シミュレーションゲームだと割とこのへんは肝
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兵種の質を高めてユニットを強化する「鍛冶屋」
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「市場」で資源の相場をチェック
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「兵営」で兵士を訓練し,戦闘に備える

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「交易」では,ほかのプレイヤーと装備や武将の売買ができる。打倒したいプレイヤーがいたら,結託して交易を拒否するのもひとつの手(?)
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伐採場/農地/採石場/製鉄所は,資源確保の基礎建造物だ。資材の量,人口,通貨「黄金」の,収入量などのバランスを見ながら生産量を調整


<「おお,なるほど!」な「行軍システム」>
 ある意味,本作で一番凝っているのが本システムかもしれない。
 簡単にいえば「行軍システム」は,戦争における出撃と帰還を“よりリアルに”するシステムだ。プレイヤーが戦闘命令を出したあとに,一定時間(かつ自動)で移動→攻撃→帰還をするという一般的なシステムに一石を投じるもので,軍隊が一歩一歩,ワールドマップ上を移動する様子を確認できるのである。
 もちろん確認できるだけでなく,行軍行程を途中で変更したり,撤退から駐屯/敵の追撃へと切り替えたり,戦略を臨機応変に変えられるのが大きい。
 ブラウザゲームでは省略されがちな点だが,よくよく考えればここはシミュレーションゲームの醍醐味としてじっくり楽しみたいポイントだったりするよな,と。で,それを思うだけでなく実装までしてしまったのが本作なのだ。

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<その他細かなシステムあり。ランダムイベントにキリキリ舞い>
 そのほかにも,いろいろと細かいシステムがあるのだが,その辺は前述のとおり適宜説明するとして,プレイのアクセントとして存在する「ランダムイベント」が個人的にちょっと気に入っている。

突然発生する「随時任務」。心の準備などは一切無視だ
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 これはなんのことはない,文字通りランダムに発生してプレイヤーに状況選択を迫ってくる「随時任務」という任務(クエスト)の一種。
 例えば,都市が洪水にあったり(任務名:「洪水発生」),不意にプレイヤーの都市に謎の人物が現れて謁見を求めてきたり(任務名:「不明来訪」)する。

 そして「不明来訪」の場合だと,イベント発生後に「相手にしない」/「敬い客として対応」のどちらかの選択を迫られる。頭を悩ませながら,あるいはWikiなんかで調べながら選ぶことになるのだが,なんと実はこの選択肢どちらにも“成功”と“失敗”が用意されていて,プレイヤーごとに結果が異なる。
 つまり,発生も結果も(!)ランダムなのである。このあたり,見方によっては理不尽な(?)システムだが,いやいや,人生とはそういうものですよという感じで,個人的にはお気に入りだ。そんなに致命傷を負うこともないし。

 さらに今後は,「三国志クイズ」や,プレイヤーから募集したイベントなどを盛り込んでいく企画もあるという。これが実現すれば,よりバラエティに富んだランダムイベントになることは間違いないだろう。どんな形になるのか,今から楽しみだ。

おお“任侠者”とな。どれどれ朕みずから会ってしんぜよう。……はぅあ! 私の金をッ! か,かえせッ! みたいな
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導入部分をチェック。スタート直後はこんな感じだ

 
2Dグラフィックスで,軽快かつ味のあるマップ。タタタッと時折マップを往来する人々の様子なども描かれ,この箱庭が“生きている”ことを実感させてくれる
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 さて,ざっと特徴を眺めたところで,早速だが本作の導入部分を見ていこう。
 本作は,複雑なパラメータを有しているため若干硬派(?)ともいえる作りだが,導入部分は実に一般的なブラウザゲームライク。つまり,かなりハードルを下げた,分かりやすいチュートリアルが用意されている。

 チュートリアルは「任務」(いわゆるクエスト)をこなす形で進められ,最初は物資生産の拠点(伐採場/農地/採石場/製鉄所)の建築,次にプレイヤーの都市の中心である「皇宮」周りの建築/強化という具合に任務を受けてゲーム世界に慣れていく。
 そうやって建築を進めていくなかで「ん? いくら生産しても木材備蓄量の数値が上がらないなー。ああ,倉庫の等級を上げて貯蔵の上限を上げるのね。んでそのボタンは……」みたいな感じで,建築物と各種パラメータとの関係を覚えていくわけだ。

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最初はほぼ更地といえるプレイヤーの都市も……
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建築物や城壁が設置されて徐々にそれっぽく

ヘルプシステムも完備。用語の説明から戦闘時に参考にするべき数値データまで,一式が揃っている。ブラウザゲームはずっと張り付いてプレイしなくていいので,暇なときにじっくりデータだけを眺めて研究するという遊び方もアリだ
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 パラメータの依存関係を徐々に学びながら,次は各建築物で行える命令をちょっとづつ覚えておく。もちろんいきなりすべてを覚える必要はないので,「ああ,『情報処』で密偵を送ることができるのね」とか「城壁には“警護”っていう概念があるのか。馬防? なんじゃそら」といった形で一通り確認しておく感じでいい。

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そうこうしている間にも,前述のランダムイベント「随時任務」が発生。いきなり食料を1000ほど失うなど。ちょ……ちょっと……
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 もちろん本作はオンラインゲームなので,友人や同じ地域の仲間との協力も面白い要素だ。最初は左下のチャットウィンドウで挨拶をしたり質問をしたりしつつ知り合いを増やして,いずれ同盟を組んだり,敵対したり(?)するといいだろう。

「順位」ウィンドウで,サーバー内での自分のポジションをチェック。始めたばかりなのでまだまだ圧倒的に低い。一方,猛者たちは同盟を組み,サーバー内での一大勢力を築かんと行動している
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サーバーにはすでに“濃い”勢力図(?)が。

実は今,ちょうど面白い時期かも 


野外マップを見てみると,すでに自都市のまわりにほかのプレイヤーの都市がうようよと
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 前述の「順位」ウィンドウでも確認できるが,6月22日の原稿執筆時点で,サーバー内にはすでにかなり強力な同盟ができあがっている(ちなみに筆者のサーバーは,二つあるうちの一つ「虎牢関」)。
 どのように勢力を拡大して同盟関係を広げていったのかは不明だが,ゲームの世界がすでにプレイヤーによって形作られているということを感じさせられる。
 そして,この同盟に対してひれ伏すのか,それとも抗うのかは,プレイヤー次第だ。正式サービスから3週間ほどが経過し,サーバー内はまさにグツグツに煮えた釜のような状態なのである。この機会を逃す手はない。

 そんなこんなで,次回は導入が一段落したあと,ちょっと頑張って「内政」を行っていきたい。まずは自都市の地盤を固めて,速やかに軍事行動を起こせるような下地を作っていこう。

 なお本作は初回のゲームログインから7日間“保護期間”が設定されている。保護とはつまり,敵(ほかのプレイヤー)に侵略されないことを意味しており,当該期間内はのんびりと本作を学び,内政を楽しむことができる。
 保護期間後は,あらゆるプレイヤーの跋扈する世界に放り出されるわけだが,そこでもしっかりと生き抜けるよう,本連載でサポートしてみたい。できるだけ。

次回は「内政」にスポットを当ててみていこう。“大陸制覇”を目的とする本作ではあるが,富国そのものも,シミュレーションゲームの楽しい点だ
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「Last Conquer 〜三国争覇〜」公式サイト


  • 関連タイトル:

    ラストコンカー 〜英雄の系譜〜

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