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[E3 2017]ALIENWARE,「Area-51」デスクトップPCのRyzen Threadripper搭載モデルを7月27日,Core i9搭載モデルを8月22日に発売
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印刷2017/06/13 08:00

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[E3 2017]ALIENWARE,「Area-51」デスクトップPCのRyzen Threadripper搭載モデルを7月27日,Core i9搭載モデルを8月22日に発売

 北米時間2017年6月12日,Alienwareは,ゲーマー向けハイエンドデスクトップPC「ALIENWARE Area-51」(以下,Area-51)の新型となる「Ryzen Threadripper」プロセッサ搭載モデル「Area-51 Threadripper Edition」を7月27日,「Core i9」プロセッサ搭載モデル「Area-51 featuring Core X-Series」を8月22日にそれぞれ世界市場へ向けて発売すると発表した。Ryzen Threadripper,そしてCore i9の発売日はいまのところ明らかになっていないが,それだけに,Alienwareが明らかにしたこれらの日程は,登場スケジュールの大きなヒントになりそうだ。
 なお,価格は現在のところ未公開。Alienwareは「まもなく公開する」としている。

Rizen ThreadripperおよびCore Xシリーズ搭載版Area-51。272.71(W)×638.96(D)×569.25(H)mmという公称サイズからして,筐体デザインは既存のArea-51と変わらないようだ。なお,Alienwareの親会社であるDellの資料によると,開発コードネームは「Centauri X」だとか
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Joe Olmsted氏(Director of Product Development at Alienware and Inspiron Gaming, Dell)
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 ALIENWAREおよびInspiron Gamingデスクトップ製品開発担当ディレクターであるJoe Olmsted(ジョー・オルムステッド氏)によると,2017年いっぱいの期限つきながら,「Ryzen Threadripper搭載PC」はALIENWARE限定での提供になるという。
 というわけで,いやが上にも注目度の上がるであろうArea-51 Threadripper Editionだが,本製品は16コアもしくは12コアのRyzen Threadripperを搭載し,全コアをファクトリーオーバークロック(=メーカー保証付きクロックアップ設定)しての出荷になるそうだ。プレスリリースによると,16コア32スレッド対応の上位モデルでは,定格クロックこそ未公開ながら,全コアを3.6GHz駆動する状態で出荷するとのことである。

E3 2017のタイミングで公開となった,Area-51 Threadripper Editionの内部構造。展示機はSLI構成だった。少なくとも北米市場だと,BTOでは「GeForce GTX 1050 Ti」から「GeForce GTX 1080 Ti」もしくは「Radeon RX 570」「Radeon RX 580」を選択できるという。SLI対応のGeForceでは最大2枚構成,Radeonでは最大3枚構成が可能とのこと
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 Area-51 Threadripper Editionではもう1つ,4基あるDDR4メモリスロット用のBTO選択肢として,標準のPC4-21300(DDR4-2667)とは別に,XMP(Xtreme Memory Profile)対応のPC4-23400(DDR4-2993)モジュールも用意するとのことだ。メインメモリ容量は最大64GBを実現できるという。

Area-51 Threadripper EditionのCPUソケット「Socket TR4」用の簡易液冷式CPUクーラーは完成済み。差してあるメモリモジュールがHyperXブランドのものである点にも注目してほしい
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 CPUとメモリのファクトリーオーバークロックに対応しながら,グラフィックスカードのファクトリーオーバークロックを行う予定はないとのことだが,その理由を尋ねてみると,Olmsted氏からは,「それをやるとNVIDIAの保証を受けられなくなるため」(※Dellはカードメーカーではなく,NVIDIAと直接取引している)という回答が返ってきた。よって,グラフィックスカードの動作クロック引き上げだけは,将来的にも自己責任ということになるだろう。

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 一方のArea-51 featuring Core X-Seriesは,「ひとまず10,8,6コア構成のものを出荷する。なので最低でも12コア仕様となるRyzen Threadripperのほうがマルチタスク性能は高くなるかもしれない」(Olmsted氏)。
 発表時点におけるBTOの選択肢は10コア20スレッド対応の「Core i7-7900X」,8コア16スレッド対応の「Core i7-7820X」,そして6コア12スレッド対応の「Core i7-7800X」で,現在のところファクトリーオーバークロックに関する情報は明らかになっていない。

 メモリモジュールとGPUの選択肢はArea-51 Threadripper Editionと同じで,ストレージ構成も基本的には同じだが,BTOで「Optane Memory」を選択できる点は「Area-51 featuring Core X-Seriesならでは」ということになるだろう。

 ストレージ周りの仕様を確認しておくと,Area-51 Threadripper EditionとArea-51 featuring Core X-SeriesはいずれもPCI Express x4接続のM.2 Type2280スロットを1基搭載しており,M.2接続型SSDと3.5インチHDDといったドライブ構成をとれるそうだ。

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 なお,取材時点で,日本での発売に関する情報は明らかになっていない。「出ない」というのは考えにくいので,続報を待ちたいところである。

(Olmsted氏取材:小山安博,本文構成:佐々山薫郁)

DellのAlienware製品情報ページ(英語)

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