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ラグナロクオンラインを作った開発スタッフが贈る「Lime Odyssey」の最新情報とスクリーンショットを掲載
Lime Odysseyは,「ニシス」という星のオルタ大陸を舞台として,神の果実「ライム」を求めて冒険するストーリーが描かれたMMORPGだ。RPGの原点である,「冒険」や「挑戦」を中心に据えて開発が進められている。
プレイヤーが選択できるのが,ヒューマン,トゥルガ族,パム族という3種族なのは,以前にも紹介したとおりだ。今回公開されのたは,それぞれの種族の特徴や,七つの「戦闘職業」と「生活職業」,さらに戦闘システムや成長する「ライディングシステム」,個性的な家が作れる「ハウジングシステム」など,本作を構成する基本情報が数多く明らかになったので,ざっと見ていくことにしよう。
それぞれ異なる特徴を持つ種族
本作には10種族以上が登場し,そのうちプレイヤーのキャラクターとして扱えるのが,ヒューマン,トゥルガ族,パム族の三種族となっている。
大陸の北側に位置する,北オルタ大陸には,トゥルガ族の拠点「カラ・クンタ」が存在し,トゥルガ族は「ヴァルカラス王国」に属している。2メートルという長身であるところが,トゥルガの特徴だ。
ヒューマンは西オルタ大陸の「ブルー・コーラル」を拠点とし,「アル・ハフラン共和国」に属している。身長はトゥルガほどではないものの,170cmと大きくもなく小さくもなくといった外見。全体的にバランスがよく,プレイしやすいキャラクターになるらしい。
東オルタ大陸の森林地帯に住むのがパム族だ。小柄な種族で,茶畑を耕すといった種族。新しいものや珍しいものを好む,好奇心旺盛な種族で,優れた魔法能力を持ち,魔法系キャラクターとして成長するようだ。今回新たにイメージが紹介されたが,コンセプトアートはまだ公開されていない。
このような,三種族がオルタ大陸で冒険を繰り広げるのが,本作のごく大雑把な概要となる。なお,大陸の南側には自由都市同盟の「コンスタニア」が存在する。ここは,それぞれの種族が向かう新しい冒険の地になるようだ。
冒険に必須の七つの戦闘職業と経済システムに影響する七つの生活職業
この三種族が冒険をするにあたって,就ける職業は「戦士」「盗賊」「魔術師」「治癒師」「調教師」「人形術師」「楽師」の七つである。いずれも比較的イメージしやすい基本職業だが,「楽師」について簡単に説明するならば,踊ったり楽器を演奏したりする,西洋ファンタジーで言うところの,「バード」みたいな職業だ。
それぞれの職種は,上位職が用意されており,クエストを通じて転職できるという。また,成長していけば,すべての職業で強力な究極技を習得するとのこと。
これら七つの戦闘職業と合わせてキャラクターが習得するのが,本作の経済システムに関わる「生活職業」だ。
現時点では,「商人」「裁縫師」「大工」「茶人」「調理師」「鍛冶屋」といった六つの職業が予定されている。リリースの中では七つとなっているので,このほかにもまだ明らかにされていない生活職業が出てくるのだろうか。
さて,この生活職業に大きく関わるのがハウジングシステムだ。自分の生活職業に応じたアイテムが設置された家が建てられたり,制作したアイテムが販売できる店を作ることもできるという。ちなみに,家を建てるには大都市に用地を借りて,さらに大工に図面を作ってもらう必要があるという。もちろん,家を建てるための材料も必要だったりと,なんともリアルな世界になっている。
このほか,移動手段としてのライディングシステムも紹介されており,本作の場合は,最初から手にしている謎の卵を孵化させるところから始まる。生まれた幼獣と共に戦闘することで,幼獣が徐々に成長し,一定レベルを超えると初めて騎乗ペットとして乗れるようになる。卵は最初から持っているもののほかにも,交配によって新しい卵が生まれたり,高難度のクエストをクリアすることで珍しい卵を手に入れたりもできるようだ。
「Lime Odyssey」公式サイト(韓国語)
コンセプトアート&スクリーンショット集(001〜045まで)
### 以下,リリースより ###
(Lime Odyssey) -
