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[E3 2008#18]約18年前にアメリカで作られた「Kings Bounty」が「King’s Bounty:The Legend」となってロシアで復活
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印刷2008/07/17 15:23

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[E3 2008#18]約18年前にアメリカで作られた「Kings Bounty」が「King’s Bounty:The Legend」となってロシアで復活

画像集#001のサムネイル/[E3 2008#18]約18年前にアメリカで作られた「Kings Bounty」が「King’s Bounty:The Legend」となってロシアで復活
ロシアからやってきた1CのAnatoly Subbotin氏
 「Kings Bounty」というゲームを知っているだろうか。これは,1990年に発売されたシミュレーションRPGで,世界的に評価の高い,マイト&マジック ヒーローズシリーズの原型といわれている作品である。
 Kings BountyはアメリカのNew World Computingが開発したのだが,現在ロシアのデベロッパ1CとKatauri Interactiveとで,最新技術を用いて同作をリニューアルするというプロジェクトが進行している。新生Kings Bountyの名は,「King's Bounty: The Legend」だ。


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 本作は,ロシアでは1Cから発売される予定だが,北米地域ではATARIがパブリッシャとなるため,E3 Summit 08ではATARIブースに出展されていた。本作の開発が発表されたばかりのころは,Kings Bountyの続編として紹介されていたが,1CのAnatoly Subbotin氏によると,本作はあくまでもリメイクであり,基本のストーリーは同じなのだという。


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 もともとKings Bountyが好きなメンバーが集まって,似たようなゲームを作っていたところ,1Cが同作の権利を獲得,正式にリメイク作品として開発作業が開始されることになった。実際に作っているメンバーこそ異なるが,同作を愛している人達が集まって作っているだけに,その再現度には大いに自信があるそうだ。

 シンボルとなるキャラクターをマップ上で移動させ,敵のシンボルキャラに接触させると,ターン制の戦闘シーンに移るという基本システムは踏襲される。だが,画面写真を見れば分かるように,細部まで描かれたグラフィックスは非常に美しく,見た目は完全に「今」のゲームだ。風に揺れる草木や流れていく雲なども緻密に作り込まれており,ゲーム性に直接関係ない要素ではあるが,ついつい見とれてしまう。

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 キャラクターのサイズも格段に大きくなっており,迫力が増している。またジャイアントは見た目が巨大なだけでなく,歩くだけで周りの敵にダメージを与える力を持っている点など,なかなか興味深い。

 モンスターの種類は約60種類で,どのモンスターも味方にできる。ほとんどのモンスターは特殊なスキルを持っており,多種多様な攻撃ができる。だが,スキルはいつでも使えるものばかりではなく,発動させたり,効果を最大限に発揮したりするには条件が必要なものも少なくない。例えば,槍を持ったモンスターは助走をつけて攻撃すると与ダメージが増すスキルを持っているが,それは助走するスペースがないと使えないといった具合だ。モンスターの特徴を把握し,的確に指示を与えていかなければならない。詰め将棋のような頭の使い方が必要になるだろう。

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 また,戦闘開始時には魔法の使用が可能だ。敵と味方のメンバー構成をしっかりと把握したうえで,状況にあった魔法を唱えるのだ。最初はほとんど魔法を使えないが,最終的には150種類もの魔法を覚えられるので,ゲームの進行に合わせて,戦術の幅も広がるだろう。

 本作は普通に遊んでも,クリアまでに50時間以上かかるということで,ボリュームは十分と思われる。また,基本ストーリーはKings Bountyと同様だが,クエストの内容などは異なっているので,Kings Bountyをやり込んだという人も,新鮮な気持ちでプレイできるだろう。
 マイト&マジック ヒーローズシリーズが日本語化されたという過去もあるので,本作の日本語版にも期待したいところだ。

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  • 関連タイトル:

    キングズ バウンティ ザ レジェンド 日本語版

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