ゲームオンは2016年10月5日，同社がサービス中のMMORPG「
ArcheAge」でアップデート
「饗宴の大乱戦」を実施する。これは大型アップデート「ArcheAge3.0」の第1弾にあたるもので，新PvP「バトルロイヤル」や，新システム「ユスティンの祝福」，料理の新レシピなどが実装される。
今回，この実装に先立って新PvP「バトルロイヤル」を体験できたのでレポートをお届けしよう。なお，テストプレイの時点では調整中だったため，スクリーンショットの数値やテキストは実装時と異なる場合がある。その点，ご了承いただきたい。
8人のプレイヤーが入り乱れて戦う，新PvP「バトルロイヤル」はルール無用の無制限バトル
レベル50以上で参加可能な「バトルロイヤル」は，アイテムの使用，スキル，装備品などに制限がないPvPだ。参加人数は8人で，それ以上でも以下でもプレイできない。この
8人はすべて敵同士で12分間を戦い，終了時に名誉ポイントが付与される。さらにスコア上位4人には，追加報酬としてアイテムが贈られる。なお，プレイヤーがルールを変更することはできない。
バトルロイヤルへの参加登録は，画面右下の「便利機能」から行う。登録するとマッチングが始まり，画面右上に「待機中」のアイコンが表示され，8人揃うまで待機することになる
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バトルロイヤルが行われるマップは，2015年12月に実装されたインスタンスダンジョン「饗宴の園」をモチーフにした円形のマップとなる。華やかなコロシアムといった感じだ。
マッチングが完了すると，プレイヤーはその外周にある8つの小部屋にそれぞれ転送される。この小部屋がスタート地点で，試合中にキルされると，ここからリスタートとなる。試合時間内は何度でもリスポーンするので，やられても気にせずバトルを続行可能だ。
「饗宴の園」をイメージした庭園風のマップで，中央から3方向に伸びた橋と，橋と橋の間にある扇状の水辺がバトルフィールドとなっている。バトルロイヤルで使われるマップは，現状このマップのみだ
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リスポーン時には，マップを時計盤に見立てて，12時，3時，9時の3か所に即座に転移して戦場に復帰することも可能だ
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さて，実際にバトルロイヤルをプレイしてみたが，これが実に「何でもあり」のオモシロバトルだった。制限らしい制限はないと前述したとおり，スキルは当然として消費アイテムの使用制限もなく（使用時のクールタイムなどはある），純粋にPvPが楽しめる。
それらに加えて，チャリオットやグライダーといった乗り物も自由に使えるのだ。つまり，ぶつかり合っているプレイヤーの横から，いきなりチャリオットの砲撃を食らわせたり，上空から爆撃や機銃で攻撃したりもできる（どちらも目立つので，そのあとで狙われるのは間違いない）。まさにルール無用の大乱戦が，思う存分楽しめるのだ。
乗り物以外にも，ペットを出して乗ったり，プレイヤーに戦いをけしかけたりもできる。PvPに戦車だとかグライダーだとかペットだとかを使うのは，どうかと思うのだが，これがまた予想し得ない展開を生み出してくれる
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ほかのプレイヤーが召喚したチャリオットは，奪って乗ることもできる。さらに別のプレイヤーと協力して，砲撃するなんてこともアリだ。気が付いたらなぜか，戦車戦になっていることも
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試合の結果に影響を及ぼすスコアは，敵プレイヤーをキルするだけでなく，NPCを倒したり，戦車やペットを倒したりしても稼げる。NPCは，試合開始から一定時間経つと，マップの3方向にある小部屋に出現。これを倒すと「退治」ポイントが入るという仕組みだ。また，前述したチャリオットを攻撃して壊すことで「破壊」ポイントが入り，こちらもスコアに関わってくる。
3つの小部屋にそれぞれ出現するNPCモンスター。ポイント稼ぎ用のモンスターかと思いきや結構な強敵で，1人で倒すのはちょっと難しい。協力する必要がありそうだが，ラストアタックを決めたプレイヤーに一番多くポイントが入るので，そのあたりの駆け引きも熱そうだ。なお，小部屋から出てくることはなく，一度倒しても一定時間を経過するとリポップする
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HPが多く防御も硬いチャリオットだが，攻撃し続ければ破壊できる。これで破壊ポイントを入手！ と言いたくなるが，実際はその間にほかの敵から狙われるので，そう簡単ではない。ほかのプレイヤーが召喚したペットも，倒すと「破壊」扱いでポイントになる
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ArcheAgeには，大規模PvPとして「攻城戦」や「麦畑を揺るがす戦い」「赤露の滴る戦い」があり，また「決闘」や「グラディエイター」などの少人数PvPもある。
この「バトルロイヤル」は，それらの中間に位置する，
かなり「ゆるい」PvPと言えるだろう。8人での戦いとはいえ，あくまで個人が好き勝手できる戦場なので，チームプレイや連携といった，ある意味「面倒な」ことを考えずにプレイできるのも気軽でいい。もちろん，戦場で見知らぬプレイヤーと即興で，一時的な協力プレイ（そのあとは容赦なく攻撃する）をこなすのも楽しいだろう。協力したプレイヤーに背後から攻撃されるのも，バトルロイヤルの醍醐味だ。
ArcheAge日本運営プロデューサーの
石元一輝氏も「スポーツライクで気軽に遊べるPvP」とバトルロイヤルを表現していた。参加レベル以外にはとくに制限がなく，1回12分と短い時間で遊べるので，PvPという言葉に気後れせず，気楽に参加してみよう。
実はこっそりバトルロイヤルのテストプレイに参加していたプロデューサーの石元氏。情け容赦なく筆者をキルしまくっていた
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2016/09/30 17:00
ArcheAge
