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[GC 2008#42]「Majesty 2」は,Paradoxの贈るファンタジー系王国建設シミュレーション
プレイヤーはラットマンやスケルトンといったモンスターの侵攻に耐えつつ,市民に税を課したり施設を与えたりしながら,より大きな都市と城を築き上げていく。
開発元はロシアのInoCoが行い,1C Companyに委託される形で,EU圏での販売をParadox Interactiveが担当する。PCのほかにもXbox 360版やニンテンドーDS版が計画されており,2009年の第1四半期には完成するという。
Majestyシリーズで面白いのは,モンスターが来襲しても,NPCの兵士達が勝手に戦ってくれる点。兵士はやがて,ウォリアーやメイジとして成長し,王国のヒーローになる可能性も秘めている。しかし,ときにはプレイヤーがスポンサーとなって彼らを遠征させ,強力なモンスターと対峙させてやらなければ,彼らは稼ぎどころがなくなり,ほかの街に引っ越していってしまったりするという。住民NPCも同様に,十分な仕事場がなかったり,税率が高すぎたりすれば,好き勝手に出て行ってしまうのである。
Majesty 2には,4人までのLANやインターネットでの対戦モードも実装されている。こちらでは,より良い王国を育てて住民を奪い合うようなゲームプレイも楽しめそうだ。今回の特別デモを見る限り,グラフィックスもかなり作り込まれていて,建物が破壊されるときなどに物理効果があるのも分かる。
王国なのに王が市民にせっせと気を使うという,ちょっとやるせないゲームだが,前作どおりのユーモアも含まれている。今回,会場で流されていたムービーデモには,金塊を盗んだラットマンが,なぜか目隠しをして耳だけを頼りに攻撃を仕掛けてくるロビンフッド風のレンジャーと対峙する様子が面白おかしく描かれていた。それほど気を張らずに楽しめるゲームになりそうだ。
- 関連タイトル:
Majesty 2: The Fantasy Kingdom Sim
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