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「テニクル」CBTの模様を軽くレポート&スクリーンショット集を掲載
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印刷2007/07/09 21:03

レビュー

「テニクル」CBTの模様を軽くレポート&スクリーンショット集を掲載

 ハイファイブ・エンターテインメントは,6月29日から7月5日までの期間,オンラインテニスゲーム「テニクル」チェックアップテスト(クローズドβテストに相当)を実施した。今回のテストでは,シングルス/ダブルスといった対戦機能と,アイテムショップなどが公開されていただけだが,それでも,テニスゲームとしての十分楽しめる内容となっていた。
 最初に選べるキャラクターは,ミユ,ショウ,ゴウ,マオの4人。例えば女の子キャラでも,マオはサーブが,ミユはバックハンドが得意といった具合に,それぞれ初期ステータス値が異なっている。また「プレイスタイル」を選ぶことで,さらにキャラクターの得意な技を際立たせることも可能だ。ネット際でのボレーが光る「ネットクラッシュ」,強烈なスマッシュとフォアハンドが得意な「クリティカルスマッシュ」など,全6パターンが用意されていた。



■プレイ可能なモードは2種類
■次期βテストでのさらなる実装に期待

 モード選択画面では,計五つのゲームモードが確認できたが,チェックアップテストでは,シングルス/ダブルスの試合を行う「誰でも対戦」と,特定のアクションをNPC相手に練習できる「特訓」の二つのみ。「トーナメント」「スターパニクル」「トップを目指せ!」の三つは未実装となっていた。
 キャラクター作成後,NPC相手のチュートリアルなどは始まらず,いきなり「誰でも対戦」モードで試合に挑める。基本操作はA/S/Dキーおよびカーソルキーで行い,カーソルキーが移動,Aがトップスピン,Sがロブ,Dがバックスピンに割り当てられていた。また,それぞれの球種は,キーの長押しで威力が上昇するという仕様も存在し,テニスゲームとしては,なかなかプレイヤースキルを問われる作りといえるだろう。
 だからこそ,ゲームをスタートした直後にチュートリアルがほしかった,というのが率直な感想だが,そのあたりは特訓モードで代用できなくもない。

左:「誰でも対戦」は,ごく普通に試合を楽しむ対戦モード。「新入生」「涙の練習生」「話題の新人」といった等級から,自分のレベルに合った相手を探せる「マッチング機能」も備わっていた 右:ボレー,フォアハンド,スマッシュなど,5つのアクションを集中的に練習できる特訓モード。制限時間内にクリア条件を満たせば,プレゼントとしてステータスボーナスがもらえる


 コートは,「ヨーロピアンガーデン」「海上リゾート」「水の都」「テニクルスタジアム」の4種類が実装されていた。ルームマスター(試合を主催するプレイヤー)は,シングルスかダブルスかを決めたのち,「公式戦」「親善試合」のうちどちらかを選択できる。親善試合をすると,対戦料としてゲーム内通貨「KURU」が入手できる。
 一方公式戦では,互いがKURUを賭け金として提出し,真剣勝負が行える。KURUは,アイテムショップで衣装を購入するために利用するほか,「特訓」モードでのトレーニング料金としても使用できる。
 ちなみにダブルスでは,自分のパートナーとしてNPCを呼び出せる。ダブルスを楽しみたいのに人数が揃わない……,という場合には,NPCを活用するといいだろう。

上段左:ヨーロピアンガーデン 上段右:海上リゾート 下段左:水の都 下段右:テニクルスタジアム


■試着はもちろん,1日だけのお試しも嬉しい
■アイテムショップとアバターアイテム

 アイテムショップではキャラクター別に,髪型,ラケット,靴といった衣装が販売されている。チェックアップテストでは,すべてゲーム内通貨「KURU」で購入できるものばかりだったが,いずれは,アイテム課金用の仮想通貨(TENI)を対象とするアイテムも販売されるのだろう。

 衣装は,基本的に外見を変更するアバターアイテムだが,なかには「バックハンド+1」「サーブ+2」といった具合に,ボーナス効果が付いているものもある。複数の効果がついているものほど値段は高い傾向にあるようだ。
 なおテニクルでは,アイテム購入時に「期間制」または「ゲーム回数制」を選ぶことができ,「1日」「50ゲーム」などの短い期間に設定すれば,グっとお買い得な値段で購入できるのだ。高性能かつ高価なアイテムを,初心者でも気楽に使えるというのは,実に嬉しい仕様である。



■専用SNS「テニクルメンバーズ」がつなぐ
■プレイヤー同士のコミュニティ

 テニクルというタイトルは,多彩なテニスのゲームモードと,SNSによるサークル活動に由来している。サークル活動とは,テニクルの登録者だけが利用できるSNS「テニクルメンバーズ」のことだ。
 テニクルメンバーズでは,ゲーム内での対戦相手,試合の結果,これまでの戦績が自動的に記録されるほか,テニクルメンバーズだけが閲覧できるブログを書くこともできる。 対戦相手のページへもワンクリックで移動できるので,試合を通じて新しい友達を作るのは,さほど難しくはないだろう。忙しくてあまりゲームにログインできない人でも,ブログを通じてサークル活動気分が味わえる,なかなか面白い仕組みである。

 今回のチェックアップテストでは,利用できる機能が一部制限されていたとはいえ,テニクルの本質的な魅力が十分確認できた。シンプルな操作でしっかりとしたテニスゲームが楽しめるだけでなく,アバター性やコミュニティといった面でも,注目に値するシステムが盛り込まれているようだ。同作に関心を抱いた人は,次回のテストを楽しみにしていてほしい。(ライター:麻生ちはや)

■「テニクル」のスクリーンショット集は「こちら」







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