4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2024年2月5日〜2月11日

　今を去ること1週間前，2024年2月5日〜2月11日に4Gamerに掲載された記事は315本でした。突然の歯痛でモノが食べられず，食費の倹約ができて，しかも痩せると強がっている筆者ですが，それはともかく，またWeekly 4Gamerの時間がやってきたようです。いててて。

萩原一至氏原案の新作ハクスラRPG「QUESTER | OSAKA」，Steamストアページ公開。舞台を水の都・大阪に移した前日譚が描かれる

　先週のトピックといえば，やはり「Palworld / パルワールド」（PC / Xbox Series X|S / Xbox One）でしょう。1月19日のリリースから約3週間が経過した2月1日の段階で，プレイヤー数1900万人が発表された「Palworld / パルワールド」。先週も4Gamerにいくつかの記事を掲載して，アクセスランキングトップ10に記事がグイグイッとランクインしたりしています。
　SteamのPC版は現在，“アーリーアクセス”というステータスなので，パッチによるバグフィックスが行われているほか，今後も新たなコンテンツを追加していく予定だそう。年の初めに（もしかしたら）今年最大の話題作がリリースされるという波乱万丈のゲーム業界ですが，筆者はもう，ついていくだけでも大変です。


　さらに，先週もたくさんの「セール情報」を掲載しました。「お正月セール」が終われば「旧正月セール」，次は「バレンタインセール」というわけで，いいぞ，もっとやれ。次の三連休に何して遊ぼうか悩んでいる人は，下のリンクをクリックして良さげなゲームを探してください。

4Gamer「セール情報」

　そんなこんなで，今回も気合を入れて，4Gamerと世界のグローバルなゲーム業界の1週間を軽めに振り返ってみましょう。ああ，歯が痛い。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　先週のアクセスランキングトップ10，第1位をゲットしたのはセール情報でした。スクウェア・エニックスが，スマホアプリ版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」（iOS / Android）と「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」（iOS / Android）のセールを実施中という記事で，セール期間は2月12日までとのこと。どちらも2014年に配信が始まったアプリで，さらに言えば，元になったファミコン版ドラクエIIIは1988年，ドラクエIVは1990年の発売ですから，読者の中にはまだ生まれていなかった人もいるでしょう。息の長いタイトルですが，金曜日に掲載して，たちまちランキングを駆け上がってきており，注目度の高さは折り紙付きです。


　第2位となったのは，上にも書いた「Palworld / パルワールド」について，ライターの山本一郎氏が周辺で起きていることをまとめた記事でした。大ヒットを記録した作品ながら，「ポケットモンスター」との類似性がファンに指摘され，名指しは避けつつもポケモンがコメントを発表したり（関連記事）など，リリースから短い時間で起きた出来事を紹介して読者の強い関心を集めました。ちなみに筆者は「覇権ゲーム」という言葉を初めて知りました。おっくれてるー！

　でもってランキング第4位も「Palworld / パルワールド」関連で，こちらはプレイレポートです。いろいろなモンスターが登場しますが，ゲームとしては「ARK: Survival Evolved」をベースに，遊びやすい要素がいろいろと盛り込まれているとのこと。いきなり登場した覇権ゲームのプレイを考えている人は，ぜひ参考にしてください。


　戻って第3位は，mokosoftのホラーアドベンチャー「廃村散策会活動記録」がSteamでリリースされたという記事でした。サークル活動で噂の廃村に向かった大学生が，そこで起きる事件に巻き込まれるといった感じのビジュアルノベル形式のゲームで，主人公が好きなタイミングで村に放火できるというのが最大のギミックであるようです。
　Steamのストアページを見ると，無料DLCの制作が発表されていて，今後の発展にも期待できそう。

