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[TGS 2010]日本語版「Fallout: New Vegas」がマイクロソフトブース&スクウェア・エニックスブースでプレイアブル出展
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印刷2010/09/18 02:13

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[TGS 2010]日本語版「Fallout: New Vegas」がマイクロソフトブース&スクウェア・エニックスブースでプレイアブル出展

 TGS 2010では,ゼニマックス・アジアが11月4日に発売を予定している「Fallout: New Vegas」PS3 / Xbox360)の日本語版がプレイアブル展示されている。展示場所は二つあり,一つはマイクロソフトブースのレーティングZタイトルが集められている一角。もう一つはスクウェア・エニックスブースだ。どちらも18歳未満は立ち入りできないスペースになっている。

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 本作の英語バージョンは,先のE3やGamescomなどでもプレイアブル展示されていて,4Gamerでもプレイレポートを掲載している。今回TGSで展示されていたのは,もちろん日本語バージョンで,日本語での吹き替えも行われている。ゼニマックスアジアのスタッフの話によれば,「もうほとんど完成バージョン」であるとのことだった。

 今回,TGS 2010会場で試遊できる内容には,三つのパターンが用意されていた。一つは,「グッドスプリングス」という街での冒険。この街はゲームが始まる場所であり,いわゆるチュートリアルを体験できる。実際にプレイしてみたところ,ゲーム開始時にいきなり死にかけた主人公を助けてくれるドクターの名前が“ミッチェル”となっていて,おどろいたというか,何となく申し訳ない気分になった(関連記事)。

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 二つめのシチュエーションは,「ベガス・ストリップ」という街での冒険だ。ここは核戦争後の世界なのにネオンがぴかぴかと光っている贅沢な街で,内部にはカジノも存在する。カジノではブラックジャックやルーレットなどが楽しめるようになっている。これらのギャンブルはゲームを進めていくうえで必ずやらなければいけないものではなく,まったく関わらずにゲームを進めていくことも可能。このあたりの自由さは「Fallout 3」PC / PlayStation 3 / Xbox 360)と同様だ。

 三つめの試遊内容は「ブラックマウンテン」での戦闘だ。ここはミュータント達の住む街となっており,近づいていくと大量のスーパーミュータント達に襲われることになる。プレイヤーキャラクターは強力な火器を装備しており,ここでは主に本作における戦闘を体験できるようになっているとのことだ。

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 そのほか,本作のハードコアモードについてスタッフから話が聞けたので,お伝えしておこう。本作ではゲームスタート時に,ノーマルモードとハードコアモードのいずれかを選択できる。ハードコアモードにおいては,プレイに以下のような制限が課せられる。

・弾薬が重くなる(ノーマルでの弾薬は重さ0)。そのため,大量の弾薬を持ち歩くことが困難になる
・体力回復のスチムパックにクールダウンが追加されて,連続使用できなくなる
・キャラクターが,定期的な食事と睡眠を必要とするようになる
・大きな怪我をスチムパックだけでは治せなくなる。治療したければ医師の元を訪れる必要がある

 これらの要素の一部は,初代「Fallout」や「Fallout 2」に存在したものだそうだ。前作Fallout 3は世界中でヒットしたが,1や2を知るファンの中には,3のゲーム性が1や2と大きく異なっているため,不満を覚えた人もいるという。他方,今回本作を開発しているのはObsidian Entertainmentであり,同社には,1作目や2作目を手がけたBlack Isle Studiosのメンバーが在籍している。
 そのような事情もあり,本作では3のシステムを利用しつつも,プレイのテイストは1や2に近いものになっているようだ。New Vegasの世界は,3ほどドンヨリと暗く狂った世界(だがそれがいい)ではなく,ひどい奴もいるけれど,話がきちんと通じる人や,本当に親切な人もいる。ロボットに話しかけてみると妙に親父臭かったりして,ホッとできる場面は3より本作のほうが多いのかもしれない。

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 戦闘面では多数のパークスや武器が追加になっているほか,メレー武器の使い勝手もよくなっている。というのも,本作ではV.A.T.S(時間を止め,敵の攻撃部位を選択してピンポイントに攻撃できるというシステム)を使ってメレー武器で攻撃した場合,特別な効果を持ったアクションが現れる場合があるのだ。
 例えばゴルフのアイアンであれば,フルスイングをすることで敵を転倒させたりできるという。3のメレー武器はなんとなく使いづらかったが,New Vegasでは現実的な選択肢の一つとなっているのかもしれない。

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 さらに派閥・勢力の概念もNew Vegasでは重要になっている。プレイヤーが関わることになる大きな派閥は,ニューカリフォルニアリパブリック(NCR),シーザーズリージョン,そしてもう一つ(今はまだ秘密だそうだ)の三つだ。プレイを進めていくと,プレイヤーは要所要所で勢力に関わる選択を行うことになり,その結果として特定の派閥に近づいていくことになるようだ。
 そうなると,それに敵対している派閥との関係は険悪になり,出会えば攻撃されるようになっていく。自分自身がそのエリアでどのように思われているのかは,マップ上でも分かるようになっているという。
 そして重要なことに,それぞれの派閥との関係は,エンディングにも影響してくる。やり込みの幅は,3よりも本作のほうが増しているといえそうだ。

「Fallout: New Vegas」公式サイト


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