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[CJ 2008#37]ドラゴンとブレスが飛び交うMMORPG「DRAGON KNIGHT ONLINE」はどうなったのか。そして日本への展開は?
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印刷2008/07/20 15:40

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[CJ 2008#37]ドラゴンとブレスが飛び交うMMORPG「DRAGON KNIGHT ONLINE」はどうなったのか。そして日本への展開は?

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 昨年のChinaJoy 2007で紹介(関連記事)したPASSION ENTERTAINMENTのMMORPG,「DRAGON KNIGHT ONLINE」が今年も出展されていた。

 前回はクローズドβテスト中ということで,使えるドラゴンが少なかったが,正式サービスが行われている現在,使用できるドラゴンは全部で7種類に増加。かなりバリエーションが増え,いろいろなタイプのドラゴンで大空を飛び回れるようになっているようだ。

 ともあれ,さっそくこの1年でどこが変わったのかを聞いてみたわけだが,大きなところでは,肝となる飛行システムに改良が施されたという話であった。たしかに試遊台で操作してみると,ドラゴンでの移動時に2D(地面での移動)と3D(空中を含む移動)を切り替えるインタフェースが追加されているのが確認できたし,ほかにもいろいろ細かい改良がありそうな雰囲気。また,もともとコア向けに作られていたという本作だが,初心者向けにさまざまな変更が施されており,チュートリアルを導入したり,ドラゴンに乗れる最低レベルを40から20に引き下げたりしているという。
 コミュニティ機能も改良され,ギルドが作成可能に。ギルド同士の攻城戦が楽しめるようになったとのことであった。正式サービスが行われている中国では,ドラゴンの炎が飛び交うど派手な戦争が,日夜繰り広げられているのだろうか?

 このほかの要素でいえば,インスタンスダンジョンが実装され,ダンジョン内にいるボスを倒せば,特別なアイテムを手に入れたりできるようにもなっているようだ。インスタンスダンジョンは,1パーティ(6人),もしくはギルドメンバー(最大20人)だけで遊べる仕組みで,参加者の人数によって,モンスターのAIが高度になるなどの難易度補正が働くという。またプレイヤーレベル差によっては,得られる経験値も大きく変わってくるらしく,安易なパワーレベリングなどはやりづらいシステムになっている雰囲気。アイテムのドロップ率なども,参加者の人数によって変動するそうだ。

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 ちなみにゲームの根幹にそれほど関わるような要素ではないが,新しいバージョンでは,1匹のドラゴンに二人のプレイヤーが乗れるという話。とはいえ,後ろに乗っているプレイヤーはとくに何か操作ができるというわけではなく,チャットくらいしかすることがないとのことであったが……。会場にいたスタッフ曰く,「異性と一緒に乗るといいかもね」とのお言葉であったが,オチとして「でもプレイヤーの男女比率は5:1くらいだけどね」と語っていた。筆者としては,「あれ? 割と多いような?」と思ってしまったわけなのだが,本作のようなコア向けのゲームでもその男女比率だとすると,中国では,女性ゲーマーの割合が結構増えているのかもしれない。

 また話の流れで,正式サービスになってからどれだけのプレイヤーがいるのかも聞いてみた。聞くところによると,実はCBTの時点で1日の接続者数が平均12万人になっていたのだとか。しかし,初心者向けの変更を行ったときに,システム上のバグが発生し,現在では1日の接続者数は4万人にまで減少してしまったのだという。なんともありがち(?)な話ではあるが,一度離れたプレイヤーがそう簡単には戻ってこない点を考えると,勉強代(?)としては高すぎる代償かもしれない。ともあれ,バグ自体はすで解消されているそうだが,汚名を返上すべく,今後の運営を頑張ってほしいところである。しかし,プレイヤーが離れてしまったといいながらも,それでも1日の接続者数が4万人とは……。なんというか,中国市場の大きさ(人口的な)を感じさせられる一幕だろう。

 さて最後は,本作の海外展開について話を振ってみた。以前の取材では「海外展開の予定はない」と話していた記憶があるが,現時点では,香港,マカオ,台湾の三地域でサービスを行っているそうだ。日本での可能性についても聞いてみると,展開するつもりはあるとのこと。ゲームエンジンは自前なので,サーバーの構築が簡単だとかで,本作のライセンスを売るのか,自らパブリッシングをするのか,いくつかの要素を見つつ決定したいという話であった。本作は,ドラゴンに乗って戦うという珍しいタイプのゲームだけに,日本で遊べる日を期待したいところだ。

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  • 関連タイトル:

    DRAGON KNIGHT ONLINE

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