ゲーム開発会社シリウス・エンタテインメント(代表取締役HwangByungで開発している3Dファンタジーオンラインゲーム、ライム・オデッセイはシナリオと幅広い自由度、それにユーザのファンタジーライフをより豊にする生動感溢れるビジュアルで、2009年公開予定のゲームの中でダークホースとして浮上したオンライン期待作である。
現実世界とは違うもうひとつのファンタジー世界の面白さを描く「ライムオデッセイ」は、優秀な開発者たちが手がける期待作。代表取締役のHwangおよびメイン開発スタッフの大多数は、「アークトゥルス」と「ラグナロク」、「ラグナロク2」プロジェクトの初期段階でグラフィックと企画、サーバ、クライアントプログラミングなど担当していたメンバーである。
ライム・オデッセイはヒューマンとトゥルガ、パムなど三つの種族を中心に神の果実「ライム」を求める旅人の冒険談を描く予定。ライムの舞台となるオルタ大陸で、ゲーム利用者は種族ごとに異なるシナリオとクエストを遂行することでレベルアップができる。さらに、各所で発生するイベントをこなして不思議なアイテムを獲得したり、豊富な種類の生活職業を元に、それぞれの職業における達人になるなど、既定された枠組みに囚われず、好みによって自由な冒険を楽しむこともできる。
また、ビジュアル的な特徴が鮮やかな7種の戦闘職業、それと併用し選択できる7種の生活職業で構成される職業システム、街そのものがリアルタイムで開発されていく「街開発」と「住宅建設」システム、ユーザー制作コンテンツを積極的に取り入れる「放送局」「ニュース」システム、乗り物になる動物を自分で育てる「ペット・ライディング育成」システムなど、多彩なコンテンツが冒険の世界を彩る。
ここからは、ライム・オディッセイの世界観と背景、アピールポイントなどをより詳しく紹介する。
ライム・オデッセイの舞台、オルタ大陸は?――世界観
ライム・オデッセイは地球と似た青い星、「ニシス」の「オルタ大陸」が舞台となっている。フィールドと街だけを転々しながらキャラクターの外形的な成長だけを求める従来のhack&slashゲームとは違う面白さを追求し、「挑戦」と「冒険」といったRPGジャンルの本質に重みをおいている。
ライムを求める冒険の世界で、ユーザは表向きの歴史には語られていない人物達と出会ったり、大陸の各地で繰り広げられる不思議なエピソードや世界感を体験できる。
では、ユーザーたちが活躍するオルタ大陸はいったいどんな世界観を持っているのだろう。「暁」という意味のオルタ大陸はさらに四つに分かれられていて、それぞれの方位により「東オルタ」「西オルタ」「北オルタ」「南オルタ」と呼ばれている。
北オルタ大陸には三つの種族のひとつであるトゥルガ族の拠点「カラ・クンタ」と「ヴァルカラス王国」がある。トゥルガとしてゲームを始めるユーザーは北オルタ大陸から冒険に出ることになる。
東オルタ大陸にはディナマント密林と呼ばれる森が広がっている。小さく可愛い小人種族パムの拠点もこの東オルタ大陸の森の中にあり、東オルタ大陸最大の勢力である「ラ・コイ・ヌール魔道連合」の神秘的な雰囲気を存分に味わえるだろう。
東オルタ大陸の反対側にある西オルタ大陸では、ヒューマンの拠点である「ブルー・コーラル」と「アル・ハフラン共和国」がある。青い海と珊瑚、そして砂漠の対比が鮮やかな大陸である。
最後に南オルタ大陸は未知の遺跡や、自由都市同盟の首都「コンスタニア」がある新しい冒険の場として登場する予定だ。
ライム・オデッセイは自種族の領域を守り生きる個性豊かな種族の栄枯盛衰を描く。ゲームに登場する種族の数は10種族以上で、彼らは各陣営、「ヴァルカラス王国」、「アル・ハフラン共和国」、「ラ・コイ・ヌール魔道連合」、そして「自由都市同盟」などに所属している。
各国の利益関係により急変するの国際社会の情勢のように、ゲーム内の種族もそれぞれの目的と理由で敵対関係を持ったり、互いを不信してはいるが協力するなどの様子がリアルに描かれる。その中でユーザーは、ヒューマンとトゥルガ、パムの三つの種族でひとつを選択できる。
170cm位の身長で中間くらいの体格を持つヒューマンは、根気強さと環境への適応力を持ち合わせている。現在のヒューマンは過去の知識や自分たちの歴史の多くを失ってはいるが、全体的な能力面ではバランスがよく、プレイしやすいキャラクターになる予定である。
身長が2mに近い大きい体躯のトゥルガは、遠い昔から北オルタ大陸の草原地帯を支配していた獅子族である。「友には手を、敵には剣を」という単純明快な論理を持っているトゥルガ族は広い草原の覇権を争うライバル虎族、「ケイガ」から草原を守ろうとしている。
