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AMDの次世代チップセット「AMD 890」搭載マザーボード,ASUSとMSIから公開に
今回は,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)の「M4A89GTD PRO」と,MSIの「890FX-GD70」について,公開されていた個体から見えてきたものをまとめてみたい。
また,ついでといってはなんだが,「Intel P55 Express」(以下,P55)チップセット搭載のハイエンドマザーボードもいくつか見つけたので,それも併せて紹介しておきたいと思う。
ASUS「M4A89GTD PRO」
チップセット名が伏せられた形で展示されていたのが,ASUSのM4A89GTD PROだ。「AMD 790GX」よりも性能面で優れたグラフィックス機能を統合した「AMD 890GX」チップセットを搭載すると見られる本製品は,専用のグラフィックスメモリとして機能する「SidePort Memory」を搭載。I/Oインタフェース部には,DVI-I,HDMI,D-Sub 15ピンの出力インタフェースを用意している。
そのSB850は,Serial ATA 6Gbps(SATA 6Gbps)のサポートが大きな特徴だが,実際,マザーボード上には,対応するSerial ATAポートを6基用意していた。
MSI「890FX-GD70」
ASUS製品と同様に,SATA 6Gbps×6とUSB 3.0×2をサポートするのもトピックといえそうである。
Intel P55ハイエンドマザーも登場
冒頭でも紹介したように,こ2010 International CESの会場ではP55チップセットを搭載するハイエンドマザーボードもいくつか披露されていたので,ここで簡単に紹介しておきたい。
ASUSが展示したのは,「R.O.G.」のP55搭載版上位モデルとなる「Maximus III Extreme」。PCI Express x16スロットを5本搭載し,4-way ATI CrossFireXや3-way NVIDIA SLIをサポートするほか,SATA 6GbpsおよびUSB 3.0にも対応するという,イマドキのハードウェア仕様を獲得している。
P55モデルのR.O.G.マザーボードでは,別のPCからUSBを介してマザーボードを制御できる「ROG Connect」の搭載が大きな特徴だが,Maximus III Extremeでは,これをBluetooth接続でも利用できるようになるという。
GIGABYTE TECHNOLOGYは,Marvell製のSATA 6Gbps RAIDコントローラを2基搭載し,SATA 6Gbps対応ポートを四つ用意する「GA-P55A-UD7」を公開した。同製品は,4基のPCI Express x16スロットを搭載し,8レーン×4構成の4-way ATI CrossFireXや,16レーン×1&8レーン×2による3-way NVIDIA SLIをサポートする。
MSIも,現行製品「P55-GD80」の上位モデルとして「P55-GD85」を公開している。最近のハイエンドマザーボードで流行ともいえるUSB 3.0とSATA 6Gbps対応を果たした製品だ。
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