【PR】「Angelic Crest」の「戦略システム」は，箱庭シミュレーションファンも楽しめるゲーム内ゲームだ

　現在ベクターが運営している「Angelic Crest」は，30名以上の豪華声優陣を起用した，TVアニメに近いノリで楽しめる“ドラマチックSFオンラインRPG”である。
　これまで3回にわたって本作の魅力をお伝えしてきたが，最後に「戦略シミュレーションシステム」の楽しさを紹介しておこう。簡単に言ってしまうと，このシステムは“ゲーム内で箱庭シミュレーション的な遊び方ができる”もの。
　しかも，あらゆるところに初心者でも安心な仕様が盛り込まれているAngelic Crestだけあって，これもまたかなり手軽に楽しむことができる。新米隊長プレイヤーはご一読を。

「Angelic Crest」公式サイト

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短時間のプレイでも都市育成を楽しめる「戦略シミュレーションシステム」

　戦略シミュレーションシステムとは，「特務艦ラファエル」内にあるシステムの一つで，「地球連合軍特務隊エンジェルフォース」の小隊長たるプレイヤーが，仮想空間内で都市育成を行えるというものだ。世界観や建物建設の要領などは，本編の製作に通ずるところがあるので，ゲームに慣れた人はかなり遊びやすいはず。
　また，建設した建物に対し，コマンド「捜索」を行えば，本編でも利用できるレアなアイテムが手に入ることもあるなど，プレイするメリットも多い。
　簡単に流れを説明すると，資源を元に，軍事や民間に関連した各種施設を建築することで，さらに多くの資源を獲得し，都市を発展させることができる……といった形だ。
　つまり，Angelic Crestの中に，“箱庭ゲーム”が丸ごと一本入ってしまったもの，と説明すれば分かりやすいだろうか。

　戦略シミュレーションシステムの大きな特徴は，プレイヤーが築いた都市は，たとえログオフ中でも自動的に発展し続けるということ。社会人のプレイヤーなら，出社前に都市育成の指示を与え，帰宅後にその結果を見て楽しむ，といったプレイスタイルも可能なわけだ。
　短いプレイ時間であっても，手応えを感じられるという意味では，昨年頃から流行の“農園系のブラウザゲーム”に似た雰囲気である。

　ただし，Angelic Crestの戦略システムは，通常のゲームプレイと密接に結びついているという意味で，従来のブラウザゲームとは大きく違う。
　繰り返しになるが，戦略シミュレーションシステムを上手に進めることで，通常のゲームプレイでしっかりと恩恵を受けられるというのがポイントだ。
　また，ほかのプレイヤーの都市へ攻め込んだりすることも可能。敗退するとペナルティも生じてしまうが，それだけに遊び甲斐のあるシステムといえるだろう。

自分だけの都市を作り上げよう

　実際に戦略シミュレーションシステムをプレイするには，条件として「マイキャラのレベルを10以上まで上げる」ことが必要だ。ゲームを始めたばかりのプレイヤーが，いきなり遊べるわけではないが，前回紹介したとおり，本作にはキャラクターの育成を手軽に行える「リモコン」などの機能がある。都市建設前には，これらを駆使してキャラクターを育てよう。

Lv10までの最短ルート（公式サイト）

　前述したとおり，戦略シミュレーションシステムは“ゲーム内ゲーム”のような位置づけで，特務艦ラファエル内にある巨大な電光掲示板「戦略シミュレーションシステム」からアクセスできる。
　アクセスすると，まずはだだっ広いが何もないさら地へと降り立つ。画面いっぱいに広がるこのエリアが丸ごと，プレイヤーの領土（仮想空間）なのだ。このエリア内であれば，好きな建築物を，好きなようにレイアウトして構わない。

　とはいえ，施設ごとに“建築するために満たさなければならない条件”があるため，最初に建築可能な施設は限られている。
　まず，領土内にある「手押し車」をクリックすると，画面右側に建築できる施設として，「基地」「鉄採掘場」「金採掘場」「ファーム」の四つが表示されるはずだ。とりあえず，これらを好きな位置に建ててみよう。
　各施設の役割を簡単に説明すると，基地は都市に必ず建てる必要がある本拠地のような場所。鉄採掘場は，一定時間ごとに鉄を自動で採掘し続ける場所だ。同様に金採掘場を建てることで金を，ファームを建てることで食物を自動的に得られるようになる。
　また，画面上部のウィンドウ内には，都市のリソース情報が記されている。鉄採掘場などを建てることで，これらのリソースが次第に増えていき，それはプレイヤーがログオフしている間も継続されるというわけだ。

　続いて，自分が建てた基地を再びクリックしてみよう。すると，新たな施設が幾つか建築可能になっているはず。このような形で，特定の施設を建てることが，別の施設を建築する条件になっているというわけだ。
　なお，細かい条件は，画面上部のメニューから「LIST」を選ぶと，ツリー形式で確認できる。

都市を発展させれば，本編で役立つアイテムが手に入る

　ツリーを参考にさまざまな施設を建てていくと，さら地だった領土内が次第に埋まっていくだろう。ツリーの条件さえ満たせば，サクサクとしたペースで都市を発展させられる。
　例えば「建築公社」を建てると，道路の敷設が可能となり，そこで生活する住民の姿が見えるようになる。また「貿易市場」では，手持ちのリソースを換金でき，それにより更なる都市発展が期待できる。この辺りから，箱庭シミュレーションらしい手応えを感じられるようになるだろう。