東オルタ大陸で茶畑を耕す小人種族、パムは新しいものや珍しいものを好む好奇心豊かな種族である。可愛い外見に似合う明るく愉快な性格のパムはお茶と人生を楽しむ楽天家である。他人のものと自分のものを区別しない習慣を持っていて、他の種族にはたまに迷惑をかけることもあるが、魔法に長けて手先が器用なのは長所である。
最近は他の大陸の珍しいものが東オルタ大陸に輸入され、それに好奇心を擽られて新しい冒険を求め、東オルタ大陸の外へと旅立つパムも増えている。優れた魔法能力を持つパムは魔法系キャラクターを好むユーザーに好まれるだろう。
ライム・オデッセイの戦闘職業は大きく戦士と盗賊、魔術師、治癒師、調教師、人形術師、楽師など7種類で構成される。オーソドックスな職業分類だが、これらの職業は魔法騎士、賢者、人形術の大家など、上位職業への「志望」を持ち、その目標を目指すことで新しい職業に生まれ変われる。
戦士は攻撃と防御で5:5の能力を持ち、武器と盾を着用して最前線でパーティ員を守る。
盗賊はスピードと攻撃力に優れ、それに対して防御力は低い。隠れて敵の背後を攻撃し、トラップの設置や除去を担当、ダンジョンで秘密通路を探すなど、パーティに貢献できる長所を持ち合わせている。
魔術師は近接戦闘力には欠けるが、強力な魔法スキルを使用でき、安全な位置で敵に強力なダメージを与えられる。
治癒師は様々な回復スキルでパーティ員を守り、傷を癒し、戦闘不能になった仲間を復活させることができる。治癒師は攻撃力は低いが、パーティに無くてはならない存在である。
調教師は野獣と一緒に遠距離から銃と弓で敵を攻撃する職業で、近接戦用武器として鞭を使用し、バラエティに富んだ戦闘スタイルを誇る。
人形術師は人形を製作して戦闘に活用し、様々なサポートをすることができる。人形を操るためには「ルーレット」と呼ばれる道具を使う。
楽師は楽器を演奏したり、踊ったりすることで戦闘に役立つ効果を付与し、仲間の士気を高める役割を担う。
また、戦闘職業を選択した後、ゲームの重要な要素となる「志望(転職目標)」について説明する。ライム・オディッセイの戦闘職業は、ユーザーがレベルアップする度に得る鍛錬ポイントを目標とする志望に使い、転職ができるようになっている。これは段階的な鍛錬を積むことで、職業ごとに違う目標を追い求めるように企画された部分である。
初めてライム・オディッセイの世界に入ると、地味な外見のキャラクターでプレイすることになる。しかし、ジョブ・チェインジシステムの説明を受け、簡単なクエスト達成した後に行われる戦闘職業の選択で、キャラクタの外見は大きく変化する。
以降、クエストを達成し、段階的に成長していく中で、上級職業へ転職できるクエストが現れる。レベルアップで得る「鍛錬ポイント」を目標職業の志望に正しく使うと、上位職業への転職が可能で、名誉ある呼称をえることができる。
ユーザーが目指す方向を貫き、ゲームを進めていくと、それぞれの職業で最も強力な究極技、「奥義」を獲得できる。
生活に密接した社会的要素を経験する -生活職業
ライム・オディッセイは戦闘のみを重視する従来のオンラインゲームとは様々な面で差別化されている。
多彩「生活職業」を導入し、現実社会を反映したかのような「経済システム」が存在することで、より広い意味でゲームを楽しむことができる。
現在予定されている生活職業は、「商人」「裁縫師」「大工」「茶人」「調理師」「鍛冶屋」など7種である。生活職業は創造性、理解度、器用さ、感受性という能力値を持ち、これらが高いほど、より良いものを失敗なく作ることができる。
これらの専門職業が制作を円滑に行えるよう、「集める」「「切る」「掘る」「探す」などの行動コマンドを選択することで、1つの対象から様々な収集物を得られるようになっている。これらは各地にある鉱石や薬草、貴重な木などの採集・収集に活用される。
また、集めた素材はそれぞれの生活職業が各種アイテムを制作する際に用いられるため、ユーザー間で素材の取引が行われることもあるだろう。
生活職業は制作とクエストでレベルアップ・昇級する。昇級することでより価値が高いアイテムが制作でき、一定レベル以上成長すると自分だけの固有な制作物を作ることが可能になる。
一方、生活職業は今後ゲーム内で具現される「ハウジング」システムと密接に関係する。例えば、ユーザーが選んだ職業が裁縫師の場合、自分のハウスを建てる際、ハウスのタイプを選ぶことで、裁縫関連アイテムや自ら制作したアイテムを販売する裁縫専門店を開くことができる。
