［Gamescom］つい車をぶつけたくなる迫力のクラッシュシーンが特徴。「Need for Speed SHIFT」の直撮りプレイムービーを4Gamerに掲載

　1994年以来続くレースゲームシリーズの最新作「Need for Speed SHIFT」の直撮りムービーを4Gamerに掲載した。欧米では2009年9月に発売される予定の本作は，物理エンジンと独特の視覚効果を使って「本物のレースを体験する」ことを目的に開発されたタイトルだ。


　リアルに描かれたコクピットから眺める一人称視点を基本とし（視点の変更は可能），とくにクラッシュしたときのリアリティが追求されているのだ。
　息の長いシリーズであるだけに，ときにはハチャメチャな公道レーシング，ときにはレースシミュレーションとさまざまな試みに挑戦してきたNeed for Speedだが，今回のようなアプローチはほぼ初めてのこと。クラッシュしないことが基本のレースゲームにクラッシュシーンのリアリティというのもちょっと変な話だが，シリーズを追うごとにレベルアップしてきたグラフィックスが与えてくれる疾走感は見事。

Jesse Abney氏

　……というようなことをいくら書いても，レースゲームの場合なかなか伝わりづらいので，ムービーを撮影した。百聞は一見にしかずというやつですな。
　撮ったのはGamescomのEAブースで展示されていたもので，本作プロデューサーを務めるJesse Abney氏がドライバーだ。PCのほか，PLAYSTATION 3，Xbox 360，そしてPSP向けのリリースが予定されているが，撮影したのはXbox 360版だ。


　実在する70種類以上の車が収録されており，架空のものも含めて15種類のロケーションが登場するNeed for Speed SHIFTだが，ムービーに登場するのは“TOKYO”。路面に表示された「出口」などの文字が逆向きなのは，前作「Need for Speed: ProStreet」譲りといっていいだろう。
　ちなみに，撮影環境の問題でムービーがやや青みがかっている点はご容赦を。実際はもっと鮮やかなので安心してほしい。という感じで，発売のあかつきには，ぜひ車をあちこちにガッツンガッツンぶつけてほしい。