G★会場のNHNブースに,カジュアルレースゲーム
「Go Go Xing」がプレイアブル出展されていた。本作は,GameHiとEnvil Softが共同開発したタイトルで,NHNが韓国内パブリッシング権の獲得を発表したのは10月22日のことである(
関連記事)。それから2週間程度しか経っていないにもかかわらず,NHNブース内には10台もの試遊機が並び,外側にも大型什器+試遊機の組み合わせが並んでいた。
このゲームは,SDキャラクターが搭乗する近未来的なデザインのレーシングカーを操って,ほかのプレイヤーと競争するという非常にオーソドックスなカジュアルレースゲームだ。コースはジェットコースターのような立体的なものになっており,プレイヤーが操るレーシングカーは,車種ごとにコーナーリング性能,重量,馬力,最高速度,エンジン特性といった能力値が異なっているらしい。
実際にプレイしてみた感想は,“SFっぽい見た目のオーソドックスなカートゲーム”といったところ。操作方法も単純で,カーソルキーで加速/減速やコーナリングを行い,コーナリング時にShiftキーを押すことでドリフトも可能。道中に登場する“?”ブロックを通過すると,ランダムでほかのプレイヤーの邪魔をするためのアイテム(追尾型のミサイルや,路上にまき散らす粘着質のものなど)も入手できる。
うーん,なんだかゲームの説明をすればするほど,オーソドックスなカートゲームである。ただ,フォローというわけではないが,スピード感に関してはなかなかのものがあったのは確か。路面から浮いてこそいないが,F-1よりも速いマシンを操るレースゲームを初めてプレイしたときのことを,何となく思い出したほどだ。このスピード感を実際のサービス時にも実現できるなら,ほかのカジュアルレースゲームと比較したときに,個性を打ち出せるかもしれない。
この手のレースゲームの場合,レース序盤から中盤で勝敗の大勢が決してしまうことがあるが,本作では先頭を走っていると空気抵抗の影響(という設定)でスピードが落ちたり,衝突された車にはボーナスブースターが追加されたりなど,最後の最後までレースの駆け引きを楽しめるような仕掛けが用意されている。このあたりは,後発タイトルならではの工夫といえるだろう。余談だが,車体から巨大な頭が突き出ている様を見ていると,空気抵抗で首がもげそうだなぁと思った。
なお本作は現在,韓国でクローズドβテスターを募集している段階で,正式サービスの開始は2008年の4〜5月を目処に開発が進められているとのことだ。