また、職業が大工の場合、様々な家具を設計したり、部屋に配置したりなど、興味深い要素が多数ある。
アクションは基本、スピードと迫力はおまけ!――戦闘システム
ライム・オディッセイでは一般的なオンラインRPGと同じく、モンスター及び対立勢力との戦闘で経験値を入手し、レベルアップしていく。
レベルアップすると、ボーナスでポイントが得られ、これを志望職業に使うことでキャラクターを強化できる。
ライム・オディッセイの戦闘はスピード感と打撃感を活かしたアクティブなアクションをメインコンセプトにしている。
その場に立って前にあるモンスターにダメージを与える静的なアクションを避け、攻撃する度に変化するキャラクターのモーション、それに合わせたエフェクト、 多彩なカメラワークとエフェクトで、戦闘のスピード感と打撃感がより強調される。
「ストリームゲージシステム」も戦闘の面白さを引き立たせる要素になる。戦闘でモンスターを倒すか、攻撃されるとゲージがたまり、特定の条件をクリアすると自動で必殺技が発動。「クリティカル・ヒット」で一定時間の間、より強力なダメージを与えられる。
一緒に成長する育成の面白さ――ライディングシステム
オンラインゲームの世界は実に広く、膨大な世界である。アップデートで新しいワールドが追加されるため、サービスが終了されない限り、その広さには制限がない。
このように広い世界をより速く移動できるよう、オンラインゲームでは動物を移動手段とするシステムが導入され、最近になっては「狼」、「ダチョウ」、「恐竜」、「亀」など、ゲームの世界観に合う個性的な動物が移動手段として用いられている。
ライム・オディッセイも、各種族で一定レベルを達成すると手に入れることができる固有の移動手段が用意されている。
他のゲームと異なる所は、購入してすぐ乗れるわけではなく、愛情を持って育てなければならないという点だ。ゲームのスタートと同時に、キャラクターには謎の「卵」が与えられる。関心と愛情を持って世話を続けると、孵化し、ユーザーを親と認識する幼獣が誕生する。
生まれた幼獣に名前をつけ、一定時間ごとに餌を与えるなど、本格的な育成が始まる。育て方と与える餌によって外見や基本ステータスが変化し、追加能力を得ることもあるため、注意する必要がある。
幼獣は戦闘には直接参加しないが、プレイヤーキャラクタに戦闘に役立つ様々なバフをかけてくれる。
一定レベル以上に育つと、プレイヤーキャラクタを乗せられる大きさになり、移動手段としての役割を遂行するようになる。
難易度が高いクエストで珍しい卵を手に入れたり、交尾させることでまったく新しい移動手段が誕生するなど、追加要素の導入も予定されている。
私だけの個性溢れるお家を作る!――ハウジングシステム
自分が暮らす住居空間を意味する「ハウジング」。ライム・オディッセイのハウジングシステムのコンセプトは、「ユーザーによる世界の自由な利用」である。
一部高レベルのユーザーのみに与えられる特権ではなく、ライムの世界では誰でも自分の空間を持つことができ、これを元に自由なコミュニティーを築き上げる。特に、ユーザーが建てた1つ1つの家が集まって町になり、これを元にユーザーらが創り上げた大きな街ができあがることを目標にしている。
ハウジングは大きく、「建物の建設」と「街の建設」に分けられる。家を建設するには、まず大都市に用地の貸与を申請する。必要な材料を集め、「大工」のプレイヤーキャラクタに設計図を依頼すると建物をつくることができる。
自分の生活職業に応じて、商店、裁縫店、 木工所 、伝統茶屋などを作ることもでき、住居目的のみの住宅を作ることもできる。
建物の形は種族と職業、自然環境などを考慮して決定される予定である。
街の開発は、ワールドマップに存在する「街開発予定地」に、他のプレイヤーと意気投合して新しい街を作り上げることで、完成された街にはプレイヤーが直接名前をつけることができる。
ただし、街を開発することは、材料はもちろん、かかる費用も一個人では調達できないほと莫大なので、多数のプレイヤーが協力する必要がある。
ハウジングには、大工が作成した家具なども配置できるなど、今後も様々な興味深い要素が導入される予定である。
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