9月に入ってからティガレックス，リオレイア/リオレウス希少種，イャンガルルガと強力なモンスターが次々に登場し，大忙しのハンターを多数輩出し続ける「モンスターハンター フロンティア オンライン」（以下，MHF）。
　今回は，ゲーム開始当初から利用できるにもかかわらず，ゲーム中であまりクエストの募集を見かけない“アリーナ”，そして名前こそ見かけるものの，ただプレイしているだけではクエストは発生しない「森丘」フィールドのクエスト登場条件について解説しよう。

　アリーナで受けられる演習には，「狩猟演習」と「闘技演習」の2種類がある。これらの演習は通常のクエストと異なり，クエスト達成報酬がZenyではなく，専用の“演習ポイント”で付与される。最大4人で挑戦できる点は通常のクエストと同じだが，クエストメンバーの誰かが1回でも力尽きるとクエスト失敗となるので気を付けてほしい。
　また，いずれの演習も装備/アイテムともにクエストごとに指定されており，自前の装備/アイテムは持ち込めない。クエストごとに指定された武器/防具とアイテムを使うことになるのだが，あらかじめ用意された4種類の中から選ぶことになる。例えば，対ゲリョス演習では弓とライトボウガン，対リオレイア演習にはハンマーと狩猟笛しか用意されていない。自分が普段使っている武器以外を使いこなす必要が出てくるのだ。

　狩猟演習は，メインターゲット一つとサブターゲット二つが用意されている点は通常のクエストと同じだが，メインターゲットの達成は必須で，サブターゲットだけでクリアはできない。メイン/サブターゲット以外にも加点要素および減点要素が細かく設定されており，行動が細かく採点される。基本的には，好戦的なモンスター（大型含む）を倒す（部位破壊する）と加点，回復アイテムを使ったり非好戦的な一部モンスターを倒したりすると減点されるという仕組みだ。
　また，モンスターからの剥ぎ取りや採集/採掘などで手に入るアイテムは通常のクエストとはまったく異なるので，最初は面食らうかもしれない。狩猟演習を有利に進めるには，狩猟演習独自の剥ぎ取り傾向把握と，通常のクエスト以上の調合知識が求められることになる。なお，最初に選べる狩猟演習は4種類だが，ハンターランク31以上になると5種類の高難度狩猟演習が追加され，計9種類となる。

　闘技演習も基本ルールは狩猟演習と同じだが，こちらはハンターランク11以上にならないとプレイできない。最初に選べるのは一つだけで，クリアするごとに次の演習が追加されていく。簡単なものから順に，ドスランポス2頭，ゲリョス，リオレイアの討伐となる。また，ハンターランク17でショウグンギザミ，同31でディアブロス2頭の討伐が追加され，計5種類のクエストを受けられる。なお闘技演習では，舞台は闘技場/大闘技場となるため，ターゲット以外のザコモンスターは登場しない。
　闘技演習でリオレイア討伐クエストをクリアすると，大型モンスターを最大3匹まで“ペット”にできるようになる。魚竜種や古龍種を除く大型モンスター（亜種や希少種も含む）を，通常クエストで捕獲するとペットにできる。
　「大闘技会」は，ペットを所有するハンター同士で行う対戦で，プレイヤーキャラクターと対戦相手のペット，対戦相手のプレイヤーキャラクターと自分のペットが一つのフィールドで戦うという変則的なもの。ハンター同士やペット同士が戦うものではない。成績はプロフィールに記載され，50勝または50敗すると称号が与えられる。
　なお筆者は女性キャラクターを使っている。赤黒チェックのミニスカートとブーツの組み合わせが可愛いと一部で人気の「ヒーラーUソックス」に挑戦しようと思ったものの，生産/強化に各種コインと古龍素材が大量に必要と知りげんなり。現在保留中である……。

「鳥竜のコイン」を素材とする「イーオスーツボディ」。大きく開いたセクシーな胸元が男女を問わず人気だが，防具としては性能にクセが強く使いどころを選ぶ

　演習をクリアして得られる演習ポイントは，“武器チケット”や“コイン”各種と交換可能だ。また演習中に狩猟したモンスターに応じて，“飛龍のコイン”“魚竜のコイン”といった報酬を得られる場合もある。こうしたチケットやコインは，いずれも特殊な武器/防具の素材となる。これらの素材から生産できる装備は，外見に大きな特徴があるため，他人とはちょっと違ったファッションを楽しみたいという人にはお勧めだ。
　例えば，“鳥竜のコイン”を必要とする胴パーツの「イーオスーツボディ」に，脚パーツに「ガブラスーツフット」などを組み合わせれば，ちょっとしたバイカー風ファッションの出来上がり。さらに，メゼポルタ広場の美容室で頭をアフロヘアに変えれば，70年代のディスコヒーロー風になる。

　ただ，演習の報酬で生産できる装備は，付与される属性やスキルに少々クセがあり，防具の場合は全般に防御力が低めである。なかなか本命のクエスト装備には取り入れにくく，ロビー装備向けといえるものが多い。強化に必要となる素材の入手に費やす手間と資金を考えると，無理に生産する必要はないのだが，人と違った装備で目立ちたいという人はチャレンジしてみよう。