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Xbox 360用日本語版「BIOSHOCK」が披露された,スパイクとMSのユーザーイベント「SPIKE・Xbox 360 New Year Party 2008」
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印刷2008/01/21 19:25

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Xbox 360用日本語版「BIOSHOCK」が披露された,スパイクとMSのユーザーイベント「SPIKE・Xbox 360 New Year Party 2008」

 スパイクとマイクロソフトは,ユーザーイベント「SPIKE・Xbox 360 New Year Party 2008」を,東京都杉並区にあるマイクロソフト代田橋オフィスで1月19日に開催した。
 このイベントは,日本におけるXbox Liveのサービス開始5周年を記念し,ファンサイト運営者などを招いて開かれたもの。ステージ上で新作紹介が行われたほか,会場に用意された試遊機では,いち早く新作に触れることもできるようになっていた。
 また,ダンディ坂野さん,さくらんぼブービー,鳥居みゆきさんといったタレントが登場し,大いに盛り上がりを見せていた。

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海外で高く評価された「BIOSHOCK」などの
Xbox 360用日本語版が登場


 基本的にXbox 360のイベントということで,紹介された以下の3タイトルは,いずれもスパイクが発売を予定しているXbox 360用の作品だ。

Battlestations: Midway(2月7日発売予定)
 太平洋戦争を題材とするアクション/ストラテジー。登場するすべての兵器を操れることを特徴としており,プレイヤーは戦闘機,戦艦,潜水艦といった兵器を随時切り替えつつ,戦いを進めていく。
 また,兵器を直接操作するだけでなく,司令官となって各部隊に指示を与えることも可能だ。

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Tomb Raider: Anniversary(3月27日発売予定)
 前作にあたる「Lara Croft Tomb Raider: Legend」のゲームエンジンを用い,シリーズ中最も人気の高い第1作をリメイクした作品。
 グラフィックスが大幅に向上しているだけでなく,新たなアクションや謎解きが追加されており,かつて同作をプレイした人も十分に楽しめるとのこと。

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BIOSHOCK(2月21日発売予定)
 PC版が2007年8月に海外でリリースされ,高い評価を獲得したSF FPS。プレイヤーは,荒廃した海底都市ラプチャー(Rapture)に迷い込んだジャックとなり,この謎に満ちた都市を探索することになる。

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 BIOSHOCKはアクションゲームだが,綿密に作り込まれた世界観と,非常に深みのある物語性を持つ作品だ。
 ゲームの背景をざっと紹介しよう。舞台となるラプチャーは,1900年代中頃に築かれた海中都市。繁栄の象徴であったラプチャーだが,ウミウシから抽出された「アダム」と呼ばれる遺伝物質の発見が,この都市に影を落とすことになる。

 アダムは,人間の肉体を強化する効果がある半面,人としての理性を失わせる副作用を持つ。ラプチャーでは,このアダムの開発競争が激化。一般人を“実験台”として用いるなどした結果,人々は理性を失っていき,ラプチャーは壊滅へと向かったのである。

 本作に登場するのは,アダムによって正気を失い,モンスターのような姿に変貌した人間「スプライサー」と,死体からアダムを抽出する能力を持つ,少女の姿をした“生き物”「リトル・シスター」,そしてそのリトル・シスターを守護する「ビッグ・ダディ」といったキャラクター。リトル・シスターとビッグ・ダディの関係性も,ゲームの大きな見どころになっている。

 このように,本作は綿密に作り込まれた世界観と,キャラクター同士の関係をテーマとする奥深いストーリーを特徴としている。
 日本語版では,テキストだけでなく音声もローカライズされているので,より深くゲームを楽しめそうだ。

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「BIOSHOCK」のシニアデザイナー
Dean Tate氏が開発の裏話を披露


(左から)2K Australia シニアデザイナー Dean Tate(ディーン・テイト)氏,スパイク プロデュース部海外グループプロデューサー 飯塚康弘氏
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 今回のイベントでは,スパイクのプロデュース部海外グループプロデューサー 飯塚康弘氏と,2K Gamesの開発スタジオ2K Australiaでシニアデザイナーを務める,Dean Tate(ディーン・テイト)氏が報道陣の質問に答えてくれた。

 飯塚氏は,BIOSHOCKの日本語化にあたり,当初は字幕のみをローカライズすることを考えていたそうだ。しかし実際に遊んでみて,BIOSHOCKの世界観をより深く理解してもらうには,それだけでは不十分だと感じ,音声の日本語化を決断したという。

 BIOSHOCKは,2K Australia,2K Boston,2K Shanghaiが共同で開発にあたり,5年以上の歳月をかけて作り上げた作品だ。Tate氏によると,スタジオ同士のコミュニケーションには苦労したものの,より良い作品を作るべく刺激し合うことで,モチベーションを維持できたとのこと。また,作業を完全に分担するのではなく,それぞれのスタジオで同じものを作ることで,スタジオ間の競争意識を高められたそうだ。

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 上で述べたように,リトル・シスターは,ラプチャーでアダムを抽出できる唯一の存在。アダムはラプチャーの住人すべてにとって不可欠の物質であり,プレイヤーにとっても例外ではない。
 そのリトル・シスターを守護するビッグ・ダディを倒すと,プレイヤーは,リトル・シスターを“ハーベスト”(刈り取るの意。ここでは殺すことを指す)してアダムを手に入れるか,助けるかの選択を迫られることになる。
 ゲームの暴力表現が取りざたされることの多い昨今,少女の姿をしたリトル・シスターを襲う表現を盛り込むという,ある種のチャレンジをあえて行ったのはなぜか。
 その理由ついてTate氏は,リトル・シスターをハーベストするかどうかの選択はあくまでもプレイヤー次第であると説明。選択そのものも,ゲームの大きなテーマになっているとした。

 さて,4Gamerの読者ならば知っている人も多いと思うが,以前,スパイクから「Lara Croft Tomb Raider: Legend」「Hitman: Blood Money」のXbox 360用日本語版が発売されたあと,いずれもPC用日本語版が(ズーから)リリースされた経緯がある。というわけでPCゲーマーとしては,今回紹介された3タイトルのPC版が日本語化されることに,大いに期待したいところだ。
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    バイオショック 日本語版

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    バトルステーションズ:ミッドウェイ 日本語版

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