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 スマホアプリ版「ドラゴンクエストIII」「ドラゴンクエストIV」が特別価格に。本日から2月12日までセールを実施	【第2位】 【山本一郎】「パルワールド事件」と，そこで起きてることを理解するための「補助線」
【第3位】 主人公はいつでも好きなときに村を燃やせる。ホラーADV「廃村散策会活動記録」，Steamで配信開始	【第4位】 ［レビュー］「パルワールド」はなぜ爆発的に流行したのか。今年最初の，そして（もしかしたら）最大の話題作を考える
【第5位】 スポーツブランド「PUMA」とモンスターハンターの初コラボが決定。2024年シーズンにアイテムをリリース予定	【第6位】 ［インタビュー］「バイオハザード RE:4 ゴールドエディション」が2月9日リリース。平林良章氏と熊澤雅登氏にプロジェクトを振り返ってもらった
【第7位】 忙しい生活に疲れている人へ。Steamで「非常に好評」のアドベンチャー「Lake」のNintendo Switch版が2月15日に配信開始	【第8位】 スマホゲームのセルラン分析（2024年1月25日〜1月31日）。今週の1位は「プロスピA」。昨年10月〜12月のパブリッシャ別世界収益ランキングも
【第9位】 「ポケモン」×「マクドナルド」のハッピーセット，2月9日に発売。コライドン，ミライドンなど「ポケモンメザスタ」のスペシャルタグが登場	【第10位】 Snapdragon G3x Gen 2を搭載した携帯型ゲーム機「AYANEO Pocket S」の詳細がついに公開

先週の注目タイトルランキング

　先週，もっとも良く読まれたタイトルは，言うまでもない気がしますが，「Palworld / パルワールド」でした。クラフティングの自由度は非常に高く，開発者が想定していなかったモノを作り出して楽しんでいるプレイヤーも少なくない模様です。

　第3位の「FINAL FANTASY VII REBIRTH」は，2月29日の発売が迫っています。リメイク第1作「FINAL FANTASY VII REMAKE」（PC / PS5 / PS4）で魔晄都市ミッドガルを脱出したクラウドたちの冒険が，さらに広大なフィールドを舞台にして繰り広げられます。
　先週は，「こちら」に開発者インタビューを，また「こちら」にプレイレポートを掲載しています。


　そんでもって第5位の「バイオハザード RE:4」では，2023年3月のリリースから約1年を経た2月9日に「バイオハザード RE:4 ゴールドエディション」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4）がリリースされました。ゲーム本編に加えて，エイダ・ウォンが主人公を務めるDLC「セパレート ウェイズ」と，新たなコスチュームや武器などが手に入る「Extra DLC Pack」をセットしたものです。未プレイの人は，この機会にどうぞ。

【先週の注目タイトルランキング詳細】

【第1位】 Palworld / パルワールド	【第2位】 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
【第3位】 FINAL FANTASY VII REBIRTH	【第4位】 廃村散策会活動記録
【第5位】 バイオハザード RE:4	【第6位】 刀剣乱舞ONLINE
【第7位】 龍が如く8	【第8位】 モンスターハンターライズ：サンブレイク
【第9位】 BLUE PROTOCOL	【第10位】 Fate/Samurai Remnant

先週の注目記事

　今回もプレイレポートやイベントレポート，企画記事，インタビューなどをピックアップしたので，読んでない記事があれば読んでください。損はさせません。


　2月9日には，Studio Wildcardが「ARK: Survival Ascended」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）のMOD「Super Steamboat Willie」を発表しました。これは，95年間の著作権保護が切れたディズニーのアニメ映画「蒸気船ウィリー」をモチーフにしたミニゲームで，「Unreal Engine 5」のエディタをベースにしたMOD開発ツール「ARK DevKit」ではこんなことまでできる，というデモンストレーション用に開発されたようです。著作権が切れたとたんに「そうきたか！」という感じですね。
　もちろんですが，遊ぶには「ARK: Survival Ascended」本編が必要で，さらに，MODに対するそれなりの知識が必要だと思いますが，自己責任で試してください。