パッケージ
Intel 4
  • Intel
  • 発表日:2008/06/04
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2008/03/05 23:10

ニュース

もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始

Christian Morales氏
画像集#002のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
 CeBIT 2008初日となる現地時間2008年3月4日,Intelはプレスカンファレンスを開始し,同社のデスクトップ向けフラグシップチップセットとなる「Intel X48 Express」(以下,X48)と,FSB 1600MHzに対応したクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX9770/3.20GHz」の出荷開始をアナウンスした。同社のEMEA(Europe, Middle East and Africa)担当ゼネラルマネージャー兼副社長のChristian Morales(クリスチャン・モラリス)氏はカンファレンスで「X48とCore 2 Extreme QX9770を採用したシステムは,3月末には市場で入手できるようになるだろう」と述べ,CeBIT 2008の会場には,主要マザーボードベンダー各社のX48搭載マザーボードが数多く展示されている。

Morales氏は,X48とCore2 Extreme QX9770の出荷開始をアナウンスし,「Crysis」を使ってそのパフォーマンスの高さをアピールした
画像集#003のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始 画像集#004のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始

MSIのX48搭載マザーボード「X48 Platinum」。同社が「PCIe Expander」と呼ぶPCI Expressパケットスイッチチップを採用し,4枚構成のATI CrossFireXにも対応する
画像集#005のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
 だが,よく見てみると,各社のX48チップセットに対する姿勢は異なっている。例えばMSIは,ボード上にPCI Expressパケットスイッチを採用して4枚構成のATI CrossFire Xをサポートする,ウルトラハイエンドを見据えた仕様なのに対して,ASUSTeK Computer(以下,ASUSTeK)のゲーマー向けブランド「R.O.G」(Republic of Gamers)のX48搭載マザーボードはハイエンドモデルでもDDR2メモリ対応でDDR3モデルがないなど,少々温度差が見られるのだ。

画像集#006のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
ASUSTeKのX48搭載R.O.Gマザーボード「Rampage Formula」は,「Formula」が示すとおり,DDR2メモリ対応モデルとなる
画像集#007のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
同社はDDR3メモリをX48スタンダードモデル「P5E3 Premium/WiFi-AP@n」でサポート。オーバークロックでDDR3-2000動作を実現する

 なぜこんなことが起こっているのかというと,当初2008年初頭とされていたX48の市場投入次期がずれ込み,次期主力チップセット「Intel P45 Express」(以下,P45)の発表時期が迫ってきたことが関係している気配。実際,「X48にリソースを割くより,P45やNehalem世代のマザーボード開発にリソースを割くべきだ」と判断しているベンダーも多い。あるマザーボードベンダーの開発者は「P45マザーボードは,現時点ですでにX38マザーボードよりも高い性能を示している。P45をファインチューンしたほうが面白い製品ができるだろう」と述べており,要するにベンダーの目はすでにP45とその先を向いているのである。
 会場での取材中,複数のマザーボード関係者が「X48は,あくまでもFSBクロック1600MHz版Core 2 Extremeのための製品だ。それ以上でも以下でもない」と口を揃えていたのが印象的だった。

 では最後に,このほか会場で見かけた,主なIntel X48搭載製品を写真で紹介しよう。

画像集#008のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
MSIの「X48C Platinum」は,DDR3とDDR2のコンボタイプ。PCI Express x16スロットは2本のみで,PCI×3とPCI Express x1 ×2を装備する
画像集#009のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
大型のチップセットクーラーが特徴的ななUniversal abitの「IX48-MAX」。CPUの電源周りににデジタルPWMを採用するのが特徴だ

画像集#010のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
DFIの「LANParty UT X48-T3R」は,Thermalright製ヒートパイプを採用したフラグシップモデル。CPUの電源まわりには8フェーズのデジタルPWMを採用する
画像集#011のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
Foxconnのゲーマー&オーバークロッカー向けハイエンドマザーボードシリーズ「Quantum Forceシリーズ」のX48モデル「BlackOps」は液例対応のヒートパイプシステムを搭載

画像集#012のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
ECSのX48搭載マザーボード「X48T-A」は,PCI Express x16 ×2,x1 ×2,PCI×2というオーソドックスな作りの製品
画像集#013のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
Albatron TechnologyのX48モデル「PX48」。PCI Express x16 ×2に加え,x8スロットを装備。高性能RAIDカードなどへの対応を視野に入れる

画像集#014のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
GIGABYTE UNITEDのX48フラグシップモデル「GA-X48T-DQ6」。「Dynamic Energy Saver」機能により,CPUの利用状況に応じてVRMのフェーズ数を切り替えることで省電力化を実現する
画像集#015のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
GIGABYTE UNITEDはDDR2メモリ対応のX48マザーボードも準備中だ。やはりDynamic Energy Saver対応となる「GA-X48-DQ6」もラインアップされている

Shuttle ComputerのXPC次期フラグシップモデルとなる「SX48P2 DELUXE」のマザーボード。チップセットやVRMの冷却に当たり,新しいヒートパイプシステム「OASIS」を採用する
画像集#016のサムネイル/もはや“いらない子”なのか? Intel,フラグシップチップセット「X48」出荷開始
  • 関連タイトル:

    Intel 4

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月27日〜11月28日