ケロロ軍曹を題材とするRPG「KERORO RPG（仮題）」，韓国で開発中

「KERORO Fighter」のイメージアート

　最近，韓国では，テレビアニメ「ケロロ軍曹」を題材とするオンラインゲームが次々に登場しており，まもなく年末シーズンを迎えるゲーム業界で注目を集めている。
　韓国Goorm Interactiveは，2008年5月にサービス開始し，3万5000人以上の同時接続者数を記録した格闘アクション「KERORO Fighter」に続き，12月5日にはレースアクション「KERORO Racing」のオープンβテストを開始予定。さらに12月末頃には，シューティングアクション「KERORO Pang Pang」のサービスを開始する計画だ。

　そして今回4Gamerでは，2009年6月のクローズドβテスト実施に向け開発が進められているという「KERORO RPG（仮題）」に関する情報を入手した。
　横スクロール型のオンラインアクションRPGで，幅広いゲーマーが気軽に遊べるシンプルな操作性や，さまざまなスキルを用いてテンポよく攻撃を繰り出せる点を特徴としている。残念ながらスクリーンショットは入手できなかったが，画面は3Dで描かれるということだ。
　今回判明した登場キャラクターは，以下の5種類。

■戦いをリードする「戦士」ケロロ
■遠距離攻撃がメインの「レンジャー」ギロロ
■武術に長けた「武道家」タママ
■科学の力を利用する「科学者」クルル
■俊敏な動きで戦う「アサシン」ドロロ

　4Gamerでは，新たな情報が入り次第お伝えするので，お楽しみに。

　ここで，最初に挙げた“ケロロもの”ゲーム3タイトルについて，あらためて紹介しておこう。

■KERORO Fighter
　ケロロ軍曹のキャラを操作し，原作をモチーフにしたマップで戦いを繰り広げる格闘アクション。毎月行っている大型アップデートで，新たなキャラが追加されている。キャラには攻撃型，防御型，俊敏型などがあり，特性が異なるほか，キャラ特有のスキルもあるため，さまざまなスタイルで戦える。



■KERORO Racing
　レースをしつつほかのプレイヤーと戦いを繰り広げる“乱闘モード”と，純粋に速さを競い合う“疾走モード”からなるレースアクションゲーム。一発逆転の要素が盛り込まれており，最後まで気の抜けないレース展開が楽しめるほか，さまざまな内容のクエストがレベルごとに用意されている。将来的には，ギルドシステムや制作システムなどを追加するアップデートが行われる予定だ。



■KERORO Pang Pang
　三人称視点のカジュアルシューティング。キャラごとに異なるスキルを備えているため，さまざまなスタイルでプレイできる。今のところ，個人戦とチーム戦のほか，「キャノンボール」と呼ばれるゲームモードが用意されており，Capture the Flagやエリア戦といったモードも開発中だ。



　Goorm Interactiveの関係者に話を聞いたところ，「KERORO Fighterの好調ぶりから，ケロロ軍曹をベースとするオンラインゲームに将来性の高さを感じています。KERORO RacingやKERORO Pang Pangも，高い人気を獲得することでしょう。そしてKERORO RPGは，キャラクター性と企画の両面で，Maple Storyに匹敵するタイトルとして提供すべく，開発を進めています」と語り，自信の大きさを示していた。
　気になる日本サービスについては，「今のところ具体的には話せませんが，原作はそもそも日本で生まれたものですし，日本でサービスできれば，原作同様，幅広い年齢層のファンにアピールできるのではないでしょうか」とだけ答えてくれた。