「ELSWORD」のアップデート先行体験会をレポート。全12クラスの四次職が初披露

　NHNハンゲームは本日（2017年12月16日），サービス中のベルトアクションRPG「ELSWORD」のイベント「『ELSWORD』四次職アップデート先行体験会」を東京都内で開催した。


　このイベントは，今冬実施予定の大型アップデートで実装される「四次職」を，一足先にプレイできるというもの。抽選で選ばれた熱心なELSWORDプレイヤーたちが，交流を深めながら四次職のプレイフィールを確かめていた。本稿では，このイベントの模様や，会場で発表された四次職の情報についてお伝えしよう。

全12クラスの四次職イラスト＆クラス名が初公開

新システム「フォース」でより強力なスキルが使用可能に

　プレゼンテーターを務めたのは，ELSWORDの日本運営プロデューサーである山下 晃氏。山下氏は最初に，本邦初公開となる四次職のプロモーションビデオを披露した。

ELSWORD　日本運営プロデューサー 山下 晃氏。以前はGMジョイとして，ELSWORDの運営に携わっていた

四次職のプロモーションビデオはキャラクターボイスもすべて日本語になっていた。後日，一般公開される予定とのこと

　山下氏の説明によると，四次職は，現在の最高位である三次職の上位クラスで，レベル99で超越済みのキャラクターのみ転職が可能だという。今冬のアップデートでは，以下に紹介する全12クラスの四次職が実装される。


エルス四次職　KNIGHT EMPEROR（ナイトエンペラー）


アイシャ四次職　AETHER SAGE（エーテルセージ）


レナ四次職　ANEMOS（アネモス）

レイヴン四次職　FURIOUS BLADE（フューリアスブレード）

イヴ四次職　CODE ULTIMATE（コードアルティメイト）

ラシェ四次職　COMET CRUSADER/コメットクルセイダー

アラ四次職　HITEN（飛天）

エリシス四次職　EMPIRE SWORD（エンパイアソード）

エド四次職　DOOM BRINGER（ドゥームブリンガー）

ル・シエル四次職　CATASTROPHE（カタストロフィー）

ルーとシエルの2人を切り替えてプレイするル・シエルの場合，二次職と三次職ではどちらかが転職する形だったが，四次職では両方のキャラが転職可能。そのため，ルーには「TIMORIA（ティモリア）」，シエルには「ABYSSER（アビシャー）」という個別の名前も付いている。

ロゼ四次職　TEMPEST BUSTER（テンペストバスター）

アイン四次職　RICHTER（リヒター）

　一通りクラスを紹介した山下氏は「本来ならば，各クラスの特徴などを紹介したかったのですが，テスト環境が構築できたのが昨日で，運営チームもプレイする時間がなかったぐらいなんです」と明かし，会場に来ていたファンにプレイフィールを教えて欲しいとお願いした。

　続いて，四次職によって追加される4つの新要素が紹介された。

「コマンド変更及び追加」は，現在のコマンドの一部が変更され，さらに派生する。キャラクターによっては，大きく動きが変わるという

　新システムの「フォース」は，四次職の共通スキルとでも言うべきもの。ダンジョンなどのクリア時に得られるアイテムで覚えることができる。

　フォーススキルは，「パッシブ」「アクティブ」「チェンジ」の3種類。
　パッシブは，HPの最大値がアップしたり，特定条件時にパラメータがアップしたりといった効果が得られる。
　アクティブは，通常のアクティブスキルと同様に使えるもので，「チェンジ」は既存のスキル性能が変化するものだ。


　事前に寄せられた四次職についての質問に山下氏が答えるコーナーも設けられた。
　最初の質問は「日本語ボイスの追加実装はありますか」。これについて山下氏は「あります」と明言。ただ，声優さんのスケジュールの調整が厳しくいため，すべてのクラスが同時に実装されるのではなく，順次という形になるという。

　「今後もゲームパッドで遊べますか」という質問については，引き続き遊べるよう協議がまとまったとのこと。

　「四次職に転職するクエスト難易度は高いですか」という質問に対して山下氏はまず，四次職の転職には，前述の条件を満たしたキャラクターで転職クエストをクリアするか，課金アイテムを使えばいいと回答した。
　クエストの難度については，プレイヤーによって感じ方は変わるだろうと前置きしたうえで「簡単ではない」と説明。とくに超越になりたてのプレイヤーにとっては，少し難しいかもしれないと付け加えた。

　「四次職実装時に新規ダンジョンはありますか」については，「あります」と即答。体験会の環境でも実装されているが，テストが完了してないのでプレイはご遠慮下さいとのことだった。

　「四次職実装にあわせて復帰ユーザーをサポートするイベントやキャンペーンはありますか？」には，今は詳細を伝えられないが，何かしら実施する予定はあるとのことだった。現在，12月27日まで「四次職実装　前夜祭イベント」が実施されているので，こちらで遊びながら，四次職を待つのもいいかもしれない。

　最後に「四次職はいつ実装されますか？　2ndライン，3rdラインの実装時期も教えて下さい」と誰もが知りたい質問に，山下氏は「実装時期はまだ公開できないが，近々発表できるだろう」と回答した。
　また，今回会場で発表された四次職は1stラインの四次職のもので，2ndラインや3rdラインの四次職の実装時期はまだ未定とのことだった。

　四次職の説明も終わり，いよいよ参加者による体験会がスタート。会場内は静まりかえって，キーを押す動きやマウスを押す音ぐらいしか聞こえない。プレイヤーの集中度合いや，期待の高さがうかがえた。

「軽食も用意してありますので……」とスタッフからアナウンスがあったものの，誰一人席を立つことなく黙々とプレイ

　筆者も四次職を体験できたので，フォーススキルについて分かったことを紹介していこう。

　四次職への転職と同時に「新たな力：フォース」というアイテムが手に入る。このアイテムを開封すると，フォーススキルを覚えられるアイテムが入手できる。

習得したスキルは，フォースインベントリに収納され，フォーススキルスロットにセットすることで活用できる

フォーススキルの「チェンジ」は，既存のスキルのパワーアップ版ともいえる性能を有している。しかも消費MPが増えることはないようだ

　静かに進んだ体験会だが，最後に山下氏を含めた参加者達による決戦（PvP）が行われた。日本では初となる四次職同士の決戦である。

　誰もが熱心なELSWORDプレイヤーだけあって，腕前もかなりのもの。初めてとなる四次職でも，これまでのプレイ経験を生かして，機敏な動きを見せていた。まだあまり四次職をプレイできていないと話す山下氏も一緒になって対戦を楽しみ，和気藹々といった雰囲気の中で体験会は締めくくられた。

体験会終了後には，ELSWORDグッズの抽選会も行われ，全員がグッズを手に帰宅していった

「ELSWORD」公式サイト