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戦後間もないアメリカの裏社会を描くクライムアクション「Mafia II」が,物理エンジンに“PhysX”を採用。その効果が確認できる最新画像が公開に
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印刷2010/05/19 16:41

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戦後間もないアメリカの裏社会を描くクライムアクション「Mafia II」が,物理エンジンに“PhysX”を採用。その効果が確認できる最新画像が公開に

 2K Gamesは,NVIDIAと総括的なパートナーシップを組み,8月発売予定のオープンワールド型クライムアクション「Mafia II」PC版 / PlayStation 3版 / Xbox 360版)にNVIDIAの物理エンジン“PhysX”および,衣服などを自然に表現できる“APEX”を実装すると発表した。現時点でもグラフィックス的に見ごたえのあるMafia IIだが,これにより,さらに高い表現力を持つ作品となりそうだ。

画像集#004のサムネイル/戦後間もないアメリカの裏社会を描くクライムアクション「Mafia II」が,物理エンジンに“PhysX”を採用。その効果が確認できる最新画像が公開に
画像集#003のサムネイル/戦後間もないアメリカの裏社会を描くクライムアクション「Mafia II」が,物理エンジンに“PhysX”を採用。その効果が確認できる最新画像が公開に

 PhysXと言えば,すでに「Unreal Tournament 3」「Borderlands」「Dragon Age: Origins」といった有名作品で使用されており,日本でもセガの「ソニックと暗黒の騎士」やソニー・コンピュータエンタテインメントの「ぽっちゃり☆プリンセス」など多くの作品で採用されている“定番”の物理エンジンの一つだ。

 APEXは,髪や衣服などを自然に表現できる“技術的な枠組み(関連記事)”だ。その効果は,YouTubeのNVIDIA Developer Channelにアップロードされている「EVE Online」での使用例の動画でも確認できる。
 この技術を導入することで,Mafia IIでは,天候あるいは周囲のオブジェクトとの接触などによって,キャラクターが身につけている衣服や髪の毛などの揺れ方が変化するという。ゲーム内の架空都市“エンパイア・ベイ”のすべての住人達に,これが適用されるのならば,彼らが歩き回る風景は,かなり見応えのあるものになるだろう。

画像集#002のサムネイル/戦後間もないアメリカの裏社会を描くクライムアクション「Mafia II」が,物理エンジンに“PhysX”を採用。その効果が確認できる最新画像が公開に

 開発元である2K Czechは,本作をNVIDIAの“3D Vision”に対応させることも表明しており,PC版では,専用メガネを使用した立体視映像でのプレイも可能になるという。これまでに何度も開発の遅延が伝えられてきたMafia IIだが,ひょっとすると,こういった後付けフィーチャーの多さが大きく関係していたのかもしれない。現在の公式発表では,Mafia IIは北米で8月24日,EU圏では8月27日にリリースされる予定となっている。今回公開された画像を見るかぎり,魅力的な作品であることに間違いはなさそうなので,はやく実際にプレイしてみたいところだ。

「Mafia II」公式サイト

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