ニュース
[G★2007#41]すべて実銃の銃声を使ったオンラインFPS「Combat Arms」
その第一は銃声。このゲームに登場する火器の発砲音はすべて,アメリカのシューティングレンジで実物を撃った音をサンプリングして組み込まれたものだ。サンプリング風景をムービーにして公式サイトで公開しているところからも,力の入れようが伝わってくる。
こだわりのポイントであり,また,ゲームとしての特徴にもなっているのが,火器のカスタマイズだ。現実の特殊部隊の隊員は,しばしば自分の体格や好みに合わせて銃の各部(といっても,ストックやスコープなどに限られると思うが)に手を入れる(ことが許されている)。このゲームではそれが再現されており,ゲームとしてのご都合主義的なスペック強化でなく,現実に基づいたカスタムパーツや調整項目が用意されるという。ブースの試遊台にはまだ反映されていなかったが,弾薬の種類も選べるそうだ。反動を抑えるために薬量を減らした弱装弾や,極限まで初速を上げるためのニトロエクスプレス弾などが,銃の種類によっては使えるようになるのだとしたら,これはかなりのワクワク感である。
「Combat Arms」を使ったブース内イベントの様子 |
現時点での完成度は70%,2007年内のサービスインが予定されている。本作はリアルさをウリにするだけあって,プレイヤーキャラクターは当然ながらあまり被弾に耐えられない(いや,リスポーンするだけだろうが)。ブース内イベントで,4vs.4(舞台は軍事基地,装備は両軍とも米軍式に統一されていた)の対戦が行われていたこともあって,それなりに注目を集めていた。激戦区であり,寡占状態ともいわれる韓国オンラインFPS市場に,硬派なプレイ内容を引っ提げて登場する本作が,どれだけの人気を獲得できるのか,たいへん気になるところだ。
- 関連タイトル:
Combat Arms(旧題 Project Black)
- この記事のURL: