“じっくり系”ストラテジーのファンは注目。ファンタジー世界を舞台としたターンベースストラテジー「Elemental: War of Magic」は8月24日に発売

　Stardock Entertainmentは，ストラテジーゲーム「Elemental: War of Magic」を8月24日に発売することを明らかにした。もっとも，同社CEOのブラッド・ワーデル（Brad Wardell）氏は，以前から「（ゲームの出来が）気に入らなければ，発売は遅らせる」と明言しているため，期日通りに発売されない可能性も少なからずありそうだ。同社のオンライン販売システム「Impulse」を使ったデジタルダウンロード版の販売は，8月31日から開始する予定のようだ。


　Stardock Entertainmentは，「Sins of a Solar Empire」や「Galactic Civilization II」などの，いわゆる「4Xゲーム」（4Xとは“eXplore＝マップの探索”“eXpand＝領土の拡張”“eXploit＝資源の活用”“eXterminate＝敵対勢力の根絶”の略）と呼ばれる，ターンベースストラテジーを手がけてきたメーカーだ。Elemental: War of Magicは，そうしたマニアックなゲーム性をベースにしつつも，宇宙ではなく，ファンタジー世界を舞台としており，これまでとは異なる層のファンにも楽しめそうな作品である。

　Elemental: War of Magicの舞台となるのは，ソーサラー達が支配するファンタジー世界で，プレイヤーは，複数の国家の中から自分の好みのものを選び，王国の繁栄のために，開拓や研究，軍事行動，外交などを行なっていくことになる。
　登場するモンスターには，ドラゴンからトロールまでさまざまなものが存在。さらに，ユニットや施設を自分でデザインすることも可能になっており，このあたりはミクロなディテールにこだわりを持つStardock Entertainmentらしい部分だ。


　発売日も決まり，本作の公式サイトでは，すでにプレオーダーも始まっている。マニアックなターンベースストラテジーで味わえる，あの“濃密なゲーム体験”が好きな人にとって，本作は，2010年後半の期待作として要チェックのゲームかもしれない。

「Elemental: War of Magic」公式サイト