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  • 発表日:2008/11/18
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[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?
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印刷2009/06/10 10:30

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[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?

 Foxconn Electronics(以下,Foxconn)は,COMPUTEX TAIPEI 2009へ出展せず,サブ会場となったTaipei World Trade Center近くのホテル「Grand Hyatt Taipei」において,顧客向けのプライベートエリアを開設。そこで,同社のゲーマー向けマザーボードシリーズ「Quantum Force」の次期主力モデルとなる「Inferno Katana P55」を披露した。
 このプライベートエリアは,純然たる「顧客向け」で,報道関係者や一般来場者は入室不可。今回は「Intel P55 Express」(以下,P55)チップセット搭載の本製品を関係者に持ち出してきてもらうことにより撮影を行えたので,さっそく,その写真をお届けしたい。

Quantum ForceシリーズのフラグシップとなるInferno Katana P55
画像集#002のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?

 Inferno Katana P55では,優れたオーバークロック耐性と安定動作を両立させるべく,電源周りを大幅に強化。CPUのVRM(Voltage Regulation Module)には,デジタルPWMのコントローラ機能を組み合わせた,その名も「Hybrid PWM」という12フェーズの回路を採用する。
 さらに,「DirectFET」と呼ばれる,発熱の少ないMOSFETを採用することで,マザーボード基板に熱が籠もることを防ぐとともに,高負荷時における電力変換効率を向上させているとのことだ。Foxconnはとくに言及していなかったが,DirectFETは米International Rectifierの登録商標なので,同社の製品を採用している可能性が高い。

Intelブースで展示されていた,Inferno Katanaとされるマザーボード。12フェーズPWM仕様なのは同じだが,拡張スロットやI/Oインタフェース部など,仕様がいろいろと異なっている
画像集#003のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?
 実のところ,COMPUTEX TAIPEI 2009のIntelブースでも「Inferno Katana」とされる製品は展示されていた。その写真は右に示したとおりだが,ご覧のとおり,プライベートエリアで展示された製品とは別物である。
 外観上における最大の違いは,PCI Exprss x16スロットの数で,Intelブースにあった製品は2本。これに対してプライベートエリアにあったInferno Katana P55は,3本備えているのだ。

 Foxconnは,この3スロットがどのようなレーン数で内部的に接続されるのかを明らかにしていないが,2本の赤いPCI Express x16スロットに挟まれるような形で,黒いヒートシンクに覆われたチップが2個置かれているのを目視で確認できたことは述べておきたい。ことによると,「nForce 200」などといったマルチプライヤを搭載している可能性もある。

赤いPCI Express x16スロットに挟まれた黒いヒートシンクの下を目視で確認すると,チップが二つ搭載されていた
画像集#004のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?

IntelブースにあったInferno Katanaが持つ電源周り。DirectFETを採用した12フェーズのHybrid PWMを採用するという点では,プライベートエリアにあったInferno Katana P55と同等の仕様になっているようだ
画像集#005のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?
 オーバークロックに向けた機能としては,メモリスロットやチップセットの動作電圧を測定できるよう,基板上に測定ポイントを設けているとのこと。どこかで聞いたような話だが,面白いのは確かだ。また同社は現在,オーバークロックによるDDR3-1800動作をサポートすべく,メモリ周りのチューニングを施している最中とのことなので,こちらも期待したい。
 なお,従来のQuantum Forceシリーズでバンドルされていたソフトウェア,「AEGIS Panel」は今回も付属し,各種電圧設定やクロック設定,ファン回転数設定などの制御や,CPU温度および駆動電圧の監視機能を提供するという。

 Foxconnとしては,このゲーマー向けマザーボードを,P55搭載製品のフラグシップとして市場投入する構えだ。

画像集#006のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?
Intelブースで公開された,「Inferno Katana GTI」。電源周りの仕様からして,Inferno Katana P55の下位モデルとして投入される可能性が高い
画像集#007のサムネイル/[COMPUTEX]Foxconn,ゲーマー向けマザーの次期フラグシップ「Inferno Katana」を披露。nForce 200搭載か?
P55のエントリーモデルと位置づけられる「P55A」。ゲーマー向けモデルと異なり,デュアルグラフィックスカード非サポートの製品だ
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