　とはいえ，次々と施設を建てていくと，リソースはいずれ底を尽くことになる。たとえ鉄採掘場などで生産しても，それを上回るペースで消費していけば，全体量が減っていくのは自明の理だ。そこで忘れてはならないのが，“施設のレベルアップ”である。
　レベルアップには多少のリソースと時間を要するものの，時間辺りの生産量が永続的にアップする。例えば初期段階のレベル1だと，1時間に「10」しか増えなかったリソースが，レベル2だと「17」に，レベル3だと「20」までアップするのだ。


　領土内の各施設を，一度にレベルアップさせるのは，リソース的に困難である。しかも，建築可能な施設も増えていき，こちらにもリソースを回さねばならない。
　こうなってくると，プレイヤーは効率的に都市を発展させるべく，どの施設を優先的に建築するべきか，頭を悩ませることになるだろう。各種リソースをはじめ，都市の実力を示す「繁栄度」「軍事力」「税収」などといったパラメータとにらめっこするのは，箱庭シミュレーションのだいご味そのもの。
　没頭しているうちに，ついつい，Angelic CrestというオンラインRPGで遊んでいることを忘れてしまいそうになるほどだ。

　さて，施設のレベルアップをオススメするのには，もう一つ理由がある。最大までレベルアップした施設には，探索対を乗り込ませて，「捜索」させることが可能なのだ。
　捜索では，一定確率で装備品などのアイテムを獲得でき，それを通常のゲームプレイに持ち帰ることができる。特別な操作は必要なく，指令さえ出せば，あとはフルオートで行ってくれるので，これをやらない手はない。

オンラインゲームだから，他都市へ攻め込める

　前述のとおり，都市建設は，レベル10以上のプレイヤーなら誰でも参加できる，魅力的なシステムである。それはすなわち，同じサーバーに接続しているほかのプレイヤーも，同様に都市を所有している可能性が高いということだ。
　画面上部にあるメニューの「MAP」を押すと，ほかのプレイヤーも含めた，サーバー内の都市状況を一望できる。ワールドマップ内で赤くなっている場所が，プレイヤーの都市がある場所だ。よく見ると湖や，海のど真ん中にも赤い点があり，大勢の人がプレイしていることが分かるだろう。
　試しに適当な都市をクリックして，メニューから「偵察」を選んでみよう。これでほかのプレイヤーの都市の中を，実際に歩いて見学できる。各施設のレイアウトや，レベルアップの優先順位など，新米プレイヤーにとっては色々と参考になるはずだ。

　また，ほかのプレイヤーの都市は，見学するだけでなく，攻め込むこともできる。ただし，これには基地の施設をレベル2にしておく必要があり，そのためにはかなりのリソースを要する。逆にいえば，基地がレベル2になるころには，脱初心者といって良いだろう。
　また，都市へ攻撃できる段階になったら，そのために「軍需工場」や「兵器工場」「セイバー工場」を建築し，軍備を拡張していく必要がある。


　ただ，実際のところ，都市建設を始めたばかりのプレイヤーが，基地のレベルが2になったからといって，すぐさまほかの都市へ攻め入るのは，あまり現実的とはいえないだろう。いくつかの都市を見学すれば分かるとおり，都市としての力量が大きく開いてしまっているケースが多いからだ。
　逆に，自分の都市がほかのプレイヤーから攻め込まれることもあるので，資源に余裕が出てきたら，砲台や防壁といった防衛施設を積極的に建てておこう。もし攻め込まれて敗退すると，通常のゲームプレイと同様，ペナルティが生じてしまうのである。

　戦略シミュレーションシステムでは，基本的に長い期間プレイしていれば，それだけリソースが多く溜まり，都市も発展する。コツコツとプレイすれば，それだけ結果に反映されるので，長い目でプレイするのが得策といえるだろう。


　Angelic Crestの戦略シミュレーションシステムは，一般的な箱庭シミュレーションや農園系ブラウザゲームと比べると，最初に持っているリソースがけっこう多い。そのため，ゲームの開始直後から施設を次々と建て，都市を発展させる面白さをテンポよく味わえる。
　そのため，箱庭シミュレーションが好きな人はもちろん，例えば声優ボイスを目当てに本作に興味を持ったようなライトプレイヤーでも，さほどハードルを感じることなく，すんなり遊べる作りになっている。
　メインミッションの息抜きや，ちょっと時間が空いたときにプレイするといった楽しみ方ができそうだ。


　これまでお伝えしてきたとおり，Angelic Crestは，美少女満載のストーリーに，採集/製作システム，そして戦略システムと，数多くの要素をこれ一本のゲームで楽しむことができる。2Dグラフィックスの軽快なクライアントからは想像できないほど，さまざまな要素を，ぎっしり詰め込んだタイトルといえるだろう。
　もし興味を持ったら，これまでの連載記事なども参考に，気軽にエンジェルフォースの小隊長に志願してみてほしい。

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